「ダンまち」ヘルン~フレイヤの付き人にしてかつてシルと呼ばれた少女、VSローリエ、ベルへの想い~

 今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、フレイヤの付き人「ヘルン」について解説します。

 ヘルンはフレイヤ・ファミリアにおいて女神の側近として身の回りの世話を任されている女性団員。

 非常に謎多き少女であり、フレイヤとシルの重大な秘密に関わる存在です。

 派閥大戦後はベルヒロインの一人にして悪質な厄介オタと化しつつあるヘルン。

 本記事では彼女のプロフィールや強さ(レベル)、その過去やベルとの関係(VSローリエ)を中心に解説してまいります。

「ダンまち」ヘルンのプロフィール

基本プロフィール(年齢・二つ名など)

 ヘルンはオラリオ最強派閥の一角「フレイヤ・ファミリア」において、女神フレイヤの付き人を務める女性団員。

 団長のオッタル以外でフレイヤの傍に侍ることが許されている謎の多い人物です。

 外見は前髪で右目が隠れた銀髪ロングヘアの目の覚めるような美少女で年齢は不明。

 フレイヤ以外には基本冷淡かつ無関心ですが、オッタルの訓練でボロボロになったアイズに着替えを準備するなど面倒見の良い一面もあります。

 また狂信的というか厄介オタ的な気質があり、一度執着した相手にはどっぷり沼るのが特徴です。

 上級冒険者ではあるものの二つ名は無し。

 フレイヤが「この子は何者にもなれない」と断ったためとされており、周囲からは『女神の付き人』『名のなき女神の遣い(ネームレス)』などと呼ばれています。

名前の元ネタはフレイヤの異名

 ヘルンの名前の元ネタは北欧神話におけるフレイヤの異名の一つです。

 フレイヤの夫である神オーズはしばしば長旅に出て帰ってこなかったとされ、フレイヤは夫を恋しがって世界中を探し回ったとされています。

 その際、フレイヤはいくつもの異名を名乗ったとされ、その中の一つがヘルン(ホルン、ホーンとも)。

 ちなみにシルもフレイヤが名乗った異名の一つです。


「ダンまち」ヘルンの強さ(レベル・魔法)

LV2ながら女性団員としてフレイヤの側近に任じられる

 ヘルンはLV2の上級冒険者。

 フレイヤの付き人で戦闘は本業ではありませんが、最低限女神の護衛を担えるだけの実力は有しています。

<基本アビリティ>
H122
耐久I94
器用G227
敏捷H180
魔力S998
<発展アビリティ>
【神器:D】
<魔法>
【ヴァナ・セイズ】・変神魔法
・『神の力』を除く全てにおいてフレイヤに成ることができる。
<スキル>
【偽神憲章(デア・カルタ)】
???
【美惑灰光(ヴァナディース・スュール)】
???

 ステータスは典型的な『魔力』特化。

 ただこれは後述する特殊な魔法を日常生活の中で多用しているからで、魔導士というわけではありません。

 魔力が高いというより、戦う機会が少ないので他のステイタスが伸びていないというのが正確なところでしょうね。

 LV2にも関わらず発展アビリティが『D』まで伸びていることを考えれば、LV2になってから相当な期間が経過しているものと考えられますし。

 使用武器は短剣。

 あまり戦闘シーンは多くありませんが、白兵戦能力はLV2の後衛冒険者と同程度といったところです。

唯一無二の変神魔法【ヴァナ・セイズ】

 ヘルンの最大の特徴はその変神魔法【ヴァナ・セイズ】。

 これは神の力を除くあらゆる面でフレイヤに成るという唯一無二の魔法で、これにより作中でヘルンは度々フレイヤの影武者を務めています。

 同じ神の目は誤魔化せないようですが、フレイヤの『魅了』の権能を模倣するなど、ただ姿を模倣するだけの魔法ではありません。

 発展アビリティの【神器】やスキル【偽神憲章(デア・カルタ)】、【美惑灰光(ヴァナディース・スュール)】も名称からしてこの変神魔法に関わるものでしょうね。

 非常に強力な効果を持つ魔法ですが、この魔法にはフレイヤの感覚や感情をそのまま受信してしまうという副作用があり、それゆえにヘルンはフレイヤの狂信者となり、ベルへの感情に苦しむことになります。


「ダンまち」ヘルンの正体(シル・フレイヤとの関係)

 ヘルンは元々貧民街で育った「シル」という名前の少女でした。

 彼女はフレイヤの気まぐれにより拾われ、その時フレイヤに「何か欲しいものはある?」と問われます。

「わたしは、あなたになりたいです」
「わたしをやめて、きれいで」
「あたたかい、あなたになりたいです」

「それじゃあ、名前をあげる」
「代わりに貴方の名を私に頂戴?」

 そうして「シル」だった少女は名前と顔を捨て、フレイヤの異名であった「ヘルン」の名前を与えられます。

 そしてその名を与えられたことで、ヘルンはフレイヤに成る変神魔法を発現することになりました。

 一方のフレイヤは神威を抑えることで人間の少女「シル」に変身することができるようになり、作中ではヘルンを自分の影武者に仕立て上げ、「豊穣の女主人」亭のウェイトレスとして人々の中に溶け込んでいました。

 フレイヤとシルの関係性についてファンの間で様々な説が流れていたのは、このヘルンの存在があったからですね。

「ダンまち」ヘルンは「豊穣の女主人」亭へ

 派閥大戦後、フレイヤ・ファミリアは表向き解体され、実質的にはシルごとヘスティア・ファミリアの傘下に。

 団員たちはミアによって「豊穣の女主人」亭の従業員としてこき使われることになり、現在ヘルンはウェイトレスとして働かされています。

 男神たちからは「クール系ヤンデレ美少女のプリティー絵面キター!」と好評を博しているようです。

「ダンまち」ヘルンVSローリエ(ベルへの想い)

 ヘルンは元々、ベルのことを「女神を堕落させた存在」として忌み嫌い、殺意を抱いていました。

 一度はベルを殺そうとしたこともあったほど。

 しかし同時に、フレイヤを通じてベルを見てきたヘルンはベルに憎悪だけでなく愛情も抱いていました。

 二つの感情の間でヘルンは大いに苦しめられることになりますが、結果として彼女の存在がミアたちに派閥大戦への参戦を決意させることになり、ベルを救うことになります。

 

 派閥大戦後はベルに好意を抱くエルフのローリエと遭遇。

 ベルの宣教師であるローリエがベルの良さを語っていると、それに負けじとヘルンも愛憎交じりに延々ベルについて語り出し、ローリエに対抗。

 そこにベルがやってきて、ローリエがベルを買い物に誘おうと彼の手を取った瞬間、切れたヘルンがベルに襲い掛かります。

 そこでローリエがベルを庇い、逃がしたのですが、最後はベルの良さを語り合う口喧嘩へと発展したのでした。

 ヤンデレ系厄介オタと『妖精ザビエル』の異名を付けられたベルの宣教師。

 二人の戦いの結末や如何に……(多分、描かれない)

【まとめ】「ダンまち」キャラクター一覧



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