今回は言わずと知れた大人気漫画「呪術廻戦」から、五条悟の過去編に登場した星漿体の世話係「黒井 美里(くろい みさと)」について解説します。
黒井美里は代々「星漿体」と呼ばれる存在の世話を任されてきた一族の女性。
今代の星漿体・天内理子に仕える世話係であると同時に、彼女にとって唯一の家族と呼べる存在です。
過去編では懸命に天内理子を支えたものの悲劇的な結末を迎えた黒井美里。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや、その後の生死などを中心に深掘りしてまいります。
呪術廻戦、黒井美里のプロフィール(ネタバレ注意)
基本プロフィール(年齢、趣味、ストレスなど)
年齢 | 31歳(2007年時点) |
所属 | 不明 |
趣味 | マリカー |
好きな食べ物 | スイカ |
苦手な食べ物 | シャコ |
ストレス | 天元様周りの話 |
声優 | 清水理沙 |
黒井美里は本編開始の12年前、五条悟たちの高専時代を描いた過去編に登場した女性です。
星漿体と呼ばれる特異体質の少女「天内理子」の世話係を務めるメイドさんで、両親を事故で亡くした天内理子の唯一の家族として彼女を支えていました。
基本的には真面目で心優しい普通の女性。
ただ若干、天内理子を愛し過ぎており、彼女を害する者たちに対しては攻撃的になる傾向があります。
また年齢は31歳となっていますが、実年齢より若く見られることが多いようです。
その強さ:術式はないが呪力の扱いや体術は心得ている
黒井家は代々「星漿体」の世話を任されてきた一族です。
その為、黒井美里も星漿体を守るため、生得術式こそないものの、基本的な呪力の扱いと体術は身に着けています。
ただその実力は、正直大したことはありません。
作中では呪詛師の術式で生み出された分身をモップで殴り倒しており、モブ戦闘員レベルなら十分対処できます。
一方で、呪詛師集団「Q」の刺客には敗北して理子を危険にさらしており、術式を持った呪詛師相手だと分が悪い模様。
総括すれば「全く戦えないことはない」といったレベルですね。
呪術廻戦、黒井美里と天内理子(星漿体)
一度は黒井家を離れるも、天内理子に惹かれて戻ってきた
黒井美里は元々、黒井家の役割を嫌い、家を離れて短大へ進学していました。
当初の予定では、そのまま養護教諭になろうとしていたそうです。
しかし彼女は天内理子と出会い、彼女に惹かれて黒井家に戻ってきます。
よっぽど天内が可愛かったんでしょうね。
そして二人は過去編の更に10年前、天内理子が4歳の時に両親を亡くしてからずっと一緒に暮らしています。
天内理子にとって黒井は誰より長い時間を共に過ごした家族であり、黒井もそんな天内を妹のように娘のように大切に思っていました。
天内理子の「星漿体」としての使命にはやりきれない想いを抱く、が……
そもそも星漿体とは、呪術界の要である「不死の術師」天元様の器。
天元様と同化し、その老い(進化)をリセットすることで、天元様を「人類の味方」にとどめておく「生贄」のような存在です。
黒井は天内がそんな使命を背負わされていることにやり切れない思いを抱いていますが、同時に天内が役目から逃げられないことも理解しています。
その為、黒井はせめて天内が人として過ごせる時間を楽しく穏やかに過ごせるようにと見守っていました。
「お嬢様から何も奪うな」
呪詛師に向けた敵意の言葉。
それは天内理子が背負う運命そのものへの怒りだったのでしょう。
呪術廻戦、黒井美里の黒幕説
そんな優しい黒井美里ですが、何故か過去編が本誌で連載されていた当時、一部の読者の間で「黒井美里 黒幕説」がまことしやかに流れていました。
作中で黒井美里は一度、星漿体を狙う「盤星教」の手の者によって拉致され、人質にされています。
その後、黒井は沖縄であっさり奪還されて事なきを得たのですが、黒井は不意打ちを受けて拉致された際の記憶がありませんでした。
加えて黒井の救出シーンは何故かバッサリカット。
一部の読者は、この部分に不穏なものを感じ、実は黒井が黒幕(あるいは黒幕と繋がっているスパイ)で、わざと捕まったフリをしたのでは、と考えたのですね。
実際、黒井を拉致したとことになっていた犯人は非術師で、それなりに戦える黒井があっさり捕まるのは不自然です。
が、この黒幕(スパイ)説はその後、否定されています。
黒井を拉致したのは恐らく伏黒甚爾。
かの超人であれば、記憶にも残らないぐらい一瞬で黒井を拉致するぐらいは容易いでしょう。
何よりその後の展開や、コミックス及びファンブックで捕捉された情報を見ると、黒井が天内を裏切って敵と通じていたと考えるのは無理があります。
呪術廻戦、黒井美里のその後(生きてる? 死亡?)
黒井美里は天元様と同化するため薨星宮へ向かう天内理子と最期の別れを行った直後、伏黒甚爾の襲撃に遭い、致命傷を負っています。
この際、天内理子は銃で頭を撃たれ死亡。
しかし、黒井美里の生死に関しては、はっきりとしたことが言及されていません。
「多分死んでる」
「生かす気も殺す気も」
「なかったけどな」
「運よきゃ生きてんじゃね?」
生きているのであれば、その様子が描写されても良さそうなものですが、伏黒甚爾を倒した五条と夏油が合流した際も黒井の姿は描かれていませんでした。
普通に考えれば死亡したと考えられますが……
その後、ファンブックが発売。
ファンブックでは死亡したキャラクターに関しては明確に「享年:〇〇歳」と記載がありましたが、黒井に関しては「31歳(2007年時点)」と死亡が明言されていませんでした。
つまり、黒井の生死については未だ確定していないということ。
更に天内理子に関しても「享年:14歳?」と疑問符がついており、復活の可能性が示唆されています。
今後、黒井と天内が現代編に登場する可能性もワンチャン……!
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