「カグラバチ」六平千鉱(チヒロ)~父の復讐を誓う主人公、妖刀「淵天」とその強さ(能力)、人間関係など~

 今回は「週刊少年ジャンプ」で連載中の剣戟ファンタジー「カグラバチ」より、主人公「六平 千鉱(ろくひら ちひろ)」について解説します。

 六平千鉱は絶大な力を秘めた「妖刀」を生み出した刀匠・六平国重の息子。

 父を殺した者たちに復讐し、奪われた妖刀を取り戻すために、父が残した最後の妖刀を手に戦っています。

 その生い立ちなどの多くが未だ謎に包まれている主人公。

 本記事ではそんな六平千鉱のプロフィールや強さ(妖刀)、謎を中心に解説してまいります。

「カグラバチ」六平千鉱(チヒロ)のプロフィール

基本プロフィール

性別男性
年齢18歳
誕生日8月11日
妖術妖刀「淵天」
家族構成父、母、叔父
好きなもの父親
苦手なもの甘いもの、父親以外のテンションのおかしい大人とのコミュニケーション
よく作る料理卵焼き
声優石毛翔弥(VC)

 六平千鉱(チヒロ)は本作の主人公。

 妖刀を鍛った刀匠・六平国重を父に持ち、かつては父のような刀匠を目指していましたが、「毘灼」と呼ばれる妖術師の組織に父を殺され、六本の妖刀を奪われてしまうことに。

 父を殺した者への復讐と奪われた妖刀を取り戻すため、父が最後に遺した七本目の妖刀を手に父の仇を追っています。

 外見は黒髪赤目のどこか無骨な雰囲気を漂わせた青年。

 性格は論理的で真面目なお人好しで、一度決めたことは決して曲げない頑固なタイプです。

刀匠・六平国重の息子

 六平千鉱(チヒロ)は六平国重の息子です。

 六平国重は22年前に襲撃してきた小国との間に起きた斉廷戦争の際、妖刀六工を生み出した刀匠。

 この妖刀は人に宿る超自然の力「玄力」を増幅させる「雫天石」を加工して生み出された戦況を一変させる超兵器であり、六平国重だけが唯一作り出すことに成功したもの。

 六平国重と妖刀契約者たちは18年前に戦争を二本の勝利に導き、英雄と呼ばれました。

 戦後、六平国重はその身を隠して息子と共に隠居していましたが、本編開始3年前に妖術師たちに殺され妖刀を奪われてしまっています。

 六平千鉱(チヒロ)の存在や六平国重の居所は柴たち擁護派によって秘匿されており、神奈備上層部でさえ六平千鉱(チヒロ)の存在は知らされていませんでした。


「カグラバチ」六平千鉱(チヒロ)の強さ(能力)

妖刀「淵天」

 六平千鉱(チヒロ)は六平国重が最後に鍛った七本目の妖刀「淵天(えんてん)」の契約者です。

 使用時の玄力反応は「金魚」。

 妖刀は「真打」を除いて三つの妖術を秘めており、「淵天」も同様。

涅(くろ)
能力は遠距離斬撃で、籠めた玄力によって射程や威力が変わる。
「涅(くろ)・千(ちぎり)」という派生技もあり、これは無数の小さな「涅」を生み出し、よりコンパクトに素早く攻撃したり、束ねて大きな威力を出すことができる。

猩(あか)
能力は他者の妖術の吸収で、防御にも、吸収した妖術を放出して使うこともできる。

錦(にしき)
能力は「纏い」で、高密度の玄力を上乗せする事で身体能力を増強する。

居合白禊流の習得

 父が殺される三年前まで戦闘経験の無かった六平千鉱(チヒロ)ですが、柴の指導や天性の観察眼により、独学ながら優れた剣術を習得しています。

 作中では更に、最速最強の居合を繰り出す流派「居合白禊流」を習得。

 これは剣客・白廻逸夫が考案した、鞘に玄力を限界まで閉じ込めうんだ溜めを、抜刀と共に爆ぜさせ初動に乗せる「最速」の抜刀術。

 理屈は単純ですが、特異な構えと所作を必要とするため会得難易度は極めて高く、作中で免許皆伝を得たのは座村清市と漆羽洋児の二人だけとされています。

 六平千鉱(チヒロ)はこれを正式な指導を受けることなく、見様見真似と度重なる実戦を経て習得に成功しています。


「カグラバチ」六平千鉱(チヒロ)の人間関係

 六平千鉱(チヒロ)はかつて父・六平国重のような刀匠になることを目指しており、彼のことを尊敬していました。

 それ故に、父の信念や尊厳を踏みにじられることは決して許さず、それが彼が戦う理由の一つとなっています。

 父の死後、後見人としてサポートしてくれたのが柴登吾で、かれはかつて所属していた神奈備の意を無視して六平千鉱(チヒロ)の為に動いており、六平千鉱(チヒロ)もそんな柴のことを信頼しています。

 六平千鉱(チヒロ)の同年代の相棒役に収まっているのが、漣伯理。

 伯理は漣家と呼ばれる裏社会の名家に生まれた落ちこぼれでしたが、六平千鉱(チヒロ)との出会いを経てその潜在能力を開花させ、今や物語のキーマンにまで成長しています。

「カグラバチ」六平千鉱(チヒロ)の謎(母親など)

 六平千鉱(チヒロ)にはいくつかの謎が存在しています。

 一つは作中でほとんど語られることのない母親の存在。

 父と二人暮らしだったことから既に亡くなっているのでしょうが、詳細は不明。

 「真打」の契約者、剣聖・曽我明無良が六平国重を「義兄さん」と呼んでいることから、母親は剣聖の姉という可能性があります。

 また、これは六平千鉱(チヒロ)の直接の謎ではありませんが、そもそも何故父だけが妖刀を作れたのか。

 仮に特殊な才能が必要なのだとしたら、刀匠を目指していた六平千鉱(チヒロ)にも妖刀を鍛つことができるのでしょうか?

 更に父が遺した七本目の妖刀「淵天」。

 これは他六本の妖刀を折るために作られたものであり、六平千鉱(チヒロ)が相槌を打った親子共同制作の刀であることが分かっていますが、果たして敢えて共同制作としたことにどんな意味があるのか……



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