今回は「ジャンプ+」で連載中の恋と希望のダークファンタジー「エクソシストを堕とせない」より、エクソシストたちの指揮官「ダニエル」について解説します。
ダニエルは教会所属の医師であり、エクソシストの指揮官として登場した男性。
神父くん一人に世界の命運を託すことを良く思わない枢機卿派の一人でレアたちの上司にあたります。
ただ神父くんに対して敵意はなく、彼には徹頭徹尾良識ある大人として接していました。
本記事ではそんなダニエルのプロフィールや人間関係、登場話を中心に解説してまいります。
目次
「エクソシストを堕とせない」ダニエルのプロフィール
基本プロフィール
ダニエルは教会所属の医師であり、神父くんたちエクソシストの指揮官を務める男性です。
外見は金髪で鋭い三白眼が特徴の中年男性。
リアリストかつ合理的な性格で、ほとんど感情を表に出すことがありません。
世界の命運を神父くんたちのような子供に託さざるを得ないことを馬鹿げた話と口にしており、そうせざるを得ない自分たちに不甲斐なさを感じているようです。
教会内では改革路線を訴える枢機卿派に属し、一個人に頼ることなく悪魔を討伐できる仕組みづくりを訴えています。
エクソシストの指揮官
ダニエルはエクソシストたちの指揮官を務めています。
彼の具体的なポジションやどこまでの指揮権があるかは不明ですが、少なくとも神父くんやレア、バーバラ、ダンテ、ミハイル、マルコ、アレクサンドラといった教会内でも最上位の実力を持つエクソシストたちがダニエルの指揮下で作戦に臨み、行動している模様。
作戦立案能力や判断力は的確かつ柔軟。
エクソシストたちも彼の指揮を当然と受け入れていて、相当信頼されていることがうかがえます。
「エクソシストを堕とせない」ダニエルの強さ
ダニエルは指揮官であり、自ら戦うタイプではありませんが、必要とあれば銃を使ってサポート程度はこなすことができます。
また、ベルフェゴール戦ではほとんどの人間が怠惰の魔力に抵抗できず人形になってしまう中、一時的とはいえその魔力に抵抗できていたことからすると、何らか奇跡に類する力を有しているものと考えられます。
元は現場のエクソシストだった、という可能性が高そうですね。
「エクソシストを堕とせない」ダニエルの人間関係
ダニエルはエクソシストたちの指揮官であり、指揮下のエクソシストたちからは信頼され、まず良好な関係を築いています。
ただ神父くんは厳格なダニエルのことを少し苦手に思っていて、これまで会議などは欠席することが多かった模様。
改革路線の枢機卿派でレアやバーバラの直属の上司にあたりますが、教皇派のダンテやマルコと仲が悪いということはなく、現場にそうした思想的な対立を持ち込まないようにしているようです。
現場のエクソシストが混乱することなく事件に対処できていたのは、ダニエルの差配があったからというのも大きいのかもしれません。
「エクソシストを堕とせない」ダニエルの登場話
初登場はリモート会議(19話)
ダニエルの初登場は暴食編の19話。
蠅の王ベルゼブルとその魔女たちに対処するエクソシストたちのリモート会議を仕切る議長として登場しています。
合理的な態度で癖の強いエクソシストたちを的確にコントロール。
神父くんが「愛月イムリが洗濯物をカゴに入れるようになった」と会議の趣旨とは全く違うトンチンカンな報告をした際も「貴重な情報をどうも」と流して話をまとめています。
怠惰編から本格的に参戦
ダニエルが主人公たちに合流したのは怠惰編から。
色欲編でアスモデウス相手に暴走し精神的に危うい状態にあった神父くんを監視するため、集団居住区で神父くんたちと行動を共にするようになります。
ダニエルは暴走した神父くんに対して厳格な態度を取りつつも不必要に追い詰めることはなく、適切な距離感で彼に接していました。
子供に世界の命運を託す現状を良く思っていないダニエルとしては、自分たちが神父くんに重荷を背負わせておきながら、という気持ちがあったのでしょうね。
ただダニエルの努力もむなしく怠惰編で神父くんは教会から離脱。
皮肉にも神父くんの離脱が切っ掛けで教会は変わらざるを得ず、ダニエルは以前から訴えていた一個人(特に子供)に頼らない悪魔祓いを、完全ではないにしろ実現しています。
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