今回はヤンマガ本誌で連載中の図書館お仕事コメディ「税金で買った本」から、灰坂姉こと「灰坂 桔梗(はいさか ききょう)」について解説します。
灰坂桔梗は主人公の友人・灰坂坑太のお姉さん。
グレてヤンキーになった弟は違い優等生で、弟とはあまり仲が良くありません。
単なる優等生ではなく、石平くんも尊敬するカッコいい女傑。
本記事ではそんな灰坂桔梗(灰坂姉)のプロフィールや人間関係、登場話を中心に解説していまいります。
目次
「税金で買った本」灰坂桔梗(姉)のプロフィール
引用元:ずいの Twitter
基本プロフィール
灰坂桔梗は主人公の石平くんの友人・灰坂坑太の三歳年上の姉です。
外見は髪をうなじの辺りで二つに結わえたメカクレ系お姉さん。
前髪を伸ばしているのは額の傷を隠すためです(後述)。
性格は基本的に落ち着いていますが、キレるとはっちゃけるタイプ。
弟との仲はあまり良くなく、弟が関わるとガラッと態度が変わります(後述)。
不遇をバネに努力を重ねた優等生
灰坂桔梗(灰坂姉)は初登場時大学生。
どこの大学に通っているかは不明ですが、石平くんたちが住む地域で一番偏差値の高い東高校に通っていたそうなので、恐らくそこそこいい大学に通っているものと思われます。
中学時代までの灰坂桔梗(灰坂姉)はあまり優秀とは言えず、家族からもどんくさい子扱いで冷遇されていましたが、その境遇をバネに努力を重ねて東高校に入学しました。
両親はそれを切っ掛けに手のひらを返し灰坂桔梗(灰坂姉)のことを優遇するようになりましたが、灰坂桔梗(灰坂姉)は今でも両親のことを恨んで良く思っていないフシがあります。
「税金で買った本」灰坂桔梗(姉)と灰坂坑太(弟)
引用元:ずいの Twitter
灰坂桔梗(灰坂姉)と弟の灰坂坑太の仲は良くありません。
灰坂坑太は中学に入るまでは優等生で、姉と違って親から可愛がられていたのですが、中学受験に失敗して(両親は姉には中学受験の話すらしなかった)ドロップアウト。
それと同時に灰坂桔梗(灰坂姉)が東高校に受かり、それまで弟を可愛がっていた両親は手のひらを反して姉を可愛がるように。
そのことが悔しかった灰坂坑太は灰坂桔梗(灰坂姉)を蹴りつけ、彼女の額には大きな傷が残ってしまいました。
以来、二人の間には大きな溝が出来てしまっています。
「税金で買った本」灰坂桔梗(姉)と佐藤優多佳
引用元:ずいの Twitter
「蔵書点検高速スキャンの女」こと佐藤優多佳と灰坂桔梗(灰坂姉)は高校時代からの友人。
同じ大学に通っているのかどうかは不明ですが、作中では大学に進学して以降も親しくしている様子が描かれています。
灰坂桔梗(灰坂姉)は佐藤さんのことをサトちゃんと呼び、急な熱海旅行にも誘ってみたりとかなり佐藤さんのことを気に入っている様子。
佐藤さんはどちらかと言えばカッコいいタイプなので、元々どんくさいがり勉タイプだった灰坂桔梗(灰坂姉)からすると憧れめいた感情があるのかもしれませんね。
「税金で買った本」灰坂桔梗(姉)はカッコいい女
灰坂桔梗(灰坂姉)は石平くんが思わず「お前の姉ちゃん…カッケェよな」と呟くほどの女傑です。
元々は真面目ながり勉タイプだったようですが、大学進学を機にイメチェンしたのか現在はかなり垢抜けています。
何よりカッコいいのはそのはっちゃけ具合で、詳しくは後述しますが親の車を盗んだ弟に対し、いきなりケリをかまして車を奪取。
それを親に返すのかと思いきや「あんたばっかり車盗んで許されんのズルい!!」と言い、そのまま車で熱海旅行に出かけてしまったのです。
ある意味真面目、またある意味ではとても自由な女性であり、時に開き直った行動がとれるところは、この息苦しい時代においては貴重な逞しさと言えるでしょう。
「税金で買った本」灰坂桔梗(姉)の登場話
灰坂桔梗(灰坂姉)の登場話は58~60話の「陽気なギャングが地球を回す」。
高校の中島先生から、しばらく灰坂が家に帰っていないという話を聞き心配する石平くん。
そんな彼が偶然図書館で出会ったのが、佐藤さんと自習室に来ていた灰坂桔梗(灰坂姉)でした。
彼女から灰坂坑太が父親の車を盗んで行方不明になっていることを聞いた石平くんは、かつて自分が「もし人生がクッチャクチャでどーしようもなくなったらさ 高い車盗んで銀行強盗とかしよーぜ!」と彼に話したことを思い出します。
その場所に行くと、そこには盗んだ車と共に灰坂坑太の姿が。
現実のロマンの無さに打ちのめされていた灰坂坑太は、石平くんと話して少しだけ立ち直ります。
そこにやってきたのが石平くんから連絡を受けた灰坂桔梗(灰坂姉)。
彼女はいきなり弟からハンドルを奪い取ると、自分はこれから車を盗んで熱海旅行に行くと宣言。
「あ。アンタと友達も連れてってあげてもいいよ どうする?」
「乗んねぇよ…旅行には 自分らで行くから」
ハッキリそう答える弟に笑みを返し、灰坂桔梗(灰坂姉)は楽しそうに旅行へと出かけて行ったのでした。
本気で嫌っていたら旅行に誘ったりはしないでしょうし、何だかんだ彼女は彼女なりに弟のことを心配していた、ということなのでしょうね。
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