今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、女好き空間魔導士「フィンラル・ルーラケイス」について解説します。
フィンラルは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士。
問題児揃いの「黒の暴牛」の中では珍しい常識人であり、任務に支障をきたすほどの女好きであることを除けば、優しく誠実な青年です。
名門貴族の出身ですが、重圧に耐えきれず逃げ出してきた過去を持つフィンラル。
本記事ではそんな彼の弟や婚約者の存在、便利な空間魔法などを中心に解説してまいります。
「ブラッククローバー」フィンラルのプロフィール
基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)
年齢 | 21歳(初登場時) |
誕生日 | 2月6日 |
身長 | 173cm |
血液型 | A型 |
魔法属性 | 空間 |
好きなもの | 女の子 |
出身地 | トータ |
声優 | 福山潤 |
フィンラル・ルーラケイスは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士。
稀少とされる空間魔導士で、直接的な戦闘能力には欠けますが、団員たちのサポート役、移動手段として「黒の暴牛」になくてはならない存在となっています。
外見は茶髪のなよっとした雰囲気の青年。
任務に支障をきたすほどの女好きで、やや気弱でヘタレなところはありますが、それを除けば優しく気配り上手な常識人です。
なお、フィンラルの女好きはもはや呪いの域に達した条件反射であり、ハート王国で半年間修行を積み女好きを克服しようとしていましたが、それもあまり成果はありませんでした。
貴族であるヴォード家の嫡男で、当主争いの重圧に負けて家を飛び出し、そこをヤミ団長に拾われたという経歴の持ち主です。
髪型はロイヤルナイツ選抜試験の際、バネッサに頼んでやってもらった?
フィンラルは作中で髪型が変更となり、大きくイメージが変わっています。
登場当初は前髪を下ろした無造作ヘアーでしたが、ロイヤルナイツ選抜試験編以降、前髪を上げて全体的に髪を右に流すようになりました。
また、髪型だけでなく毛先も若干緑に染まっていますね。
この理由について、当初本人は試験に向けて気合いを入れるために髪型を変えた、と説明していました。
実際には、苦手な攻撃魔法を習得すべく特訓を行った結果、魔力の影響で髪型が変わったことが、後に試験中のフィンラルの言葉から判明しています。
ただアニメ版ではここにエピソードが追加され、気合を入れるためにバネッサに頼んでやってもらった、ということになっていました。
ぶっちゃけ前の髪型の方が良かったような気がしますが……
「ブラッククローバー」フィンラルの強さ(魔法)
フィンラルは魔法の中でも稀少とされる空間魔法の使い手です。
その名の通り空間と空間を繋いで自在に物を移動させることができる魔法で、視界内ならどこでも自由に空間を繋げますが、それより遠くとなると自分が実際に行ったことのある場所でなくては空間を繋げないという制限があります。
フィンラルが生まれたヴォード家は攻撃型空間魔法の使い手として知られていますが、フィンラルはその優しい性格故に攻撃魔法が一切使えず、両親から冷遇されていました。
その欠点は「魔法騎士」となって以降も変わりが有りませんが、空間魔法の瞬発力と正確さには優れており、サポート役に回ることで味方の戦闘力を何倍にも高めることができます。
フィンラルが使う魔法は次の二種類。
堕天使の抜け穴
空間と空間を繋いでその中を通って移動する魔法。
堕天使のはばたき
魔法に触れた相手を強制的に別の場所に空間転移させる。
スピードは遅いが追尾機能がある。
シンプルですが非常に有用。
ヤミ団長からは「おれのアッシーくん」として愛用されています(他の魔法騎士団長にも目を付けられていました)。
攻撃能力こそありませんがサポート役としては非常に優秀ですし、何より仲間たちを自在に戦場に運ぶフィンラルの魔法は、戦局を大きく左右する一手として作中では獅子奮迅の活躍を見せていました。
「ブラッククローバー」フィンラルと弟(ランギルス)
フィンラルにはランギルスという腹違いの弟がいます。
ランギルスはフィンラルと違って強力な攻撃型空間魔法の使い手で、現最強の魔法騎士団「金色の夜明け」の副団長(後にユノにとって代わられますが)。
魔法だけでなく勉強も運動もフィンラルより優秀で、周囲からはヴォード家の次期当主と見做されていました。
性格もフィンラルとは正反対、自信家で他者を見下す傲慢な部分が目立ちます。
フィンラルは両親からランギルスと比較され、冷遇されることに耐えかねて家を飛び出したのですが、実のところフィンラルとの比較に悩んでいたのはランギルスも同じ。
使用人たちは気さくで優しいフィンラルを慕っており、ランギルスのことは「人を馬鹿にしている」と陰口を叩いていました。
また、ヴォード家次期当主の婚約者として紹介されたフィーネス(後述)も、ランギルスよりフィンラルの方が素敵な魔法騎士だとフィンラルに好意を寄せています。
その上、自分に劣っているはずのフィンラルは自分に優しく……ランギルスはランギルスでフィンラルに強烈な劣等感を抱いており、その反動でフィンラルを馬鹿にし、挑発的な態度を取っていたのです。
互いに隔意のあった兄弟ですが、白夜の魔眼編でエルフのラトリに肉体を乗っ取られ暴走したランギルスをフィンラルが助けたことを切っ掛けに和解。
漆黒の三極性・ゼノンとの戦いでは兄弟で息の合ったコンビネーションを見せていました。
「ブラッククローバー」フィンラルと婚約者(フィーネス)
フィンラルにはフィーネスという婚約者がいます。
正確にはウォード家次期当主の婚約者なので、現時点ではフィンラルとランギルス、どちらの婚約者かは確定していません。
フィーネスは黒髪垂れ目のお淑やかな雰囲気の女性。
彼女に関して分かっていることはあまり多くなく、
①フィンラルより年上。
②病弱であまり外出できない。
③王族で国王を大叔父様と呼んでいた。
フィンラルとフィーネスは相思相愛であり、白夜の魔眼編終了後、フィンラルはランギルスとフィーネスの前で自分がヴォード家の当主になってみせると宣言。
「そしてオレが」
「フィーネスさんを幸せにする」
「必ず貴女に相応しい男になって」
「迎えに来ます」
これに対してフィーネスは、
「出来るだけ早く」
「お願いしますね」
と頬を赤く染め応じていました。
……非常に良いシーンではあるのですが、このシーン、穿った目で見ると結構キツイ。
現時点ではまだ自分の婚約者候補でもあるランギルスの前で、お前なんて眼中にないと言わんばかりにフィンラルといちゃつくフィーネス。
お淑やかそうに見えて、案外図太いというか、いい神経してますよね。
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