今回は「週刊少年サンデー」で連載中の大人気ファンタジー「葬送のフリーレン」から、魔族最強の戦士「血塗られし軍神リヴァーレ」について解説します。
リヴァーレとは七崩賢とも同格の大魔族であり、その中でも武技を極めた将軍。
作中で正式に登場したのはヒンメル一行の過去を描いた「女神石碑編」ですが、実はそれ以前にも名前や姿は登場しており、特にシュタルクとは因縁のある存在です。
本記事ではリヴァーレのプロフィールや強さ、その登場話とシュタルクとの因縁を中心に解説してまいります。
「葬送のフリーレン」リヴァーレのプロフィール
基本プロフィール
血塗られし軍神リヴァーレとはかつて魔王に仕えた魔族の将軍であり、アウラやマハトたち七崩賢とも同格の大魔族です。
外見は大きな二本角と長髪が特徴の大柄で垂れ目の男性。
細かいことを気にしない豪快な性格でとても好戦的。
生粋のバトルジャンキーであり、同時に強者に対しては敬意を払う武人でもあります。
詳細は不明ですが、ソリテールやグラオザームたち長い年月を生きた大魔族を「若造」呼ばわりしていることから、魔族の中でもかなりの高齢と思われます。
名前の由来はドイツ語で「好敵手」。
七崩賢と同格の大魔族であり「将軍」
リヴァーレは前述した通り、魔王直下の幹部である七崩賢とも同格に振る舞う大魔族であり、人類の分類では「将軍」と呼ばれるタイプの魔族です。
将軍とは魔王軍の幹部という意味ではなく、熟練の魔族の戦士を表す言葉。
通常、魔族とは一つの魔法の研究に生涯を捧げる種族ですが、中には魔力で肉体を強化し、魔法ではなく武技を極める者も存在します。
それが将軍。
膨大な魔力で肉体を強化し、何百年もの時間をかけて武技を練り上げてきた将軍の強さはすさまじく、フリーレン曰く魔王軍の中にはアイゼンよりも強い将軍さえいたそうです。
その一人がリヴァーレです。
「葬送のフリーレン」リヴァーレの強さ
リヴァーレは魔族最強の戦士を自称しており、事実その通りの実力者と思われます。
膨大な魔力で強化した身体能力は圧倒的の一言で、フリーレンの魔力探知範囲外から一瞬で接近し、拳の一振りでクレーターを作り出すほど。
作中ではアイゼンが斧を使うことに合わせて魔力で斧を生み出して戦っており、恐らくどんな武器でも使いこなせる武芸者だと思われます。
その実力はアイゼンでさえ防御に徹して足止めするのがやっと。
例え攻撃を当てても、半端な攻撃では強化された肉体に傷一つ付けることはできません。
リヴァーレに遊びが無ければ、あるいは最後まで戦っていれば、アイゼンでさえ確実に敗北していたと思われる最強の戦士です。
「葬送のフリーレン」リヴァーレの登場話
リヴァーレが正式に登場したのはヒンメル一行の過去を描いた女神の石碑編。
116~118話で終極の聖女トート、無名の大魔族ソリテール、そして七崩賢奇跡のグラオザームと共に登場し、フリーレン一行を襲撃しています。
ただ正式に顔と名前が登場したのは116話のラストですが、実はリヴァーレはそれ以前にも作中に名前や姿が登場していました。
名前そのものは95話でフリーレンがフェルンに戦ってはならない大魔族の一人としてリヴァーレの名前を挙げており、こちらが名前の初登場。
そして姿については、ハッキリ明言されているわけではありませんが26話というかなり初期の段階で登場しており、シュタルクの故郷を滅ぼした魔族こそがリヴァーレだと言われています。
「葬送のフリーレン」リヴァーレとシュタルクの因縁
シュタルクの故郷を滅ぼした魔族?
リヴァーレはシュタルクと隠れた因縁がある存在です。
前述した通り、ハッキリ明言されているわけではありませんが、シュタルクが幼い頃に故郷の戦士の村を襲撃し、滅ぼした魔族こそがこのリヴァーレ。
シュタルクは兄シュトルツに逃がされましたが、恐らくシュタルクの家族はリヴァーレに皆殺しにされてしまったものと思われます。
シュタルク自身は逃げ出した臆病な自分を悔いてはいるものの、特にリヴァーレに対して復讐心などは抱いていないようですが……
現在も存命中、強敵を求めて必ずシュタルクの前に現れる
リヴァーレはヒンメルの死後も生存していることがフリーレンの口から語られています。
現在の行方は不明ですが、恐らくリヴァーレは今も強敵を求めて戦場を彷徨っているものと思われます。
となるとフリーレン一行の戦士であり、自らに傷をつけた戦士アイゼンの弟子であるシュタルクに目を付け、いずれ彼の前に現れるのは必然。
勿論、今のシュタルクではリヴァーレに遠く及ばないでしょうが、シュタルクはアイゼンが自分を超える戦士になると言った逸材です。
成長したシュタルクをリヴァーレが見逃すはずがなく、いずれシュタルクの前に立ちふさがるものと思われます。
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