今回はヤンマガ本誌で連載中の図書館お仕事コメディ「税金で買った本」から、石平くんの大学編に司書のお姉さん「渡谷(わたや)」さんについて解説します。
渡谷さんは主人公の石平くんが進学した大学の図書館司書さん。
同じ大学の卒業生で、石平くんにとってはバイト先の上司でもあります。
強面の石平くんにも全く動じないほんわか系。
本記事ではそんな渡谷さんのプロフィールや登場話を中心に解説してまいります。
目次
「税金で買った本」渡谷さんのプロフィール
引用元:ずいの 公式Twitter
基本プロフィール
渡谷さんは主人公の石平くんが進学した大学の図書館で働く司書さんです。
外見は眼鏡をかけた少しふわふわした雰囲気の若いお姉さん。
性格はおっとりしていて会話は誰にでも丁寧な敬語。
石平くんのようなヤンキーとも全く物怖じすることなくコミュニケーションをとることができます。
市立図書館のメンバーで言うと早瀬丸さんと小池さんを足して二で割ったようなタイプですね。
大学図書館の司書
渡谷さんは大学図書館の司書さんですが、その詳しい勤務形態は不明。
一般に大学図書館で司書として働くには司書資格を取得し、個別の採用試験を受けることが必要です。
国公立大学なら公務員試験などに合格する必要もありますね。
また最近は大学も図書館業務を外部委託しているケースがあるので、大学職員として採用を行っていない可能性もあります。
石平くんたちが通う大学のモデルとなっている「鶴見大学」は私立大学。
私立大学は特に大学ごとに雇用・勤務形態がバラバラなので、渡谷さんが正規職員なのか非正規職員なのかも定かではありません。
「税金で買った本」渡谷さんの登場話(何話)
大学図書館利用案内(123~124話)
渡谷さんの初登場は乙田が登場し、石平くんの大学生活が描かれた「大学図書館利用案内」。
石平くんと乙田は大学図書館でバイトをしていて、渡谷さんはその図書館で働く司書さん。
二人にとっては上司にあたる存在です。
この話における渡谷さんはちょい役ですが、石平くんに仕事を教えたり、乙田をおばけが出る噂で脅かしたりするキュートな姿が描かれています。
情報サービス演習Ⅱ(152話)
渡谷さんの再登場は玉森さんの登場エピソードでもある「情報サービス演習」、その2話目。
このエピソードでは、レファレンス業務について学ぶ授業で石平くんがレファレンスに夢中になり、他の人に出た課題まで解いていたのですが、そのせいで同じ授業をとった玉森さんたちが課題に必要な本が使えなかったり、周りに迷惑がかかっていました。
その話を偶々聞いていた渡谷さんは、石平くんに過去の「情報サービス演習」で使われたテキストを渡し、他の人の迷惑にならないようこっちを解いてねと案内。
石平くん相手に見事なレファレンスを見せてくれます。
そしてその様子を見ていた玉森さんは、改めて司書になりたいという想いを強くしていました。
「税金で買った本」渡谷さんの人間関係
渡谷さんは石平くん、乙田、玉森さんがバイトをする大学図書館の司書さんで、バイト先の上司。
年齢が近いこともあって三人とは比較的親しく、自分がこの大学の卒業生であることなどプライベートなことも話しているようです。
乙田はともかく、ヤンキーの石平くんに怖がらずに接してくれる方は稀少ですね。
また玉森さんは過去に図書館司書さんにお世話になった司書さんに憧れて司書を目指しており、渡谷さんはその図書館司書さんと似ているところがあるのか、渡谷さんに対し憧れめいた感情を抱いているフシがあります。
「税金で買った本」渡谷さん、ちょい役で表紙に
渡谷さんはコミックス16巻で乙田とともに表紙に登場しています。
この時点で渡谷さんは大学編でちょっと顔と名前が出ただけのちょい役。
ほとんどモブと変わらない状態だったにも関わらず表紙でその可愛い姿が描かれ、原作のずいの先生も大喜びでした。
この作品では系山冏先生の描く困り顔の今村さんが可愛くて、ついずいの先生が出番を増やしてしまったこともありますし、今後この表紙デビューを切っ掛けに渡谷さんの出番が増える可能性が高そうです。
コメント