今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」で、立派なお子さまとして不思議な存在感を放つ「林藤 陽太郎(りんどう ようたろう)」について紹介します。
陽太郎は主人公たちが所属する玉狛支部に何故か居ついている5歳児。
登場当初はただのマスコットキャラクターかと思われていた陽太郎ですが、実は彼にはとんでもない秘密が隠されていたのです。
ワールドトリガー、林藤陽太郎のプロフィール(声優含む)
玉狛支部の立派なお子さま
ボジション | 不明(強いて言うならカピバラライダー) |
年齢 | 5歳 |
誕生日 | 9月22日 |
身長 | 98cm |
血液型 | AB型 |
星座 | おおかみ座 |
職業 | お子さま |
好きなもの | 他人が食べているお菓子、雷神丸に乗って散歩、女の子 |
声優 | 浦和めぐみ |
林藤陽太郎は物語序盤から何故か玉狛支部に居ついている偉そうな5歳児です。
玉狛支部支部長の林藤匠と同じ名字ですが血がつながっているわけではなく、戸籍を作った際に対外的な説明がしやすいよう合わせただけ(詳細は後述)。
外見は本当にごくごく普通のお子さま。レイジに作ってもらったヘルメットがお気に入りで、カピバラ(?)の雷神丸とともに行動していることが多く、幼稚園や保育園に通っている様子はありません。
他人のお菓子を横取りして食べようとしたり、気に入った女の子(作中では雨取千佳と林藤ゆり)に「お嫁さんにしてあげる」とほざいたり、普通に生意気です。
玉狛支部がボーダー最強部隊であることを自慢に思っており、レイジが大規模侵攻編で敗北した時には思わず泣きだしてしまったほど。修や遊真たちの先輩として振舞っていて、生意気ではありますが非常に仲間想いの一面もあります。
正体はネイバー、亡命したアリステラの王子様(姉は忍田瑠花)
さて、そんな陽太郎ですが、その正体は実は他国に滅ぼされ、地球(というかボーダー)に亡命してきたアリステラという国の王族、王子様なのです。
わざわざ子供をボーダーで預かっているのも納得の理由ですね(この設定が明かされるまで登場から約20巻かかっています)。
ボーダーがここまで発展したのも、アリステラから持ち出されたマザートリガーという強力なトリガーの存在があったからこそ。
ボーダーにとって陽太郎は相当な重要人物なわけです(その割には扱いがぞんざいな気がしなくもありませんが)。
ちなみに、陽太郎には現在は忍田瑠花と名乗っている姉がいますが、彼女は普段本部でマザートリガーを動かしているため、陽太郎とは別々に暮らしています。
ワールドトリガー、林藤陽太郎の強さ(?)
サイドエフェクト持ちのカピバラライダー(雷神丸)?
トリオン | 7 |
攻撃 | 1 |
防御・援護 | 1 |
機動 | 2 |
技術 | 2 |
射程 | 1 |
指揮 | 5 |
特殊戦術 | 3 |
合計 | 22 |
これが陽太郎のパラメーターです。
というか、どう考えても戦う予定のないだろうお子さまにもきちんと戦闘データを用意している葦原先生は本当に変態(誉め言葉)ですね。
当然、戦闘能力そのものは最低水準ですが、指揮の「5」は実は那須や諏訪といったB級中位の隊長たちと同じ値。
これは陽太郎が立派と考えるべきか、5歳児と同レベルのB級の隊長たちが不甲斐ないと考えるべきが、非常に悩ましい所です。
ちなみに陽太郎はサイドエフェクト持ちです。
サイドエフェクト:動物との意思疎通
会話の内容は対象の動物の知能レベルによるが、「Yes」「No」ぐらいならどんな動物でも読み取れる。ただし、話ができるだけなので、言うことを聞いてくれるとは限らない。
実際、雷神丸はよく陽太郎の言葉を無視する。
雷神丸は実はカピバラではなく、最強のクラウントリガー
さて、カピバラライダーとして、雷神丸とセットで扱われることの多い陽太郎ですが、実は相棒の雷神丸はカピバラではありません。
雷神丸の正体は、マザートリガーに付随するクラウントリガーと呼ばれる極めて強力な兵器。
雷神丸は王子である陽太郎を守護するために付き従っており、一度暴れだせば町が壊滅する危険もあるのだとか。
実際の戦闘形態は作中ではまだ登場していませんが、その表現からブラックトリガーと同等かそれ以上に強力で危険な存在であることは間違いないでしょう(にしては、扱いは本当にぞんざいな気がしますけどね)。
ちなみに、雷神丸は烏丸を抜いて作中で最もモテるキャラクターであることが公式(BBF参照)に発表されています。
林藤陽太郎はヒュースの良い先輩
陽太郎と言えば、後輩ヒュースとの関係を抜きにして語ることはできません。
当初、捕虜として玉狛支部に軟禁されていたヒュースの世話を任されていたのが陽太郎です(そんな危ないことを5歳児、しかも王子様にさせるなというツッコミはさておいて)。
侵略者であったヒュースに対し、他の人間はどうしても距離を置いて接していましたが、陽太郎はヒュースを玉狛支部の後輩として隔意なく扱い、ヒュースの方も意外に陽太郎に懐いていました。
ヒュースが脱走してアフトクラトルに帰ろうとした時も、陽太郎はそれがヒュースの願いなら家に帰してやりたいと、ヒュースにトリガーを渡しています。
それはあるいは、亡命して帰る家を失った自分の境遇をヒュースに重ね合わせていたのかもしれません(陽太郎の年齢だと亡命した当時の記憶はないでしょうが、親がいないこととか寂しく思うことはあるでしょうし)。
結局その時ヒュースはアフトクラトルに帰ることは叶わず、修たちに協力して玉狛第二に入ることで遠征を目指すのですが、ヒュースがその決断をした根幹に、自分を純粋に信じてくれた陽太郎の存在があったことは言うまでもないでしょう。
こんな風に幼いながらも人を惹きつける魅力を放っているあたり、陽太郎も意外とちゃんとした王子様なのかも、という気がしますね。
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