今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、A級1位に君臨する本部最強部隊「太刀川隊」について解説します。
太刀川隊はNo.1アタッカー太刀川慶が率いるA級部隊で、近界への遠征経験も持つボーダートップ部隊の一つ。
メンバーそれぞれが高い技量を有しており、今のところ部隊としてより個人としての活躍が目立っています。
本記事では太刀川隊の概要(隊服・エンブレム・作戦室)に加え、そのメンバーや強さ(戦術)、結成の経緯などを中心に語っていこうと思います。
ワールドトリガー「太刀川隊」の概要
A級1位に君臨する本部最強部隊(遠征にも何度も参加)
太刀川隊はNo.1アタッカー太刀川慶が率いるA級部隊。
現在のランク戦において最強の部隊であり、城戸司令派の部隊として近界遠征にも何度も参加しています。
残念ながらコネ入隊した唯我の存在により、ボーダー最強部隊の座は玉狛第一に譲り渡していますが、唯我を除く隊員個人の能力では玉狛第一にも引けを取っていません。
隊服・エンブレム・作戦室(隊室)の特徴
太刀川隊の隊服は中二病感溢れる黒のロングコート。
隊長である太刀川(20歳)がデザインしたもので、作者からも若干そのことを弄られていますが、隊員である出水は「超かっけぇ!」と気に入っているようです。
ちなみに太刀川の師匠の忍田本部長の隊服もロングコートで、センスは師匠からの系譜。
A級部隊であることを表すエンブレムは三日月に三本の刀が描かれたもの。
三日月がオペレーターの国近、三本の刀が初期メンバーの戦闘員三人のことを表しています。
ちなみに唯我はまだ一人前と認められていないので、ここには含まれていません。
作戦室(隊室)は国近のゲームと国近専用の徹ゲー仮眠室が完備され、全部隊で一番私物が多い作戦室となっています。
現メンバーは4人とも片付け下手なので部屋が片付く理由が無く、月に1度ボーダー職員がやってきて大掃除をしているそうです。
部隊結成の経緯と過去
太刀川隊は、当時A級ランク戦の頂点に君臨していた旧東隊に挑むために太刀川が結成した部隊です。
先に国近と烏丸が部隊に加わり、出水に関してはその二人をダシにスカウトされたのだとか。
しかし結成後間もなく旧東隊は解散してしまい、結局彼らとの勝負はできないままとなってしまいます。
その後、詳しい経緯は不明ですが烏丸が太刀川隊を脱退して玉狛支部へ転籍。
入れ替わるようにボーダーのスポンサーを親に持つ唯我がコネで太刀川隊に入隊してきました。
ワールドトリガー「太刀川隊」のメンバー(旧太刀川隊)
太刀川慶(隊長)
隊長はNo.1アタッカーにして個人総合ポイント1位の太刀川慶。
ノーマルトリガー最強と呼ばれる忍田本部長を師に持ち、弧月二刀流による戦闘力は圧倒的の一言です。
いわゆる典型的なバトルジャンキーで、強者と戦うことが何よりの楽しみ。
その上、戦術眼も一級品と戦闘面では全く隙がありません。
反面、私生活は極めて残念であり、ボーダーが無ければ七輪を使って上手に餅を焼くしか取り柄のないダメ男です。
出水公平
高いトリオン量とトリオンコントロール、柔軟な発想を併せ持つ天才シューター出水公平。
太刀川隊の中距離戦を支えるボーダー最高峰のサポーターです。
洞察力と戦闘センスに優れ、敵の能力や戦術を素早く看破するなど参謀としても優秀。
多様な弾丸トリガーと合成弾を用いて如何なる状況にも即座に対応することができます。
唯我尊
コネ入隊で無理矢理A級部隊に入隊したボンボン・唯我尊。
戦闘能力は極めて低く、B級隊員と比べても見劣りするため、ランク戦では着実に太刀川隊の足を引っ張っています。
そのため部隊内での扱いは悪く、完全に下っ端兼パシリですが、唯我は太刀川隊を除隊する気はないようです。
尊大ではあるものの根は悪い奴ではないため、なんやかんや部隊内で居場所を確保している印象ですね。
ちなみに実力不足につき、遠征を含めた危険な任務には一切参加していません。
国近柚宇(オペレータ―)
ゆるふわゲーマー系オペレーター国近柚宇。
学業成績は比較的残念ですが、機械操作の技量などオペレータ―としては非常に優秀。
ゲームに関しては負けず嫌いで、負けが込むと泣きながら相手の首を絞めて怒るそうです。
ちなみに母親は北海道出身で、しばしば鍋セットが送られてきて隊員たちの貴重な食料となっているそうです。
烏丸京介(旧メンバー)
作者公認のナンバーワンイケメンにしてオールラウンダー・烏丸京介。
現在は玉狛支部に転籍していますが、つい1年ほど前までは太刀川隊のメンバーでした。
転籍の詳しい経緯は不明ですが、太刀川隊のメンバーとの仲は今でも悪くないようで、作中ではその伝手で修の指導を出水にお願いしていました。
ただ、入れ替わりで入った唯我は烏丸のことを貧乏人と呼んで嫌っており(比較されることからくる嫉妬かな?)、烏丸もコネ入隊の唯我のことはあまり良く思っていないようですね。
ワールドトリガー「太刀川隊」の強さ(戦術・戦歴)
太刀川と出水の2枚看板による圧倒的な対応力
太刀川隊はNo.1アタッカー太刀川と、天才シューター出水の2枚看板による対応力の高さに支えられた部隊です。
個人技の高さは勿論ですが、それ以上に対応力。
ワールドトリガーはいくら個人技が高くとも、能力的に相性が悪かったり、戦術で裏を取られたりすると、強い駒でも簡単に落とされてしまいます。
しかしこの二人はどんな敵であろうと的確に相手の能力や戦術を見抜き、それに即座に対応できる実力を備えています。
「強い」だけでなく「隙が無い」。
だからそこ太刀川隊は唯我という足手まといを抱え、実質戦闘員たった2名でありながらA級1位に君臨しているのです。
敢えて弱点を上げるとすれば狙撃手がいないことですが(遠距離戦というより、狙撃手がいればそれだけで移動など相手の行動に制限をかけられる)、太刀川たちならどうとでもカバー出来そうな気がしますね。
今のところ本編では部隊単位での戦闘は一度も無し
本部最強部隊である太刀川隊ですが、実は今のところ本編では部隊として戦闘を行ったことが一度もありません。
唯我がいないとかじゃなく、太刀川と出水のコンビすら一度もないんです。
初登場のブラックトリガー争奪戦でも、戦闘時は太刀川は迅、出水は嵐山隊の相手をしていて別行動。
アフトクラトルによる大規模侵攻でもそれぞれ別行動でしたし、ガロプラに襲撃された際に至っては出水はランク戦の解説をしていて戦闘自体不参加でした。
これは巡り合わせもあるんでしょうが、それ以上に太刀川と出水の個人技と対応力が高すぎるというのもあるんだと思いますね。
この二人は単騎でも活躍できますし、他の味方とでも即座に連携をとれるので、敢えて部隊として運用しなくとも十分以上に戦えてしまえます。
敵との相性や戦場の広さなどによっては、別々に使う方が効率的な場合も多いのでしょう。
とは言え、できることならA級1位の実力を部隊として見てみたいものですが、果たして今後その機会が本編であるのか、要注目です。
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