今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、最強の厨二病エルフ「ヘグニ・ラグナール」について解説します。
ヘグニはオラリオ最強派閥の一角「フレイヤ・ファミリア」の幹部。
作中でも珍しい黒妖精(ダークエルフ)であり、白妖精(ホワイトエルフ)のヘディンと共に白黒の騎士、最凶の魔法剣士として知られています。
しかしその実態は厨二病で糞雑魚メンタルのとても残念な男でした。
本記事ではヘグニのプロフィールや強さ(レベル・ステータス)、ヘディンやベルとの関係を中心に深掘りしてまいります。
「ダンまち」ヘグニのプロフィール
基本プロフィール(年齢・二つ名・声優など)
ヘグニ・ラグナールはオラリオ最強派閥の一角「フレイヤ・ファミリア」の幹部を務める黒妖精(ダークエルフ)の男性冒険者です。
外見は褐色の肌と銀髪が特徴の長身男性で、年齢は76歳。
神々から与えられた二つ名は「黒妖の魔剣(ダインスレイヴ)」。
同じ幹部で白妖精(ホワイトエルフ)のヘディンはファミリア加入以前からの因縁の相手であり(詳細は後述)、周囲からはセットで白黒の騎士、最凶の魔法剣士とも呼ばれています。
当初は戦闘狂かのように思われていましたが、実際の性格は根暗で人目や人付き合いが苦手な糞雑魚メンタルの厨二病。
周囲からその実力”は”高く評価されているものの、メンタル面の残念さを馬鹿にされることが多く、神々からも「厨二病乙」「邪王さんチーッス」などと好き勝手言われています。
声優は小林裕介さんが担当。
ヘディンとの過去/フレイヤへの恩義
ヘグニは白と黒の妖精が争いを続ける孤島「ヒャズニング」の黒妖精側に生まれ育ちました。
当時から戦いに関して驚異的な才能を示し、一族によって戦王として祭り上げられたヘグニ。
王と言っても実際には戦うための奴隷に近く、彼は戦場では常に先頭に立って戦わされ、成果が出なければ罵られるという過酷な環境に晒され続けていました。
そんな中、自分と同様に白妖精側で賢王として祭り上げられながら、自分と違い有能な王として振舞うヘディンの存在を知り、強烈にライバル視。
いつしか彼に勝ちたいと考えるようになります。
永らく戦い続けていたヘグニたちでしたが、最終的に妖精たちの国はヘグニたちを酷使する在り方を嫌悪したフレイヤの策謀によって崩壊。
ヘグニは自分を役割から解放し、肯定してくれたフレイヤに深い恩義を感じ、ヘディンと共に彼女の眷属となりました。
「ダンまち」ヘグニの強さ(レベル・ステータス)
最凶の魔法剣士にして白兵戦最強の糞妖精
ヘグニのレベルはオラリオ最高峰の実力者であるLV6。
ヘディンと共に最凶の魔法剣士と評され、単純な戦闘力ではヘディンをも凌ぎます。
<基本アビリティ> | |
力 | S969 |
耐久 | D528 |
器用 | S902 |
敏捷 | A887 |
魔力 | B716 |
<発展アビリティ> | |
【狩人:E】【魔導:G】【剣士:G】【耐異常:G】【閃斬:I】 | |
<魔法> | |
【ダインスレイヴ】 | ・人格改変魔法 |
【バーン・ダイン】 | ・爆炎魔法。 ・超短文詠唱。 ・超短射程ながら超高威力。 |
【ラウルス・ヒルド】 | ??? |
<スキル> | |
【妖精漆唱(フェアリー・ノクターン)】 ??? | |
【戦界黒精(ヴァウ・ヒャズニング)】 ??? | |
【闇剣王舞(ダークイン)】 ??? |
ステータスを見れば分かるように前衛型、白兵戦向きの魔法剣士。
一言で言うならば「ぼくのかんがえたさいきょうのまほうけんし」……ステータスもアビリティも魔法もスキルもクッソ強い(=厨二臭くてカッコいい)です。
エルフでありながら『力』のステータスがカンスト間近であり、『器用』『敏捷』もトップクラス。
後衛型のヘディンと比べると、『魔力』以外の全ての基本アビリティで勝っています。
その戦闘スタイルは呪剣(カースウェポン)「ヴィクティム・アビス」による白兵戦と、威力特化の超短距離爆炎魔法【バーン・ダイン】を組み合わせたもの。
「ヴィクティム・アビス」は体力と引き換えに斬撃範囲を拡張する能力を持ち、目の良い相手ほど斬撃の餌食になりやすいという特徴があります。
まさしく白兵戦型魔法剣士の完成系とも呼べる存在であり、ヘディンからは「白兵戦最強の糞妖精」と評されていました。
人格改変魔法【ダインスレイヴ】
そんなヘディンの唯一にして最大の弱点が前述したメンタルの弱さ。
普段の彼は表立った行動が大の苦手で、闇に紛れた奇襲の方が良い、自分はどうして暗殺者にならなかったのかと漏らすなど、まともに戦えるタイプの人間ではありません。
そのメンタルを戦闘用へと切り替える手段が人格改変魔法【ダインスレイヴ】。
この魔法を使用することでヘグニは自信家で冷酷無慈悲な戦士へと変貌を遂げています。
ちなみに【ダインスレイヴ】は希少魔法ではあるものの、人格を変える以外の効果は一切なし。
また戦闘以外の場面で使用すると厨二病丸出しの痛々しい言動を連発し、魔法が解けたあと盛大な自己嫌悪に陥るという欠点も。
この魔法はある意味魔法による現実逃避に他ならず、使えば使うだけヘグニ本来のメンタルは……
「ダンまち」ヘグニ(厨二病)とベル
ヘグニはフレイヤ・ファミリア内でもやや孤立気味でした。
いや、そもそもの原因はヘグニの性格にありますし、フレイヤ・ファミリア自体が元々かなりギスギスしているので孤立はヘグニだけの問題ではないのですが、ヘグニはそれを特に強く感じていました。
そんなヘグニと相性が良かったのがベル・クラネル。
元々は他の幹部たちと同様、フレイヤがベルに執着していることに嫉妬し、普通に殺意を抱いていたヘグニ。
しかしフレイヤの『魅了』によってベルがフレイヤ・ファミリアに仮加入した際には、自分の痛々しい言動を気にせず普通に接してくれるベルに好印象。
「もしかして、無二の友?」などと、更に痛々しい妄想を抱いていました。
「ダンまち」ヘグニの活躍とその後
ヘグニは豊穣編におけるリュー・リオンのライバル的な立ち位置のキャラクターです。
シルとベルのデートの際にはリューと交戦し、あっさり瞬殺(LV6とLV4なので当然ですね)。
その後、派閥大戦では椿やダフネらを相手に無双していたヘグニの前に遅れてきたリューが現れ再戦することになります。
この時リューは連続ランクアップを果たしヘグニと同じLV6に。
恐らく本来の実力的にはまだまだリューはヘグニに及ばなかったでしょうが、直前の戦いでヘグニの体力が削られていたこともあり、ヘグニはリューに敗北してしまいます。
その後意識を取り戻すと、何とヘディンがファミリアを裏切って味方を攻撃中。
驚いて激昂するヘグニでしたが、ヘディンからフレイヤを真の意味で救えるのはベルだけであることを指摘され、ヘグニもフレイヤへの忠義からファミリアに反旗を翻すこととなります。
その後、フレイヤ・ファミリアは表向きは解散。
ただ実際にはシルごとヘスティア・ファミリアの傘下に入った形になっています。
更にそこに目を付けたミアにより、フレイヤ・ファミリアの団員たちは「豊穣の女主人」亭の従業員として引き入れられることに。
ヘグニは慣れない給仕仕事に精神状態がヤバいことになっていますが、仲良しのベルがいるのでまぁまぁ幸せそうです。
ちなみにヘグニは、シルにベルの監視を命じられていて……
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