「税金で買った本」酒口さん~図書館に本を納めているマチノ書店外商部部長、その登場話(初登場・何話)や人間関係など~

 今回はヤンマガ本誌で連載中の図書館お仕事コメディ「税金で買った本」から、マチノ書店外商部部長「酒口(さかぐち)」さんについて解説します。

 酒口さんは主人公の石平くんたちが働く図書館に本を納めている町の本屋さんの部長さん。

 ややこしい図書館の本の購入手続きを柔軟に対応してくれる出来る男性です。

 本記事ではそんな酒口さんのプロフィールや登場話(初登場・何話)、人間関係を中心に解説してまいります。

「税金で買った本」酒口さんのプロフィール

基本プロフィール

 酒口さんは主人公の石平くんたちが働く市立図書館に本を納めている「マチノ書店」の外商部部長さん。

 鼻の横のホクロが特徴の眼鏡をかけた品の良い中年男性です。

 性格は温和で沈着冷静。

 図書館からの難しい注文にも嫌な顔一つせず対応してくれるデキル男。

 白井たち図書館員からの信頼も厚く、非常に頼りにされています。

マチノ書店の外商部部長

酒口さんが勤める「マチノ書店」は市立図書館の契約書店。

 役所である図書館は請求書一つとっても非常に厳しく、本の購入もその辺りの書店でパッと買ってレシートで精算とはいきません。

 そのため図書館ではTRCを通じて購入するか、あるいは「マチノ書店」のような請求書の融通が利く契約書店でまとめて購入するのが一般的。

 酒口さんはそんな図書館など特殊な顧客に個別対応(所謂、御用聞き)を行う外商部の部長さんです。

 酒口さんは古物商許可なども取っていて、作中ではサービスのためにネットで中古本を取り寄せ、請求書などの形式を整えて図書館に納品するといった難しい対応もこなしてくれています。


「税金で買った本」酒口さんの登場話

初登場は「ゼンリン住宅地図(71話)」

 酒口さんの初登場は71話。

 年末の予算調整のために大量購入した本を納品するため、新人の明井さんの挨拶も兼ねて図書館を訪れています。

 基本的に酒口さんは部長さんで偉い人なので普段は図書館の御用聞きなどは行わず、椎名図書係長とたまに話をする程度。

 今回は大量納品だったのと、明井さんの紹介のためにやってきた感じですね。

「書いて貯める家計簿(73話)」で再登場

 酒口さんの再登場は73話。

 新人の明井さんは請求書などでミスが非常に多く、一つ一つは大きなミスではないのですがあまりに繰り返すので、とうとう酒口さんが謝りにこざるを得なくなった形です。

 陽キャの明井さんが苦手な白井は、このまま酒口さんだけがくるようになればいいのにと酷いことを言っていましたが、その後も図書館は明井さんが担当を続けています。

「戦後日本の出版史(91~92話)」で本領発揮

 酒口さんが活躍したのが91~92話の「戦後日本の出版史」です。

 利用者からリクエストを受けていたものの、中古本しか在庫がなく、手続きの関係で購入できないでいた「戦後日本の出版史」。

 これは無理と諦めていた白井と今村さんでしたが、そこで郷土係の源川さんが「部長さんに頼んでごらんなさいよ」とアドバイスしてくれます。

 言われて椎名図書係長を通じて酒口さんに相談してみたものの、本当にどうにかなるのかと半信半疑の白井と今村さん。

 しかし酒口さんは白井たちが呆気にとられるほど簡単に問題を解決してくれます。

 気になってどうやったのか白井が尋ねると、酒口さんがネットで中古本を購入し、それをわざわざ「マチノ書店」の請求書を作成し、納品してくれたことが判明。

 かなり面倒な手続きを酒口さんが肩代わりしてくれていたことを知り、白井たちは申し訳なさに冷や汗を流すのでした。


「税金で買った本」酒口さんと明井さん

 明井さんは「マチノ書店」の新人で酒口さんの部下。

 外商部員として図書館の担当をしており、ミスが多く図書館職員たちを困らせています。

 酒口さんはそんな明井さんのために図書館に頭を下げに来たこともありますが、酒口さんが明井さんを叱責しているシーンはなく、明井さんの態度からも二人は良い上司と部下の関係であるようです。

 また明井さん本人は明るくて爽やかな好青年なのですが、陰キャの白井は陽キャの明井さんが大の苦手。

 落ち着いた酒口さんが担当になってくれればいいのにと叶わぬ願いを抱いています。

「税金で買った本」酒口さんと源川さん

 源川さんは図書館郷土係のベテランで、酒口さんとは長い付き合い。

 直接絡んだシーンはありませんが、91~92話の「戦後日本の出版史」で白井たちに酒口さんに頼るようアドバイスしたのが源川さんです。

 源川さんの口ぶりだと、酒口さんにこうした難しい頼みごとをするのは初めてではなく、これまでにも何度かあった模様。

 酒口さんとしても、偶に図書館の無茶振りを聞いてあげることで図書館との信頼を築けるのですから源川さんの頼みは悪いことばかりではありません。

 源川さんも敢えて椎名図書係長を通じて相談を行っているあたり、酒口さんに対する配慮が見えますね。

【まとめ】「税金で買った本」キャラクター一覧



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