「ハイキュー‼」川西太一~次代の白鳥沢を背負って立つ男……なのに扱いは不遇? その後大学は浪人or留年? 声優は~

 今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から、次代の白鳥沢を背負って立つ男「川西 太一(かわにし たいち)」について解説します。

 川西太一は宮城県の王者、白鳥沢学園の2年生レギュラー。

 鋭い目つきのイケメンであり、要所要所で秀逸な活躍を見せたキャラクターなのですが、作中ではあまりクローズアップされることなく、やや不遇な扱いをされた男でもあります。

 本記事では川西太一の基本プロフィールや活躍に加え、扱いが不遇とされる理由やその後の進路(浪人or留年)などを中心に語っていこうと思います。

「ハイキュー‼」川西太一ってどんな奴?(声優含む)

基本プロフィール(身長、誕生日、最高到達点、声優など)

所属白鳥沢学園2年5組
ポジションミドルブロッカー
誕生日4月15日
身長188.3cm
体重74.0kg
最高到達点330cm
好物すきやき
最近の悩み花粉症デビューしちゃったかもしれない……
声優大森大樹

 川西太一は2年生ながら宮城県の王者、白鳥沢学園でスタメンの座を勝ち取った少年。

 外見は色素の薄い短髪と鋭い目つきが特徴で、白鳥沢ではエース牛島若利に次ぐ長身です。

 基本無表情であまり感情を表に出すことはありませんが、自己主張が弱い(というか他が強すぎる)だけで、点が決まれば喜び、都合が悪い時は聞こえないふりをする、ごくごく普通の高校生。

 作中では春高宮城県予選決勝で烏野高校の前に立ちふさがり、その冷静なブロックで主人公たちを大いに苦しめました。

 メインで登場したのはこの一戦のみ。決して目立つ存在ではなかったのですが、ファンからは根強い人気を誇っています。

天童から「雑食ブロック」と称される白鳥沢のもう一枚の壁

パワー3
バネ2
スタミナ4
頭脳4
テクニック3
スピード3

※表は最低1~最高5の5段階評価

 川西太一は天童覚と並ぶ白鳥沢学園のブロッカーです。

 作中で目立っていたのはゲス・ブロック(=憶測で跳ぶブロック)でドシャットを何度も決めた天童ですが、川西は冷静なプレーである意味天童以上に烏野高校を苦しめていました。

 川西のプレースタイルは天童曰く「雑食ブロック」。

 基本的には月島と同じリード・ブロック(=トスの行方を見てから跳ぶ)主体のブロッカーですが、調子が良い時はゲス・ブロックも使いますし、日向のようにリード・ブロックで間に合わないスパイカーにはコミット・ブロック(=スパイカーに合わせて跳ぶ)を使用します。

 要は的確にブロックを使い分け、負ける勝負はしないスタイル(瀬見からは「一番賢い」と高評価でしたが、ドシャット至上主義の天童とは合わないようでした)。

 また頻度こそ少ないですが速攻で攻撃参加することもあり、白布からは相手マッチポイントという重要な場面を任されるなど信頼されていました。

 牛若からも天童なき後(天童「それ死んだ時の言い方じゃない?」)ブロックの要になる男、もっと自信を持てと高評価でしたね。


「ハイキュー‼」川西太一は扱いが悪い(可哀想)?

イケメンかつ活躍していたのにほとんどキャラクターの掘り下げがない

 さて、川西太一は一部ファンの間で扱いが不遇ではないかとも言われています。

 その理由の一つが、イケメンかつ試合でも要所要所でしっかり活躍していたのに、他の白鳥沢スタメン陣と比べほとんどキャラクターの掘り下げがない点。

 同じブロッカーで強烈なインパクトを残した天童は言わずもがな。

 白布は牛若マニアとしてきっちり過去が掘り下げられていましたし、五色も次期エース兼弄られキャラとして春高予選後も存在感を発揮しています。

 大平獅音は「弁慶」、リベロ山形でさえ番外編においてダジャレキャラという意外な一面が明かされていました。

 にもかかわらず川西は作中での掘り下げがほとんどなし。

 試合で活躍していないモブならまだしも、あれだけ活躍していたのに……

アニメ第二期、白鳥沢のスタメンで川西だけが未登場

 しかし、単にキャラクターの掘り下げがないだけならわざわざ扱いが悪いと言われることはなかったでしょう。

 川西の扱いが悪いと言われるようになったのは、アニメ第二期が原因です。

 原作では一部を除き未登場だった白鳥沢学園の面々がアニメでは少し早めに登場したのですが、何故かそこに川西の姿がありません。

 他のスタメン陣はちゃんと登場しているのに、川西だけが。

 これを切っ掛けに一部のファンの間から、川西太一の扱いが悪い(可哀想)と話題になっていきました。


「ハイキュー‼」川西太一の活躍と名言、その後の進路

高校卒業後は東京の大学へ進学(浪人or留年している)

 川西太一は高校卒業後は東京の大学へ進学しています。

 2018年(23歳時点)で大学4年生との描写があり、恐らく浪人or留年しているものと考えられます。

 居酒屋でのバイトに明け暮れ金銭的にはカツカツの状態らしく、詳しい描写こそありませんが状況的にバレーはもう辞めているのでしょう。

 仙台までの交通費が確保できず、地元仙台で行われた日向と牛若の試合(Vリーグ、ブラックジャッカルVSアドラーズ)は観戦できませんでした。

 ちなみにファンブックの作者評では、青葉城西の花巻とともに「定職についてなくても楽しく生きてるから安心して」組だったので、まだ就職は決まっていないようです。

烏野戦ではシンクロ攻撃を止めるなど要所で存在感を示す

 それでは最後に、春高宮城県予選決勝での川西太一の活躍を名言と共に振り返り、シメとさせていただきます。

 川西の最大の見せ場は第4セット前半。

 これまで散々苦しめられてきた烏野高校のシンクロ攻撃。

「ウ~、来たこれ、嫌な攻撃(やつ)」
「――でも」

 ここで川西は冷静に状況を見極め、ゲス・ブロックで東峰のスパイクを見事にドシャットします。

 烏野高校は何とか持ち直しますが、最大の武器であるシンクロ攻撃をここで止めたというのは非常に大きいですよね。

「10番以外の二人に的を絞る」

 またその後、それまで日向(10番)にコミット・ブロックしていた川西ですが、日向以外に前衛が2枚いる状況で、走り回る日向に連続では攻撃させないだろうと考え、他二人に的を絞ってこちらもブロック。

 終盤の要所で見事な活躍を見せます。

 最終的に白鳥沢学園は敗北しましたが、この一戦は月島、天童、そして川西と両チームのブロッカーが躍動した名勝負でした。

【まとめ】「ハイキュー‼」キャラクター一覧

 



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