今回は主人公が「安西先生そっくり」と話題の殺し屋アクションコメディ「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」から、殺連壊滅を望む元ORDER「四ツ村 暁(よつむら さとる)」について解説します。
四ツ村はかつて殺連所属の特務部隊、殺し屋界の最高戦力「ORDER」に所属していた殺し屋。
現在は8年前の事件が切っ掛けで殺連から謀反人として追われています。
殺し屋でありながら家族を愛し、坂本太郎とも共通点の多い四ツ村。
本記事では彼が殺連と敵対せざるを得なかった過去の経緯や、神々廻や家族との関係を中心に解説してまいります。
「サカモトデイズ」四ツ村暁のプロフィール
基本プロフィール
年齢 | 不明 |
生年月日(誕生日) | 不明 |
所属 | 不明(元ORDER) |
四ツ村暁はかつて殺連所属の特務部隊、殺し屋界の最高戦力「ORDER(オーダー)」に所属していた男性。
8年前に殺連幹部暗殺未遂事件を起こし、現在は殺連から抹殺対象として追われています。
外見は無精ひげを生やした渋い雰囲気の中年。
普段は偽装のためかヨレヨレの帽子を目深にかぶっています。
常に落ち着き払い、ほとんど感情を表に出すことがありませんが、実は非常に家族思い。
現在は息子に大手を振って会いに行くため、殺連壊滅を目論んでいます。
殺連会長の右腕だったが抗争に敗北し組織を追われる
四ツ村は8年前に組織を追われるまで、当時の殺連会長の右腕であり実質的な殺連のナンバー2でした。
しかし8年前、表向き彼は殺連幹部暗殺を試みて失敗。
抹殺対象として殺連を追われることとなりました。
実はこれは当時の組織内抗争に敗北した結果。
当時の殺連内部は一枚岩ではなく、四ツ村には当時の会長から「会長暗殺を企てている者の抹殺」という勅命が下っていました。
しかし四ツ村が手を下すより早く会長は暗殺され、新体制派の幹部が新会長に就任。
四ツ村は新会長に元会長暗殺の濡れ衣を着せられそうになります。
四ツ村は元会長を殺した新体制派の幹部暗殺を試みますが失敗。
謀反人として組織を追われることになったのです。
「サカモトデイズ」四ツ村暁の強さ(武器)
四ツ村は元ORDERだけあって、作中でもトップクラスの実力を持つ殺し屋です。
初登場時は南雲・神々廻・大佛のORDER3人と交戦後、無傷で逃走に成功しており、その実力は健在。
武器は先端に刃のついた長めの三節棍。
ギミックナイフとかトンカチとか丸ノコとか、変わった武器の使い手が多いORDERメンバーの中では比較的スタンダードな戦闘スタイルと言えますね。
実力的には神々廻とほぼ互角。
詳しくは後述しますが、四ツ村は8年前の逃走時には神々廻に勝利、99~100話で再戦した際には神々廻に僅差で敗北しています。
どちらに転んでもおかしくない戦いで、二人とも状況的に全力を出し切れていたかも怪しいですから、どちらが上ということはないように思いますね。
「サカモトデイズ」四ツ村暁と神々廻の過去
四ツ村は現ORDERメンバーの神々廻の恩人です。
元々神々廻の殺し屋としての才能を見抜き、ORDERにスカウトしたのが四ツ村。
神々廻は新人の頃、四ツ村の任務に連れまわされ、指導を受けていました。
ちょうど今の神々廻と大佛のような関係性ですね。
神々廻は決して口には出しませんが、四ツ村のことをかなり慕っていたようです。
しかし8年前、四ツ村は殺連の新体制派に会長殺しの濡れ衣を着せられ、神々廻に四ツ村抹殺の命令が下されます。
命令に従い四ツ村と戦う神々廻でしたが、勝ったのは四ツ村。
神々廻は生き延びたものの顎に大きな傷跡を残す結果となりました。
「サカモトデイズ」四ツ村暁と家族(妻・慈乃、息子・周)
殺し屋である四ツ村には、愛する妻と息子がいました。
妻の名は慈乃(しの)、息子の名前は周(あまね)。
慈乃は元プロの殺し屋です。
四ツ村は慈乃にベタ惚れで、8年前、自宅に招いた神々廻に対し、
「この世界で生き残るコツは」
「大切なものを守ろうとする気持ち」
「欠点まで愛おしいと」
「思える奴に出会っちまったら」
「男は負けよ」
などと惚気まくり、神々廻をうんざりさせていました。
愛妻家ぶりはどこか主人公の坂本太郎に通じるものがありますね。
非常に仲の良い夫婦に見えましたが、実は慈乃は四ツ村と敵対する反会長派の人間。
四ツ村に近づいたのも、彼に周という弱点を作るための企みでした。
周を人質にとり、会長暗殺計画を見逃すように脅す慈乃。
しかし四ツ村は慈乃に「動いた」ことすら気取らせず、彼女を瞬殺。
愛する息子を守るため、躊躇うことなく愛する妻をその手にかけたのです。
その後、四ツ村は殺連から逃亡。
周は父が母を殺した現場を目撃してしまい、詳しい事情を知らないまま父を憎んでいます。
「サカモトデイズ」四ツ村暁、神々廻に敗れ南雲の手駒に
96話では京都に潜伏していた四ツ村の前に神々廻が現れ、彼の抹殺を宣言します。
四ツ村の手下である芸者は大佛が引き受け、神々廻は四ツ村と一騎打ち。
京都の名所を巡りながら互角の激闘を繰り広げます。
能舞台に紛れ込んだ四ツ村は、能衣装をまとって神々廻の不意を突き、神々廻の左手薬指と小指を斬り飛ばすことに成功。
そのまま能衣装を投げつけ、衣装越しに攻撃して神々廻に止めを刺そうとしました。
しかし神々廻は先ほど斬り飛ばされた左手の金槌の反射で四ツ村の姿を視認。
一転、四ツ村の不意をうって彼を仕留め、その身を鴨川に叩き落したのです。
「アンタが敵になる度に」
「アンタを殺す理由を探すのは」
「もう疲れたわ……」
そう言って神々廻は四ツ村を殺害……したかに思いましたが、彼は川に落ちる四ツ村を見てポツリ呟きます。
「運試しや、四ツ村さん……」
実はこの時、四ツ村は重傷を負ったものの死んではいませんでした。
やはり神々廻は四ツ村を殺したくなかったのでしょうね。
そして鴨川を流れる四ツ村を拾ったのが南雲。
南雲は四ツ村を見逃す代わり「動ける死体」として自分の指示で動くことを要求します。
その指示は「ある友人の死の真相について殺連内部から探ること」。
断ったら周を殺すと脅し、目的を達したら周と暮らせるよう手配する、と飴と鞭を織り交ぜた南雲の交渉に四ツ村は応じ、南雲の手駒となることを選択します。
121話では早速赤尾リオンの死の真相に関し驚愕の事実を掴むことに成功、その戦闘だけでない優秀さを証明してくれました。
「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」キャラクター一覧
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