今回は「ジャンプ+」の人気野球漫画「忘却バッテリー」から、なぜか全員同じ顔「中路(なかじ)」について解説します。
中路は”なぜか全員同じ顔”で知られる横山高校のセンター。
主人公たちより一学年下で初登場は2年目の夏からですが、それ以前から同じ顔が登場し続けている(色んな意味で)新鮮味のないキャラクターです。
担当編集との関係が示唆されている作中屈指のネタキャラ。
本記事ではそんな感じのプロフィールや登場話、同じ顔の系譜と担当編集中路との関係を中心に解説してまいります。
「忘却バッテリー」中路のプロフィール
基本プロフィール(誕生日、身長、声優など)
誕生日 | 不明 |
身長 | 不明 |
血液型 | 不明 |
所属 | 横山高校 |
出身 | 不明 |
ポジション | センター |
投打 | 不明 |
背番号 | 8 |
家族 | 不明 |
声優 | ー |
中路(なかじ)は毎年主人公たち小手指高校と一回戦で対戦する横山高校のセンター。
主人公の要圭や清峰葉流火の一学年下のため、中路本人が登場したのは2年目の夏になります。
外見は眼鏡に顎髭、太っちょでピロピロのタートルネックを身に着けた貫禄満載のオッサン。
どうみても草野球のオッサンのような見た目ですが、一応高校生です。
性格は無駄に自信に満ち溢れ人を小馬鹿にした言動が鼻につくオッサン。
なんとも作者の悪意が滲み出たようなキャラ造詣をしています。
得意技はフェンス激突
中路のポジションはセンター。
本人が自称するように外野の中心となる重要なポジションです。
そして中路の得意技はフェンス激突。
藤堂が打ったホームラン確定の打球に対し、入った後でカッコつけるためだけにフェンスにぶつかるという並外れた胆力の持ち主です。
一方で打者としての実力は不明。
相手が怪物投手・清峰だったというのもありますが、チームメイトが全員同じ顔なので彼が打席に立ったシーンがどれか(そもそもあったかどうかも)分かりませんでした。
「忘却バッテリー」中路と横山高校(登場話)
横山高校は毎年一回戦で主人公たち小手指高校と対戦する謎の高校。
小手指を都立の新設校として見下してくる噛ませ犬です。
一年目(37~38話)は監督と投手だけが全く同じオッサン顔だったのですが、二年目(107~109話)からはフレッシュなオッサン顔の一年生が大量入部しチーム全員が全く同じ顔のドッペルゲンガーチームへと進化。
中路もその新一年生の一人で、チームメイトの名前は、
投路(とうじ)
捕路(ほじ)
一路(いちじ)
セカン路(せかんじ)
三路(さんじ)
遊路(ゆうじ)
左路(さじ)
右路(うじ)
監路(かんじ)
と非常に分かりやすいものとなっています。
なお、セカン路のみ名前の付け方が違う(というか名字としておかしい)ことに関してはしっかり作中でツッコまれていました。
「忘却バッテリー」中路とBASEBOYバイト
一度見たら忘れられないアクの強いムカつく中路顔ですが、この顔が登場したのは横山高校(37話)が初めてではありません。
中路顔が作中で初めて登場したのは31話。
BASEBOYというスポーツ用品店のバイトが最初の中路顔でした。
都立の小手指高校を見下していて非常にムカつく性格。
横山高校のメンバーとの関連が疑われていましたが、よく見ると別人(?)。
後にちょっとだけ山田にデレていました。
「忘却バッテリー」中路の活躍とその後
小手指戦での中路の活躍は同じ顔が多かったため非常に分かりにくいものでした。
明確に中路だと分かるのは、小手指攻撃の一回表。
藤堂の満塁ホームランに対し、ホームランが確定した後フェンスに激突し「ぐわァ」と叫んだところぐらい。
試合終了後の中路の脳内回想でも、そのフェンス激突シーンだけが走馬灯のように延々駆け巡っていました。
しかし怪物バッテリーと対戦したことで中路はもう思い残すことはないと野球を辞めることを決断(彼はこの時点で1年生)。
「俺は集英社社員になる‼」
と宣言し、後にジャンプ制作に携わることが明かされています。
「忘却バッテリー」中路と担当編集者
忘却バッテリーの担当編集者の名前は「中路」ですが、横山高校の中路は実在の人物とはいっさい関係がない旨、作中で注記がなされています。
担当編集者の中路氏と顔が非常によく似ていたり、作中でこの中路顔のキャラに対し当たりが強かったりしますが、無関係のはずです。
ちなみにこの件に関し、担当編集者の中路氏は「松坂世代の担当が便利に使われている」とX(旧Twitter)でコメントを発していました。
なお、中路氏は元々少年ジャンプ出身で「食戟のソーマ」など人気漫画立ち上げに携わり、2024年6月現在ジャンプ+副編集長や是ブラックの運営を担う偉い人。
怪獣8号の担当でもあり、ルポ漫画に登場したり声優をやったり、非常に忙しく活動されています。
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