ワールドトリガー「照屋文香」~柿崎をロックオンしたかわいい「押し掛け肝っ玉女房」「柿崎夫人」~

 今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」において、作者から「押し掛け肝っ玉女房」と称されるお嬢様「照屋 文香(てるや ふみか)」を紹介します。

 ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。

 照屋はB級ランク戦中盤に登場した、主人公たちのライバルチーム柿崎隊に所属する隊員。

 ランク戦での登場シーンこそさほど多くありませんが、そのおしとやかな外見とは対照的な女傑ぶりは、何かとファンの間で話題となっていました。

 遠征選抜試験編では水上9番隊で新しい一面を見せており、何かと注目の隊員です。

ワールドトリガー、照屋文香のプロフィール(声優含む)

見た目はかわいい、だけど中身は「柿崎夫人」と呼ばれる女傑

ボジションオールラウンダー(B級部隊 柿崎隊所属)
年齢16歳
誕生日7月21日
身長157cm
血液型O型
星座つるぎ座
職業高校生
好きなものプリン、そうめん、ピアノ、犬
声優のぐちゆり

 照屋はB級部隊柿崎隊に所属するオールラウンダーで、初登場は大規模侵攻編のランバネイン戦。

 ただその時は本当にチラリと登場しただけなので、本格的な登場はB級ランク戦ラウンド5、主人公たち玉狛第二との戦いからです。

 外見は長い髪を三つ編みにした、キリッとした雰囲気のかわいい少女。

 そのおしとやかな見た目や仕草とは対照的に、ズバズバものを言うタイプで、かなり積極的な性格をしています。

 詳しくは後述しますが、隊長の柿崎に惹かれて柿崎隊に入隊しており、その堂々たる振る舞いと相まって、作者からは「押し掛け肝っ玉女房」、読者からは「柿崎夫人」と呼ばれることもある女傑。

本物のお嬢様、財力は偉大

 そんな照屋ですが、実家はかなりのお金持ち。
 ボーダーとは非提携のお嬢様学校に通っており、木虎の先輩にあたるそうです。

 怖いものなしの性格かと思いきや、意外にも幽霊が苦手という弱点があり、驚いてお化け屋敷の仕掛けを破壊してしまったこともあるのだとか。

 ちなみに、その時は親の財力により事なきを得たそうです。

 財力は偉大ですねぇ。


ワールドトリガー、照屋文香の強さ

奈良坂、歌川と新人王を争った俊才オールラウンダー

トリオン7
攻撃6
防御・援護7
機動6
技術8
射程4
指揮5
特殊戦術2
合計45

 これが照屋のパラメーターです。
 全体的にバランスよくまとまっており、B級中位の隊員としては可もなく不可もなく、といったところでしょうか。

 ただこれはあくまでボーダーの隊員に対する評価。

 ランク戦での判断力や戦果を見るに、実際の能力はこの数値以上のものがありそうです。

 隊長の柿崎は、柿崎隊が低迷しているから照屋たちが過小評価されていると感じていましたが、そう思うのも無理はないでしょう。

 何せ照屋は奈良坂(スナイパー2位)、歌川(A級3位部隊所属)と新人王(新入隊員でそのシーズンに最もポイントを獲得した隊員)を争った俊才。

 個人としての能力はもっと評価されても良いはずです。

 これはあくまで、「柿崎隊の隊員」としての評価なんでしょうね。

柿崎隊の実質的なエース、高い作戦立案能力と対応力

 照屋は柿崎隊の実質的なエースです。

 ブレードトリガー「弧月」をメインに、サブでガンナートリガーを使うスタンダードなオールラウンダーで、隊長の柿崎が指揮に軸足をおいている分、柿崎隊の攻撃の主軸は照屋です。

 実際、玉狛第二とのランク戦では、千佳の「鉛弾狙撃」にも適切な対処法を編み出し、初見の「鉛弾+誘導弾」に不意をうたれながらも、しっかり千佳を仕留めてポイントを挙げています。

 おそらく個人技で言えばA級隊員と比べてもそん色ない水準にあるのではないでしょうか。

 とはいえ照屋は柿崎隊の一隊員であり、消極的な柿崎の戦術では照屋の能力を活かしきれていません(照屋たち隊員は否定していましたが、少なくとも柿崎はそう考えています)。

 その意味で、柿崎隊の一員として考えるならボーダーの照屋に対する評価は、あながち間違ってはいないでしょう。

 敗北を経て柿崎隊が今後どのように成長するか、それが照屋の評価を左右することになるでしょうね。


ワールドトリガー、照屋文香と柿崎国治

「この人は支えがいがありそう」

 さて、このように非常に優秀な照屋が何故、戦績の振るわない柿崎隊に所属しているのか。

 それは照屋が柿崎に個人的に惹かれたからです。

 きっかけは柿崎が嵐山隊に所属していた時の記者会見。記者の意地悪な質問にあたふたする柿崎を見て、照屋はこう思ったそうです。

「この人は支えがいがありそう」

 当時12歳だった照屋にそんなことを思われる柿崎(当時15歳)。
 そして入隊理由を問われて、本人を前に堂々と答える照屋。

 将来の夫妻の力関係が如実に表れたやりとりですね。

普段は柿崎をしっかり立てて、良い妻を演出か?

 そんな女傑照屋ですが、作戦中も含め、普段は柿崎をきちんと立てています。

 作戦中意見を具申して却下されても、素直に柿崎の指示には従います。

 柿崎の指揮によって敗北して柿崎が落ち込んでいても、そんな柿崎のメンタルをちゃんとフォローしてあげています。

 将来の良い妻をアピールしているのかな、とも思ったのですが、多分単純にこうやってダメな柿崎をフォローするのが楽しいんでしょうね。

 なんせ入隊理由が「この人は支えがいがありそう」なんですから。

ワールドトリガー、照屋文香は頼られると「燃える」

 遠征選抜試験編では照屋の熱血な一面が垣間見ることができます。

 当初から、あまり相性が良さそうには見えなかった臨時部隊、水上9番隊の水上敏志

 隠し事をして自分たちに頼る様子の見えない水上に、照屋は不満げな様子を隠せずにいました。

 特に戦闘シミュレーションを巡っては、水上がその存在を隠して一人で実施しており、それを隠そうとする水上と不審がる照屋の間でトラブルが起きたことも。

 しかも戦闘シミュレーション3日目には、一人で戦闘シミュレーションをこなしきれなくなった水上がギブアップし、隊員たちに情報を隠していたことを暴露するはめになります。

 当然のごとく不満を爆発させてしまう照屋でしたが、水上が素直に自分たちに頼ったことで逆に発奮。

「『頼む』って言われた方が……」
「燃えるんです……!」

普段のお嬢様風の様子から一変、瞳に炎を滾らせる照屋は、本当に人に頼られ、人を支えるのが大好きなんだな、と思いましたね。

【まとめ】ワールドトリガーキャラクター考察wiki

 



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