「黄泉のツガイ」アザミ~東村に住む幼い少女、その登場話(何話)、ユルたちと合流した意味は?~

 今回は荒川弘先生が少年ガンガンで連載中のダークファンタジー「黄泉のツガイ」から、東村の少女「アザミ」について解説します。

 アザミは主人公のユルが育った山奥の集落「東村」に住む少女。

 ユルたち「運命の双子」やツガイについては何も知りませんが、与謝野イワンに人質として連れ去られ、現在はユルたちと段野家で暮らしています。

 今のところ物語的にどんな意味があるのか見えてこない微妙な立ち位置の少女。

 本記事ではそんなアザミのプロフィールや登場話を中心に深掘りしてまいります。

「黄泉のツガイ」アザミのプロフィール

基本プロフィール

 アザミは主人公のユルが育った山奥の集落「東村」に住む幼い少女。

 東村の暗部は知らず、ユルのことは「ユル兄ちゃん」と呼び慕っています。

 外見は頭の後ろで髪を一つにまとめた純朴そうな普通の少女。

 年齢は第1話時点で「もうすぐ7歳」と紹介されていました。

 作中では母親をガブちゃんに殺されたり、与謝野イワンに攫われて段野家の世話になったりと散々な目に遭っています(後述)。

 文明から隔絶された東村の住人でありユルと同様に一般常識はありませんが、ごく一般的な感性の持ち主。

 村に戻りたいと泣いたり、影森アスマの顔が胡散臭いと泣いたり、よく泣いている印象があります。

何も事情を知らない東村の少女

 東村でユルたち「運命の双子」やツガイについての秘密が伝えられるのは大人になってから。

 そのため、アザミは東村の住人ではありますが村の秘密については何も知らされておらず、ツガイを見ることもできません。

 後述する与謝野イワンの襲撃に巻き込まれて色々と知るべきではないことを知ってしまったため、村に戻れば座敷牢に入れられてしまう可能性も。

 そのため、現在はユルたちと共に段野家の世話になっています。


「黄泉のツガイ」アザミの登場話(何話)

母をガブちゃんに殺される(初登場・第1話)

 アザミの初登場は第1話。

 村にやってきたとデラと話をし、もうすぐ7歳になると母親に紹介されていた少女がアザミです。

 しかしこの直後、アサやガブちゃんたち影森家の兵隊が東村を襲撃。

 アザミは目の前でガブちゃんに母親を殺され、ショックで気を失ってしまいます。

与謝野イワンに攫われ下界へ

 アザミの再登場は16~17話。

 ユルに対する人質を手に入れるため、与謝野イワンの襲撃を受けた東村。

 与謝野イワンはツガイである偽アサを捕まえましたが、保険として人間の人質を連れていくことにしました。

 そこで目をつけられたのが母親が殺されたショックでふさぎ込んでいたアザミ。

 アザミは偽アサと共に新郷ハヤトの元に連れていかれ、ユルに対する人質として使われます。

 紆余曲折有ったのち、アザミはユルたちに救出され、東村に戻すのは危険と判断されてユルたちと共に段野ハナの家に逗留することになります。



「黄泉のツガイ」アザミの人間関係

 アザミは東村で父親と母親との三人家族。

 母親は第1話で殺されていますが、父親のオダマキは健在で今も東村でアザミの帰りを待っています。

 段野家ではユルとデラのみが顔見知りで、それ以外の人とは村との常識の違いから少し距離がある印象。

 体育会系のハナちゃんの部屋を見て怯えていましたし、ずっと村に帰りたいと考えています。

 ただ子供の相手が得意なザシキワラシやオシラサマのお陰で、何とか落ち着いている印象ですね。

「黄泉のツガイ」アザミの役割は?

 アザミの存在は今のところ物語においては異物です。

 怪しいとかおかしい存在とかではなく、特に本筋には関係のない不純物と言えばいいのでしょうか。

 彼女は与謝野イワンに攫われたことが切っ掛けで段野家にやってきましたが、正直展開的には別にいなくても良い存在。

 アザミという存在がユルたちと合流する必然性が、今のところは全く見えてきません。

 ただ意味のないキャラクターをメインパーティーに加えることは考えにくいので、恐らく今後アザミにも何らか重要な役割が課されるものと思われます。

 それが、母親を殺したガブちゃんを非難する役割なのか、ユルにとっての足かせなのか、はたまた東村の住人と外の世界との橋渡しなのかは不明。

 この作品では今のところアザミだけでなく、オシラサマなど役割の見えないキャラクターが多く登場しているので、今後彼女たちが物語にどのような影響を及ぼすか注目ですね。

【まとめ】「黄泉のツガイ」キャラクター一覧



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