今回は「呪術廻戦」から、作中最強「五条悟」の足止めという偉業を成し遂げた男「ミゲル」について解説していきたいと思います。
ミゲルは前日譚「東京都立呪術高等専門学校」で敵として登場したキャラクター。
登場シーンは決して多くなく、本編では扉絵などで一瞬その姿が描かれているだけの脇役でした。
本編で五条悟の強さが明らかになる度ファンの間で株を上げ続け、再登場が期待されていたミゲル。
本記事では、そんなミゲルの強さと現在(再登場)を中心に語っていきたいと思います。
「呪術廻戦」ミゲルのプロフィール?(声優含む)
コミックス0巻で敵対した夏油一派の切り札
ミゲルはコミックス0巻、本編の前日譚である「東京都立呪術高等専門学校」において、敵である夏油一派の一員として登場したキャラクターです。
国籍は不明ですが、恐らくアフリカ系(映画の描写から多分ケニア)の黒人で、海外で呪詛師をしていたところを夏油傑にスカウトされ日本にやってきました。
前日譚のクライマックスである百鬼夜行の際には、夏油から五条悟の足止め(しかも10分以上)という無茶ぶりを押し付けられ、見事五体満足でそれを成し遂げた実力者。
ちなみに、五条から「ボビー・オロゴンみたいな話し方」と称されたため、ファンからはボビーの愛称で呼ばれることもあるようです。
声優はなんと山寺宏一さん。
本編での登場回はほとんどないが、五条悟のせいで株が爆上がり
ミゲルは前日譚後に五条に捕まり、乙骨と共に海外に派遣されてしまったため(詳細は後述)、今のところほとんど本編には登場していません。
辛うじて姿が確認できたのは、コミックス4巻33話の扉絵(アフリカらしき場所にいる乙骨とミゲル)と、145話の乙骨の回想、どちらも一コマだけの登場です。
にもかかわらず、本編が進むにつれてファンの間ではミゲルの株が爆上がり。
本編で五条悟の最強ぶりが披露される度、五条と渡り合ったミゲルの凄さが相対的に高まっているんですよね。
「呪術廻戦」ミゲルの強さ(能力、術式など)
百鬼夜行で五条悟を足止めしたMVP(強い!)
ミゲルの強さは具体的にどれほどのものなのか?
百鬼夜行の際、ミゲルは夏油から五条悟の足止めをまかされ、それを10分以上に渡ってたった一人で成し遂げています。
これを他の例と比較すると、渋谷事変では特級呪霊である漏瑚、花御、真人、そして特級相当の脹相の四人で時間稼ぎを行っていますが、約30分が限界でした。
ミゲルが漏瑚たちとは違ってある程度逃げに徹しており、後述する呪具の補助があったことを加味しても、その実力が一級の最上位クラスなのは間違いないでしょうね(特級はまた別格)。
術式:祈祷の詩(ハクナ・ラーナ)
術式:祈祷の詩(ハクナ・ラーナ)
肉体をビートを刻むことで、呪いを退け自らの身体能力を向上させる術式。
五条曰く「領域なしで自分と相手のバフデバフを引き出す感じの術式」で、便利だけとそこまで強くないとのこと。
ただ黒人であるミゲルのフィジカルとこの強化が合わされば、五条でさえ術式抜きでは「線の動きなら勝てるけど、点の動きなら多分負ける」レベルの実力を発揮するそうです。
特級呪具:黒縄(こくじょう)とは?
ミゲルが五条悟に対抗できていた最大の理由は、彼が持つ呪具の特殊性にあります。
特級呪具:黒縄(こくじょう)
あらゆる術式効果を乱し、相殺する力を持つ黒い縄。
一本を編み込むのにミゲルの母国の術師が何十年もかける必要がある希少な品。
これによりミゲルは五条悟の無下限呪術さえ相殺し、かすり傷ではありますがダメージを負わせることに成功しています。
時間稼ぎができたのは、五条がこの呪具の効果を警戒した、というのも大きいかもしれません。
非常に希少かつ便利な呪具ではありますが、五条との戦いで全て消滅してしまっています。
ちなみに作中では何の言及もありませんが、あらゆる術式効果を乱すということですから、所持していると術式が使えなくなるといったデメリットとかありそうですね。
「呪術廻戦」ミゲルの現在は(再登場)?
乙骨憂太とともに黒縄を求めて故郷へ
本編において、ミゲルは五条悟に捕まり、乙骨とともに海外に派遣されています。
その目的は黒縄の残りを探すため。
ミゲルの故郷を訪れたミゲルと乙骨でしたが、これについては完全な無駄足。
黒縄はもう存在しないことが判明しています。
何か月も海外に行っていましたから、色んな部族を巡ってたんでしょう。
ちなみに、京都交流会前のタイミングで五条は乙骨たちに会いに行っていますが、ミゲルは五条には会いたくないと逃げています。よっぽどトラウマだったんでしょうね。
再登場は宿儺との渋谷決戦
渋谷事変後、乙骨は日本に戻ってきていますが、その横にミゲルの姿はなく、二人は別行動をとっていました。
五条に見逃して貰った義理は、乙骨の世話を見たことで果たした、とのことだったようです。
このままフェードアウトかと思いきや、254話では宿儺との決戦で高専陣営が次々と倒れていく中、突如としてミゲルが再登場を果たしました。
ラルゥに説得され、五条と乙骨が破れた後、宿儺の領域が封じられた状態であれば、と条件付きで参戦要請に応じたようです。
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