今回はその強烈すぎるストーリーとキャラクターで話題を攫った傑作漫画「チェンソーマン」から、武器人間の一人「ソードマン/須郷ミリ」について解説します。
ソードマン(須郷ミリ)は第一部で長剣の悪魔に変身する力を持った武器人間・長剣として登場した少年。
チェンソーマンに敗北し死亡したかと思われていましたが、第二部で無事再登場を果たしています。
皆がデンジを利用しようとする中、純粋にデンジに感謝と友情を抱いていたソードマン(須郷ミリ)。
本記事ではそんな彼のプロフィールや第一部、第二部それぞれでの活躍を中心に解説してまいります。
「チェンソーマン」ソードマンのプロフィール
基本プロフィール(年齢など)
「ソードマン/須郷ミリ」は長剣の悪魔に変身する力を持った少年。
第一部においてマキマに支配され、公安対魔特異5課の一員として登場しました。
ただ第一部では名前すら名乗ることなく退場。
第二部で再登場を果たし、須郷ミリという本名が判明します。
外見はやんちゃそうな雰囲気のイケメン。
年齢は第二部でデンジと同じクラスに転校してくるため16~17歳と思われますが、22歳の同級生もいるためあまりあてにはなりません。
性格は良くも悪くも素直で口は悪いですが、根は善良で義理堅いタイプ。
デンジと同様に劣悪な環境で育ってきたようで、結構アホの子ではありますが、「俺は人間だ! ちゃんと考えさせろ!」と発言するなど、デンジよりは真面目に生きようとしています。
趣味はランニングとピアノ。
なお「ソードマン」とはチェンソーマンにあやかって名乗った自称ですが、デンジからは「ダセェ」と一蹴されていました。
武器人間・長剣~そんなに強くない?
「ソードマン/須郷ミリ」は武器人間と呼ばれる武器の悪魔に変身する力を持った特殊な人間。
悪魔の心臓を移植された存在であり、デンジ(=チェンソーマン)の同類でもあります。
武器人間は悪魔以上の不死性を持つ超人で、単に悪魔に変身できるだけでなく、例え死んでも血を与え変身のトリガーさえ引けば蘇生することができます。
「ソードマン/須郷ミリ」は長剣の悪魔に変身できるため、第一部では武器人間・長剣として紹介されていました。
スペックだけ見れば非常に強力な存在なのですが、しかし実戦では全く良いところがないのがこのソードマン(須郷ミリ)。
須郷ミリ本人があまり大した戦闘技術を持ち合わせているわけではないらしく、同じ武器人間のクァンシは勿論、サムライソードと比べても戦闘能力では一段劣る印象です。
「チェンソーマン」ソードマン・第一部
マキマによる支配
「ソードマン/須郷ミリ」は第一部において、マキマに支配され他の武器人間たちと共に公安対魔特異5課のメンバーとして登場(86話)。
対チェンソーマン向けの戦力としてチェンソーマンに戦いを挑むことになります。
「初作戦 ちょっとはマキマさんに」
「いいトコ見せねぇとな」
と発言しており、この当時はマキマの能力で完全に支配され、彼女に心酔していたようですね。
ただこの時のチェンソーマンはデンジではなくポチタの意識が表に出てきており、その戦闘力は激ツヨ。
ソードマン(須郷ミリ)はあっさり首チョンパされ、他の武器人間たちと共に敗北しています。
サムライソードらと共に死亡?
その後再びマキマらとともに登場し、墓地でチェンソーマンと対決するソードマン(須郷ミリ)。
ただこの時も、チェンソーマンに叩き切られてあっさり敗北、退場してしまいます。
このソードマン(須郷ミリ)を含めた武器人間たちは、これが第一部最後の登場となってしまったため、その後の行方や生死は長らく不明となっていました。
先の戦いではマキマがいたので復活できたのでしょうが、今回はそれもなし。
武器人間は基本的に不死身なので生存の可能性は残されていましたが、死体を焼かれたりすればその限りではないため、一部では死亡説も流れることになります。
「チェンソーマン」ソードマン・第二部
ウェポンズの一員として再登場
「ソードマン/須郷ミリ」は第二部138話において再登場を果たします。
チェンソーマン教会のポスターを眺めるデンジに話しかけ、「ソードマン」を自称。
デンジの通う第四高等学校の同じクラスに転校してきます。
武器人間としての正体を明かし、デンジにチェンソーマン教会に勧誘するのですが、今の普通の生活に満足しているデンジはチェンソーマン教会に入ろうとはしません。
しかし別れ際、
「俺とくれば……」
「女も抱き放題なのにな……」
というソードマン(須郷ミリ)の言葉に、心動かされたデンジはチェンソーマン教会に入信を検討することになります。
デンジへの感謝と友情
バルエム(武器人間・火炎放射器)ら他のウェポンズは、基本的にデンジを利用することしか考えていませんが、ソードマン(須郷ミリ)はそうした事情抜きにデンジと友達になりたいと考えていました。
ソードマン(須郷ミリ)は自分をマキマから解放してくれたデンジに感謝しています。
そのためデンジに対しては好意的で、彼を仲間に引き込もうとするのもそうした「友達になりたい」という想いからくるものでした。
ただそうしたソードマン(須郷ミリ)の想いとは裏腹に、チェンソーマン教会はデンジを利用し、彼から普通の生活を奪おうとしており……
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