今回は言わずと知れた大人気漫画「呪術廻戦」から、五条悟の過去編に登場した悲運の少女「天内 理子(あまない りこ)」について解説したいと思います。
天内理子は星漿体と呼ばれる特殊体質を持つ重要人物。しかし本編開始12年前に伏黒甚爾の手にかかって死亡し、退場してしまいました。
しかし昨今発売されたファンブックでは、彼女の記載に微妙な含みがあり、ファンの間で復活・再登場の可能性が取りざたされています。
本記事ではその辺りの可能性も含め、語っていくことにしましょう。
呪術廻戦、天内理子のプロフィール(ネタバレ注意)
基本プロフィール(年齢、名前の由来)
誕生日 | 不明(享年14歳?) |
所属 | 不明 |
趣味 | バトミントン |
好きな食べ物 | 黒井が作ったポトフ |
苦手な食べ物 | ゴーヤ |
ストレス | 学校に行けないこと |
声優 | 永瀬アンナ |
天内理子は本編の12年前、五条悟たちの高専時代を描いた過去編に登場した少女。
年齢は当時14歳で、三つ編みとヘアバンドが特徴の勝ち気な雰囲気の持ち主です。
性格は星漿体という特殊な立場故か、やや尊大でお嬢様気質。
ぶっちゃけて言えば、一人称が「妾」で語尾に「のじゃ」とかつける痛々しいリアル中二病患者です。
ちなみに、学校では普通に喋っており、自分がイタイと感じるだけの理性は持ち合わせているようです。
名前の由来は作者曰く「そら!(=天)ことわり!(=理)おりゃ~!!」……適当。
星漿体という特殊体質を除けば呪術の才能もなく、本当にどこにでもいる極々普通の少女でした。
星漿体っていったいなんなの?
それでは星漿体とはいったい何なのか?
この世界には天元と呼ばれる存在がいます。
天元とは不死の術式を持つ呪術界の要、呪術界にとって欠くべからざる存在。しかし天元は「不死」ではあっても「不老」ではありません。
天元は一定以上老化すると人ではなくなり、より高次の存在に進化してしまうのですが、その時の天元には人としての意思がなく、最悪人類の敵に回ってしまう可能性もあると言われています。
それを避けるため、500年に一度、天元と適合する存在と同化し、肉体の情報を書き換えて進化を食い止めてきたのですが……その天元と適合する器こそが「星漿体」です。
言葉を取り繕わず言えば、星漿体とは天元という存在に捧げられる生贄のようなものですね。
呪術廻戦、天内理子の人間関係
メイドさん、黒井美里は唯一の家族
天内理子は4歳の時、交通事故で両親を亡くしており、血の繋がった家族はいません。
唯一の家族は黒井美里というメイドの女性。
黒井美里は代々星漿体に仕える家の出身で、本人はそれが嫌で一度は家を飛び出たのですが、天内理子に惹かれて戻ってきたそうです。
年齢は過去編(2007年)当時で31歳ですが、実年齢よりかなり若く見られることが多いのだとか。
術式は持っていませんが、理子を守るために基本的な呪力の扱いと体術は習得しており、そこそこ戦えます。
天内理子とは互いに本当の家族のように思い合っていました。
高専時代の五条悟、夏油傑との交流
過去編において、天元との同化を間近に控える天内理子のもとに、護衛として派遣されたのが高専時代の五条悟と夏油傑でした。
元々星漿体の所在は秘匿されていたのですが、それが外部に漏れ、呪詛師集団や天元を信奉する宗教団体「盤星教」から天内理子は命を狙われていました。
残された時間を友人たちと過ごしたいと学校に通う天内理子に振り回されながらも、五条たちは彼女と交流を深めていきます。
そして、同化の儀式の直前「もっと皆と……一緒にいたい」と本音を吐露する天内に、夏油は手を差し伸べるのです、が……
呪術廻戦、天内理子は実は生きている?
過去編で伏黒甚爾に殺されたはず、だが……?
同化ではなく人として生きたいという願いを口にした天内理子。
しかし、その願いは「盤星教」に雇われた殺し屋、伏黒甚爾が放った凶弾によって阻まれ、彼女は命を落とします。
銃弾によって頭部を撃たれており、その後の状況を見ても生存の可能性は皆無と言ってよいでしょう。
間違いなく、この時天内理子は伏黒甚爾によって殺されました。
ですが、後にこの死には疑問が出てきます。
ファンブックで曖昧な表現、これは復活・再登場の伏線か?
きっかけは2021年3月に発売されたファンブック。
このファンブックの天内理子の記載を見ると「享年:14歳?」と曖昧な表現で書かれています。
他の死亡キャラクターを見ると、「?」などはなく、断定的に享年が記載されているにもかかわらず、です。
また、伏黒甚爾によって天内理子の死の直前に害され、生死が不明のままとなっている黒井美里(「多分死んでる」「生かす気も殺す気もなかったけどな」「運良きゃ生きてんじゃね?」)についても享年が書かれておらず、「年齢:31歳(2007年時点)」とぼかされています。
天内理子はあの時、間違いなく死んでいました。
しかし、彼女は「不死の術式」を持つ天元の器、星漿体です。
天元の影響を受け、人ではない形で復活・再登場する可能性というのは十分にあるのではないでしょうか。
例えば天内の遺体が特殊な方法で保管されていて、今後天元に何かあった際、天内の肉体が利用される、とか(遺体を使うのはリスクがあるので避けていた、黒井は生きていてその遺体を見守っている)……色々展開は考えられますよね。
少なくとも、ファンブックの記載は間違いなく伏線。
何らかの形で天内理子が再登場する可能性は高いですから、それを期待して見守っていくことにしましょう。
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