今回は「ジャンプ+」で連載中のダークファンタジー「ケントゥリア」より、黒騎士の一人「オルトロス」について解説します。
オルトロスは王の近衛・黒騎士の一人で髑髏の仮面を被った剣士。
極めて強力な異能持ちですが、戦いに向かない心優しい性格の持ち主で、自ら願い出て自我を封印したという特殊な立ち位置の存在です。
作中では予言者エルストリに従い予言の子ディアナ抹殺に参加。
本記事ではそんなオルトロスのプロフィールや強さ(能力)、登場話を中心に解説してまいります。
目次
「ケントゥリア」オルトロスのプロフィール
引用元:林士兵
基本プロフィール
オルトロスは至高き君と呼ばれる国王の近衛・黒騎士の一人です。
髑髏の仮面と黒い鎧とフードを纏った長身の人物で、その素顔は今のところ全くの不明。
本来は虫も殺せない心優しい人格の持ち主ですが、現在は黒騎士ヴェセルカの異能により自我を喪失しており、他者の命令に忠実に従う操り人形状態となっています(詳細は後述)。
かつて予言により西部戦役の戦局を左右したエルストリは、その功績により王から黒騎士を一人借り受けることを許されており、作中でオルトロスはエルストリの命令により予言の子ディアナ抹殺に協力しています。
王の近衛・黒騎士とは?
黒騎士とは至高き君に仕える近衛兵の異称。
王国の中でも最精鋭の戦士たちですが、その詳しい選定基準は不明。
基本的には実力と忠誠心に優れた者が選ばれるようですが、ルーカスのように至高き君に敵意を持つ者も存在します。
またかつてはアンヴァルもその候補になったことがあり、異能の有無は選定基準には含まれていないようです。
アルコスやヘーレムたち天弓(最高位の異能者の階層)とはまた別枠の存在。
戦争が続く西部を任された辺境伯も元黒騎士だそうです。
「ケントゥリア」オルトロスの強さ(能力)
オルトロスは「鏡面」の二つ名で呼ばれており、その能力は対峙した敵の異能を鏡写しのごとくコピーするというもの。
その能力は対多戦闘において最も発揮されます。
ユリアンと戦った際には「百人力」だけでなく命のストックまでコピーしており、その強さは極めて無法。
ただ技術まではコピーできないので、一対一で戦うか、あるいは異能を持たない人間をぶつければオルトロスの戦闘技術次第ではありますが、十分に倒せる可能性はあります。
また自分に敵対心を抱いた相手の異能しかコピーできないため、オルトロスと対峙した際は無理に戦おうとせず逃げるというのも一つの手です。
「ケントゥリア」オルトロスには自我がない
前述した通り、オルトロスには自我がありません。
オルトロスは強力な異能を持って生まれたものの、虫も殺せない優しい人格の持ち主でした。
しかし力を持って生まれた以上、王のために使う義務があると考えたオルトロスは、自ら願い出て黒騎士ヴェセルカの「他者の心や認識を操る」異能により自我を封印しています。
予言の子ディアナを狙わないという王命に逆らっているエルストリに従っているのは、こうした事情があるため
ただ、あくまで王命が最優先ということには変わりがなく、オルトロスはエルストリから直接ディアナを狙うよう命令を受けても、その命令に従うことはありません。
「ケントゥリア」オルトロスの人間関係
人格を封じられたオルトロスの人間関係は今のところほとんど何も分かっていません。
至高き君への忠誠心こそすさまじいものがあるようですが、その忠誠心を抱くに至った経緯などは不明。
エルストリ一派との関係も命令に従っているだけで極めて希薄です。
またかつて王国兵だった鉄塊のギヨームとは同期とのことですが、オルトロスの自我がないのでそれ以上の関係性は全く見えてきません。
「ケントゥリア」オルトロスの登場話(何話)
オルトロスの初登場は29話。
エルストリがアルコスの死を至高き君に報告する場に、他の黒騎士や魔女たちと共に同席していました。
その後、エルストリに従いディアナ抹殺に協力する姿が描かれていますが、オルトロスには自我がないためセリフもなく、ほぼ突っ立っているだけ。
50話で裏切った骨使いザナを、ジーラの指示で追跡する際にようやくまともな反応を見せています。
その後65~68話にかけて、ザナを庇って戦うユリアン、ラクリマ、ルーカスの三人と戦闘に突入。
ユリアンたちは命のストックまでコピーしたオルトロスに追い詰められますが、ギヨームとナイルの助けにより、何とかオルトロスの追跡を逃れたのでした。
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