今回は原作・赤坂アカ、作画・横槍メンゴの豪華タッグがヤングジャンプで連載中の人気作【推しの子】から、「劇団ララライ」について解説します。
劇団ララライは黒川あかねや姫川大輝が所属する劇団。
その団員たちは有馬かなをして一流と言わしめる名優ばかりです。
かつて双子の両親が出会った場でもあり、物語の根幹に大きく関わってくる劇団ララライ。
本記事ではその成り立ちとメンバー、過去の因縁を中心に解説してまいります。
【推しの子】劇団ララライとは？
劇団ララライとは「推しの子」の作中で登場する劇団。
第３章「恋愛リアリティーショー編」で初めてその名前が登場し、第５章「2.5次元舞台編」から本格的に主要メンバーが登場しています。
東京ブレイドの2.5次元舞台では、劇団ララライのメンバーが主要キャストを務め、その演技力をいかんなく発揮していました。
一流の役者しかいないとされる実力派で、劇団員たちは舞台だけでなくドラマや映画を掛け持ちしている者も。
詳しくは後述しますが、アクアやルビーの両親が出会った因縁の場でもあります。
【推しの子】劇団ララライの成り立ち
劇団ララライは元々芝居専門学校に通っていた者たちが自分たちでサークル演劇を立ち上げたところから始まっています。
立ち上げメンバーの一人で主宰の金田一が56歳ですから、30年以上の歴史を持つ劇団ということになります。
やりたいことをやりたい身勝手なメンバーで立ち上げた劇団ですが、学生主導のため当初は人を集めるのも一苦労。
かつてはワークショップで人を集め公演を回していたこともあるそうです。
【推しの子】劇団ララライのメンバー
現団員
金田一敏郎（代表・演出）
劇団ララライの立ち上げメンバーの一人であり、代表兼演出家。
演技に関しては厳しいものの面倒見が良く、両親を亡くした姫川大輝の面倒を見ていた。
黒川あかね
劇団ララライの若きエース。
没入型の天才役者で独自のプロファイリング手法を演技に活かしている。
姫川大輝
劇団ララライの看板役者。
月９主演経験もあり数々の映画賞を受賞した経験もある若き超一流俳優。
みたのりお
七三分けのモブ顔っぽい役者。
実は人気実力共に超一流でああったことが後に判明する。
化野めい
かわいいモブ女優その１。
特徴的な目の持ち主でファンから注目が集まる。
吉冨こゆき
かわいいモブ女優その２。
化野より出番が少ない。
林原キイロ
猫っぽい顔つきのモブ俳優。
船戸竜馬
筋肉質でオールバックのモブ俳優。
過去に在籍していた者たち
星野アイ
鏑木Ｐの紹介で劇団ララライのワークショップに参加し、演技を学んだことがある。
カミキヒカル
かつて劇団ララライに所属しアイの面倒を見ていた。
金田一が絶賛したほどの天才役者だったが、現在は劇団を離れている。
鏑木勝也
大学時代に劇団ララライに所属しており、その縁でアイに劇団ララライのワークショップを紹介した。
上原清十郎
かつて劇団ララライに所属していた売れない役者で、姫川大輝の戸籍上の父。
十数年前に妻と心中している。
姫川愛梨
かつて劇団ララライに所属していた、朝ドラ主演経験もある人気女優。
姫川大輝の母であり、夫の上原清十郎に殺された。
ある意味でこの物語の全ての元凶。
【推しの子】劇団ララライの過去
アイを変えたワークショップ
アイドルになって田舎から出てきたばかりのアイは、鏑木Pの紹介で劇団ララライのワークショップに参加しています。
当時のアイはプロ意識のない芋娘でしたが、そこで双子の父親であるカミキヒカルと出会って恋をし、身なりにも気を遣うようになって、一気に大人になっていったそうです。
最終的にそこで双子を妊娠してしまい、一時的に芸能活動を休止しています。
主宰の金田一はこのワークショップを「失敗」で「もうやらん」と語っていました。
その理由を当初、ファンはアイの妊娠によるものかと噂していましたが、実際にはこの時、ララライでは悍ましく歪んだ愛憎劇が繰り広げられていたのです。
「15年の嘘」で語られた歪んだ愛憎
劇団ララライの過去、ワークショップの裏で起きていた出来事は映画「15年の嘘」で語られています。
ワークショップに参加したアイは、若き日のカミキヒカルと出会い、彼から演技指導を受ける中で互いに恋に落ちました
しかし当時のカミキヒカルは小児性愛者だった姫川愛梨に陰で性的関係をもたされ、そのことに苦悩していました。
カミキヒカルは姫川愛梨との関係を断ち切ろうとしますが、大輝が上原清十郎ではなく自分の子供であることを告げられ絶望。
思いつめたカミキヒカルから真相を知らされた上原清十郎は、激昂して妻と心中してしまいました。
追い詰められたカミキヒカルはアイに縋ろうとしますが、当時双子の妊娠が判明したアイは、これ以上自分たちが側にいたら彼は命の重さに押しつぶされてしまうと考え、ワザと彼を突き放し別れを選んだのです。
ですがそのことでカミキヒカルは絶望してしまい……
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