「ダンまち」ヘディン・セルランド~フレイヤ・ファミリアの参謀にしてベルの師匠(マスター)、その強さ(レベル)など~

 今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、フレイヤ・ファミリアの参謀役「ヘディン・セルランド」について解説します。

 ヘディンはオラリオ最強派閥の一角「フレイヤ・ファミリア」の幹部。

 極めて理知的かつ有能なエルフの第一級冒険者であり、フレイヤから厚い信頼を向けられています。

 作中では主人公ベル・クラネルの師匠(マスター)役としても活躍したヘディン。

 本記事ではヘディンのプロフィールや強さ(レベル・ステータス)、ベルとの関係や作中での活躍(その後)を中心に深掘りしてまいります。

「ダンまち」ヘディンのプロフィール

基本プロフィール(年齢・二つ名・声優など)

 ヘディン・セルランドはオラリオ最強派閥の一角「フレイヤ・ファミリア」の幹部を務める白妖精(ホワイトエルフ)の男性冒険者です。

 外見はメガネをかけ長い金髪に透き通るよおな白い肌を持つ理知的な雰囲気の美形で、年齢は77歳。

 極めて合理的かつ頭脳明晰な人物で、フレイヤ・ファミリアの参謀役を担っています。

 性格は理性的かつ英明ですが、それ以上に誇り高く高潔。

 かつて副団長に推薦された際には、アレンの方が強いとプライド故にそれを謝絶したこともあるそうです(その後、アーニャを手放したアレンの腑抜けた姿にそのことを後悔していましたが)。

 神々から与えられた二つ名は「白妖の魔杖(ヒルドスレイヴ)」。

 声優は島﨑信長さんが担当しています。

ヘグニとの過去/フレイヤへの恩義

 ヘディンは白と黒の妖精が争いを続ける孤島「ヒャズニング」の白妖精側に生まれ育ちました。

 そこで有能さ故に「賢王」として祭り上げられたヘディンは、その争いや立場を馬鹿馬鹿しいと思いながらも、与えられた責務を逃げることなく全うし続けていました。

 その時、敵対する黒妖精側で「戦王」として祭り上げられていたのが、後にフレイヤ・ファミリアでヘディンと共に白黒の騎士と呼ばれ並び立つことになるヘグニ・ラグナール

 永らく戦い続けていたヘディンたちでしたが、最終的に妖精たちの国はヘディンたちを酷使する在り方を嫌悪したフレイヤの策謀によって崩壊。

 ヘディンとヘグニは自らを王としての責務から解放してくれたフレイヤに忠誠を誓い、フレイヤ・ファミリアに加入しました。

 なお、ヘディンとヘグニはしばしばコンビを組まされることが多いのですが、本人たちにはあまり仲が良いという認識はないらしく、そのことを不本意に思っているようです。


「ダンまち」ヘディンの強さ(レベル・ステータス)

白兵戦と魔法を極めた魔砲剣士

 ヘディンのレベルはオラリオ最高峰の実力者であるLV6。

 ヘグニと共に最凶の魔法剣士として名を馳せています。

<基本アビリティ>
C622
耐久E411
器用A899
敏捷B737
魔力S943
<発展アビリティ>
【魔導:E】【耐異常:F】【魔防:G】【精癒:G】【雷破:I】
<魔法>
【カウルス・ヒルド】・雷属性攻撃魔法。
・超短文詠唱。
・超高射程。
【ヴァリアン・ヒルド】・雷属性攻撃魔法。
・超短文詠唱。
・超高威力。
【ラウルス・ヒルド】・雷属性付与魔法。
・超短文詠唱。
・術者には使用不可。
・術者が認めた者にのみ使用可能。
・使用時には残る全精神力を消費。
<スキル>
【聖女血統(ヒルド・ブラッド)】
???
【妖精聖唱(フェアリー・ヒルドル)】
???
【戦界白精(ディウ・ヒャズニング)】
???
【雷精光魔(ソルバトス・エオ)】
???

 ステータスを見れば分かるように後衛向きの魔法剣士。

 ただ白兵戦の技量も高く、魔法は全て超短文詠唱であることから、近・中・遠あらゆる距離を苦にしません。

 第一魔法の【カウルス・ヒルド】、第二魔法の【ヴァリアン・ヒルド】はいずれも雷属性の攻撃魔法。

 【カウルス・ヒルド】は威力・弾数ともに高水準で、射程は500M以上と判明している魔法の中でも随一。

 【ヴァリアン・ヒルド】は威力特化で、ゼロ距離で食らえば第一級冒険者でさえ消し炭にしてしまうほどの威力があります。

 都市最強魔導士と評されるリヴェリアにも魔法の射程や速射性、精神力の総量で勝っており、リヴェリア自身も超遠距離戦や白兵戦に持ち込まれれば勝てないと分析していました。

 ちなみに第三魔法の【ラウルス・ヒルド】はアイズの【エアリアル】並に強力な付与魔法ですが、使用条件が無茶苦茶厳しく、使用時には全精神力を消費する必要あるため、無茶苦茶使い勝手の悪い魔法です。

フィンに匹敵する戦略眼(軍師・参謀)

 フレイヤ・ファミリアの参謀役であるヘディンの戦術・戦略能力は、オラリオ最高の指揮官と評されるフィンとほぼ互角。

 フィン自身も10回やれば4回は負けると考えていました。

 フィンが勝ち越せるのは「指の疼き」という直感の賜物だそうなので、純粋な頭脳や指揮能力で言えば、あるいはヘディンの方が勝っているかもしれませんね。


「ダンまち」ヘディン師匠とベル

 ヘディンは主人公ベル・クラネルから師匠(マスター)と呼ばれています。

 その切っ掛けはベルがシル(=フレイヤ)とデートをすると聞きつけ、主に恥をかかせるわけにはいかないと独断でベルを拉致し「ファミリアを潰されたくなければ男を磨け」と苛烈なスパルタ教育を課したこと。

 5日間の教育の後、ヘディンはベルから師匠(マスター)と呼ばれるようになっていました。

 ベルのことは「愚兎(ぐさぎ)」と罵倒しつつも、逃げずに努力しようとする姿勢は評価しており、何だかんだ認めている模様。

 フレイヤによる魅了が発動し、ベルがフレイヤ・ファミリアに所属していた際には指導係のような立場となってますます苛烈にしごき倒しています。

 フレイヤ・ファミリア内においてフレイヤの本当の願いを理解している数少ない一人であり、ベルに対してはフレイヤを救いうる存在として期待を抱いていました。

「ダンまち」ヘディンの裏切りと忠誠(その後)

 原作18巻で行われた派閥大戦、フレイヤ・ファミリアと派閥連合の争いにおいて、ヘディンはフレイヤへの忠誠心故にファミリアを戦闘途中で裏切り、派閥連合側に与しています。

 ヘディンの裏切りにより構成員の大半がリタイアし、追い詰められるフレイヤ・ファミリア。

 非常に大胆な行動でしたが、女神という柵に囚われたフレイヤを解放できるのはベルしかいないと考えたのでしょう。

 オラリオ最強のオッタルと死闘の末に敗北したものの、最後は自身が認めた者にしか使えない第三魔法【ラウルス・ヒルド】によってベルを強化し、「行け、馬鹿弟子」と彼に全てを託してリタイアしていきました。

 最終的にベルたちが勝利し、フレイヤが「女神をやめてシルでいたい」と自らの願いを口にする様子をオッタルたちと見届けると、

「及第点だ。馬鹿弟子」

 と笑みを浮かべていました。

 

 その後、フレイヤ・ファミリアは表向きは解散。

 ただ実際にはシルごとヘスティア・ファミリアの傘下に入った形になっています。

 更にそこに目を付けたミアにより、フレイヤ・ファミリアの団員たちは「豊穣の女主人」亭の従業員として引き入れられることに。

 ヘディンも厨房に給仕にと働かされているようです。

【まとめ】「ダンまち」キャラクター一覧



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