今回はヤンマガ本誌で連載中の図書館お仕事コメディ「税金で買った本」から、石平くんの高校時代の恩師「中島 敦彦(なかじま あつひこ)」先生について解説します。
中島先生は石平くんが通う西高校の司書教諭。
温厚な人格者で、石平くんたちのようなヤンキーにも分け隔てなく接し、慕われています。
作中では石平くんの大学進学を後押し。
本記事ではそんな中島先生のプロフィールや登場話、人間関係を中心に解説してまいります。
目次
「税金で買った本」中島敦彦のプロフィール
引用元:ずいの Twitter
基本プロフィール
中島敦彦(なかじまあつひこ)は主人公の石平くんが通う西高校の司書教諭兼国語の教師です。
外見は角刈り眼鏡の落ち着いた雰囲気の中年男性。
性格は温厚で誠実な常識人で、本好きヤンキー石平くんの奇行に困惑しながらも、頭ごなしに否定せず理解しようとする人格者です。
登場当初は名前の無いモブ教師でしたが、学校関係のイベントで度々登場し、後に石平くんの進路に大きな影響を与えた恩師となっています。
石平くんたちの高校の司書教諭(国語)
中島先生は石平くんたちが通う県立西高等学校の司書教諭です。
司書教諭は学校司書とは異なり、主に教諭としての立場で図書館の運営・管理に携わる存在で、司書教諭資格と教員資格の両方が必要。
一方、学校司書は教員ではない専門職員として雇用されていて、司書資格も必須ではありません(条件として求められることはある)。
学校図書館では司書教諭と学校司書が協力して図書館を運営しています(学校司書がいなかったり、他の学校と兼務だったりするケースもあるため絶対ではない)。
 角野さんもかつては司書教諭として働いて、教師と図書館業務の両方をこなさなければならないため、かなり多忙なお仕事のようです(角野さんは真面目過ぎたこともあり倒れてしまった)。
「税金で買った本」中島敦彦の登場話
初登場は「陽気なギャングが地球を回す」(58話)
中島先生の初登場は58話の「陽気なギャングが地球を回す」。
ここでは名前などは未登場ですが、家でした灰坂のことを心配し、石平くんに彼のことを気にかけてやってくれと頼む優しい教師として登場。
ヤニが切れたように本を読みたがる石平くんに「変な不良」と困惑しつつも、その人格にはある程度信頼を置いている様子でした。
読書感想文編やビブリオバトル編でも登場
その後も中島先生は学校関係のイベントで度々登場しています。
読書感想文編(85話)では石平くんが書いた読書感想文を読んで感動。
石平くんは「世話になっているから読んでもらった」と発言していて、相当中島先生のことを信頼していることが見て取れます。
またビブリオバトル編(101、103話)では引率の先生として登場し名字も判明。
ヤンキーなのに図書館イベントに参加するヤンキーたちに振り回されて困惑していました。
「図書館協議会傍聴要領(146話)」
146話の「図書館協議会傍聴要領」では中島先生が協議会の委員として登場。
石平くんは既に高校を卒業していて、中島先生と久方ぶりの再会。
中島先生が石平くんに大学進学を勧めた過去回想などが描かれていますした(詳細は後述)。
 また図書館で警備員として働いている山田とも再会し、元気そうな教え子たちの姿に笑顔を浮かべていました。
「税金で買った本」中島敦彦の人間関係
中島先生は石平くんたちヤンキーと良好な関係を築いています。
本好きで変わり者の石平くんだけでなく、インテリヤンキーの灰坂も、お馬鹿キャラの山田も中島先生に対しては全く反発したりする様子がありません。
きっと何事も否定するのではなく、まず理解しようとする中島先生の姿勢がヤンキーたちに受け入れられているのでしょうね。
学校司書の芦川さんとは実はそんなに絡みはなし。
ビブリオバトル編で少し話をしていましたが、常識人の中島先生は変人寄りの芦川さんに振り回され気味でした。
「税金で買った本」中島敦彦と石平くん(大学進学)
中島先生は石平くんに大学進学を勧めた恩師です。
石平くんは元々大学に進学するつもりはなく、働きながら司書の資格を取り、将来は図書館で働こうと考えていました。
ただ司書は資格を取っても正規職員として働くのは難しく大学に行って選択肢を広げた方がいいと勧めたのが中島先生です。
言葉にすればただそれだけのありふれた進路指導ですが、そもそもヤンキーの石平くんから将来の進路希望を聞けるほどの信頼関係を築けていたことが凄いこと。
ただ大学に行けというだけでなく、石平くんに向いている大学をしっかり探してくれていました。



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