「呪術廻戦」祈本里香(りかちゃん)~解呪・成仏したのに何故復活? その強さ、過去、声優は~

 今回は「呪術廻戦」から、前日譚「東京都立呪術高等専門学校」の正ヒロイン「祈本 里香(おりもと りか)」(りかちゃん)について解説したいと思います。

 祈本里香は乙骨憂太に憑りついた(?)幼馴染の少女の怨霊であり、特級過呪怨霊と呼ばれる作中でも最強クラスの存在。

 ここでは非常に複雑な過去と背景を持つ祈本里香という少女、そして前日譚で解呪されたはずの彼女が何故本編に登場しているのかなどについて深掘りしていきます。

 なお、「折本」ではなく「祈本」が正当ですのでお間違えなく。

呪術廻戦、祈本里香(りかちゃん)ってどんな奴?(ネタバレ注意)

基本プロフィール(声優など)

誕生日不明(享年11歳)
所属不明(強いて言うなら憂太)
好きなもの憂太
嫌いなもの憂太以外の人間(特に女性と年上男性)
大嫌いなもの祖母の茄子の煮浸し
声優花澤香菜

 祈本里香とは前日譚「東京都立呪術高等専門学校」の主人公、乙骨憂太の幼馴染で、本編の6年前に憂太の目の前で車に轢かれて死亡してしまい、怨霊となってしまった少女です。

 祈本里香は憂太と結婚の約束をするほど仲が良く、当初は憂太への執着から怨霊と化し、彼に憑りついたと考えられていました。

 しかし実際は、呪術師として高い潜在能力を持つ憂太が無意識のうちに祈本里香を呪い、自らの元に縛り付けていたことが前日譚のラストで判明します(このあたりの詳細を知りたい方は呪術廻戦0、あるいは乙骨憂太の紹介記事をご覧ください)。

 とは言え、怨霊と化した祈本里香もそれをノリノリで受け入れており、憂太を守り、憂太につく悪い虫を猛々しく排除していましたから、これはこれで幸せだったんでしょう。

 映画版で声優が誰になるかの予想も白熱していましたが、花澤香菜さんに決定。

 「憂太! 憂太っ!」と猛々しく叫ぶ未知の演技ですから、どうなるのか非常に楽しみですね。

【追記】期待以上の叫びでした。

祈本里香の過去(生前)、乙骨との関係

 さて、それでは祈本里香とはどんな少女だったのか。

 生前の彼女は長い黒髪と口元のほくろが特徴的な美少女、自らの容姿に自覚的で、意図的に大人さえ操るような「強い」少女でした。

 憂太以外の人間が嫌いで、憂太への独占欲は無茶苦茶強かったのですが(死後も変化なし)、憂太の妹には打算的に優しく接していたようです。

 5歳の時に家族で登山に出掛け、母親が謎の急死、父親もその直後に失踪。祖母は里香が息子とその嫁を殺したのだと強く思い込んでいましたが……詳細は不明です。

 憂太とは登山後に保護された病院で知り合ったそうですが、憂太の何が祈本里香の琴線に触れたのか、その辺りのエピソードは今のところ語られていません。

 ちなみに、里香が年上の男性を嫌いな理由は生理的なものでトラウマなどではないそうなので、そこは安心ですね。


呪術廻戦、祈本里香(りかちゃん)の強さ

特級過呪怨霊、呪いの女王と呼ばれたその力

 作中で祈本里香は特級過呪怨霊と呼ばれています。

 そもそも過呪怨霊とは、一個人に執着し、その個人への加害等を条件に顕現する者を指す言葉で、祈本里香はその中でも無尽蔵の呪力から特級に指定されていました。

 暴走すれば街一つが消滅するとされ、その危険性から祈本里香を宿す乙骨憂太には秘匿死刑が執行されそうになったほど。

 また、単に呪力が強いだけでなく、呪言など他者の術式を自在に模倣するといった離れ業を見せています。

 まさに呪いの女王。

 前日譚ではその桁外れの能力持つ祈本里香を巡って熾烈な争いが引き起こされています。

作中での位置付けは? 宿儺や五条悟とどっちが強いの?

 このように、作中でも最強クラスの存在である祈本里香ですが、実際に作中での位置付けはどの辺りなのでしょうか?

 これについては、ファンブックで覚醒した祈本里香と全盛期の宿儺であれば宿儺の方が強い、と明言されています。

 つまり、五条悟や宿儺には流石に及ばない、ということでしょう。

 また、前日譚では特級術師である夏油傑と戦い勝利していますが、戦力を分散させなければ夏油が勝っていたと言われていますから、特級術師クラスと戦えば互角かやや分が悪い様子。

 最強クラスではあっても、本当の最強には及ばない、といったところでしょう(潜在能力はともかく)。


呪術廻戦、祈本里香(りかちゃん)は今どうなっているの?

前日譚「東京都立呪術高等専門学校」で解呪・成仏したはず

 さて、前日譚である「東京都立呪術高等専門学校」は乙骨憂太が祈本里香に無意識にかけていた呪いと向き合い、それを解呪する物語でもありました。

 そのため前日譚のラストでは、祈本里香は憂太の呪いから解き放たれ、無事に成仏しています。

 祈本里香の存在によって特級術師に認定されていた憂太は、その後一時的にではありますが4級術師に降格となっています。

 とても感動的なラストであり(是非実際に呪術廻戦0「東京都立呪術高等専門学校」をご覧くらさい)、祈本里香の物語は完結したはず……でした。

渋谷事変後の本編に乙骨と共にしれっと登場、「リカちゃん」とは?

 しかし渋谷事変後、本編に登場した乙骨憂太の傍らには、何故か「リカちゃん」と呼ばれる、あの特級過呪怨霊、祈本里香とよく似た姿があったのです。

 その口調や強大な力はまさに祈本里香そのもの。

「あの感動的なラストで成仏したはずの祈本里香が何で復活しているの?」

 と、前日譚を知るファンは混乱に包まれました。

 この謎を解くカギは、憂太の彼女に対する呼び方にあります。

 前日譚で憂太は祈本里香のことを「里香ちゃん」と呼んでいました。

 そして本編では「リカちゃん」と、微妙にニュアンスに違いがあります。

 つまりこの二つは似てはいても別物。

 178話において「リカ」は折本里香成仏後の、乙骨の外付けの術式と呪力の備蓄であると解説されていました。

 「リカ」は、祈本里香そのものではなく、彼女が残した残穢か何かを用いて作られた式神のようなものです。

 乙骨の術式の本質は「模倣」であり、恐らくはその能力を使って祈本里香を再現したのでしょう。

 どんな形であれ里香を忘れまいとする乙骨の想いが伝わってくるようで、ちょっと嬉しくなりますね。

【まとめ】「呪術廻戦」キャラクター考察wiki

 



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