今回は「ONE」先生原作の大人気作品「ワンパンマン」から、S級ヒーローにおけるかませ犬「タンクトップマスター」について解説したいと思います。
タンクトップマスターは世界一タンクトップが似合うS級下位ヒーロー。
決して弱くはなく、十分にキャラも立っているのですが、他のS級ヒーローたちがそれ以上に化け物揃いなため、作中では不遇な役回りとなることが多い男です。
本記事ではそんなタンクトップマスターの基本プロフィールに加え、作中で見せた活躍、死亡説からの復活などを中心にその魅力を語ってまいります。
「ワンパンマン」タンクトップマスターってどんな奴?(声優含む)
基本プロフィール(年齢、身長、体重、ランキング・順位、声優など)
年齢 | 非公開 |
身長 | 230cm |
体重 | 157kg |
好きなもの | タンクトップ、プロテイン、鶏のささ身 |
嫌いなもの | コレステロール、炭水化物、超能力、機械 |
趣味 | トレーニング、服屋巡り、舎弟達との語らい |
ヒーローネーム | タンクトップマスター |
ランキング | S級14位→16位 |
声優 | 小西克幸 |
タンクトップマスターは世界一タンクトップが似合う(男を目指している)S級ヒーロー。
外見は短髪・筋骨隆々の大男で、タンクトップが似合う男となるべく日々トレーニングを欠かしません。
鍛えた肉体とタンクトップの性能(?)を極限まで引き出して戦う肉体派ヒーローで、筋肉(=タンクトップの似合う肉体)を阻害するものや、超能力や機械のように筋肉で測れないものを苦手としています。
S級ヒーローの中では下位に属し、作中ではS級2位のタツマキと比較されたり、後に最強怪人の一角に上り詰めたガロウと戦い敗北したりと、やや不遇な役回りの男と言えるでしょう。
初登場時はS級14位でしたが、ジェノスや金属バットの躍進によりランキング(順位)が低下しています。
話の通じない脳筋かと思いきや意外とまともないい奴
その筋肉ダルマのような見た目から話の通じない脳筋かと思われがちなタンクトップマスターですが、実は意外と思慮深いまともな男。
強者でありながら驕ることは一切なく、C級ヒーローに過ぎない無免ライダーの言葉を受け入れる度量を持ち、冷静に自分を省みることができる、まごう事なき人格者なのです。
唯一の欠点はタンクトップに対して常人には理解しがたい信仰を抱いていること。
それさえ除けば本当に理想的なヒーローと呼べるでしょう(まあ、タンクトップへのこだわりも「ヒロアカ」の「ベストジーニスト」みたいなものだと思えば……)。
ただ、後述する舎弟のタンクトッパーズは見た目通りの問題児が多く、タンクトップマスターの評価を下げている印象がありますね。
「ワンパンマン」タンクトップマスターの強さ(弱い?)
他のS級がおかしいだけで弱くはない(技)
タンクトップマスターは他のS級ヒーロー(特にタツマキ)がよりおかしいだけで、十分S級に相応しい力を持つ実力者です。
その戦闘スタイルは見た目通り小細工抜きのパワーファイト。
武術を学んでいるわけではなく、力押しの戦いしかできませんが、(本人曰く)タンクトップの動きやすさと性能により全ての技が強化されています。
また作中では数十メートルはあろうかというビルの残骸を上空の宇宙船に向けて投げ飛ばしたり、投擲した鉄塔の上に乗って飛行するといった初期のドラゴンボールのような荒技も見せていました。
基本的に全ての動きがタンクトップにより強化されているので、あらゆる攻撃が「タンクトップ」の名を冠する技。
その中でもタンクトップマスターの代名詞とも呼べる必殺技がこれです。
タンクトップタックル
地面を揺らした振動で敵がふらついた隙に、腕をクロスさせ、全身の力を集中して放つタックル。
舎弟(弟子)タンクトッパーズとは
タンクトップマスターを語る上で、その人望、舎弟タンクトッパーズを無視することはできません。
タンクトッパーズはタンクトップマスターを慕い、その理念(タンクトップは強さの象徴)に共感したヒーロー協会内の一大勢力。
A級~C級まで幅広く、多くのヒーローたちがタンクトップマスターのようにタンクトップの似合うヒーローとなるべく研鑽を積んでいます(……狂ってんな、ヒーロー協会)。
タンクトッパーズには変人から奇人まで多種多様(?)なメンバーが存在し、中にはサイタマ相手に新人潰しを仕掛けたタンクトップ兄弟のような問題児も所属しています。
というか先に登場したのがそうした問題児だったため、当初読者からタンクトッパーズへの評価は地を這っていましたが、後に病院で弱者を庇って戦ったことでその評価も少し回復しています(マスターが見ていればまともという説も)。
「ワンパンマン」タンクトップマスターの活躍と名言
ガロウと戦い敗北、その後無免ライダーと共に立ち上がる
タンクトップマスターの最初の戦いは人間怪人ガロウとの一戦。
ヒーロー狩りを繰り返すガロウを見つけ、一対一で戦闘に入ったタンクトップマスター。
その戦いは当初、圧倒的タンクトップマスター有利で進んでいました。
現場にいた無免ライダーが止めに入るほどボロボロになったガロウ。
しかしガロウが武術ー流水岩砕拳を使い出してから戦況は一気にガロウに傾き、タンクトップマスターはその場にいた舎弟や無免ライダーともども病院送りにされてしまいました。
敗北に心身ともにかなりのダメージを受けていたタンクトップマスターでしたが、直後の怪人協会の襲撃に際しては入院中だったとは思えない元気な姿を見せ無免ライダーとともに復活。
ベストコンディションではなかったのか、無免ライダーとのコンビで怪人たちから病院を守っていました。
怪人協会編での死亡説からの復活(生きてた・タンクトップマジック)
怪人協会編後半では、敵アジトを襲撃したメンバーに後から合流したタンクトップマスター。
しかし、そこにいたのは災害レベル「竜」(5段階で上から2番目、一部例外を除いてS級ヒーローでも単独で勝つことは難しい)の怪人たちでした。
タンクトップマスターは幹部の一人、ブサイク大総統と戦い全身を粉々に砕かれ生死不明の重傷を負ってしまいます。
ほぼ同時に、アマイマスクやゾンビマン、童帝も生死不明の状態となり、S級ヒーローたちの多くに死亡説が流れました。
シルバーファングが救援に来た際には心臓が止まっていたタンクトップマスター。
しかし、タンクトップの衝撃により心臓マッサージが加えられ辛うじて蘇生(本人曰く「これがタンクトップマジック」)。
その後、フブキの超能力による治療で辛うじて一命を取り込めたのです。
まあ、読者はみんな生きてるって信じてましたよ。
だってどんなにボロボロになっても「タンクトップは無事」だったんですから。
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