今回は原作・赤坂アカ、作画・横槍メンゴの豪華タッグがヤングジャンプで連載中の人気作【推しの子】から、2.5次元経験豊富な人気役者「鴨志田 朔夜(かもしだ さくや)」について解説します。
鴨志田は第5章2.5次元舞台編で登場した役者の一人。
普段はヘラヘラした女好きのヤリ◯ン野郎ですが、その演技力と2.5次元のノウハウは本物で、作中では大根役者・鳴嶋メルトの成長を促すライバル役として登場しました。
本記事では鴨志田朔夜のプロフィールや人間関係、作中での活躍を解説していきます。
【推しの子】鴨志田朔夜のプロフィール
基本プロフィール(年齢、声優など)
鴨志田朔夜は第五章「2.5次元舞台編」で登場した役者の一人。
2.5次元舞台を中心に活躍する人気役者で年齢は22歳。
外見はプリン頭っぽい髪が特徴のチャラそうな優男です。
見た目通り実際に中身はヘラヘラしたガチの女好き。
ただし単なる軟派男ではなく、演技に関しては確かな技量とプライドを兼ね備えています。
年下でも姫川大輝のことは「さん」付けで呼んでおり、実力のある役者にはしっかり敬意を払うタイプ。
反面、役者として未熟な鳴嶋メルトに対する態度は非常に厳しく、結果的にその衝突がメルトを役者として成長させていくことになります。
声優は小林裕介さんが担当。
2.5次元舞台編に鏑木組の一人として登場(初登場)
鴨志田朔夜の初登場は原作41話。
アクアや有馬かな、黒川あかね、鳴嶋メルトらが出演する鮫島アビ子原作の人気漫画「東京ブレイド」の2.5次元舞台の出演者の一人として登場します。
この舞台の中心を担う「劇団ララライ」のメンバーではなく、アクアらと同じで鏑木Pが紹介した外部役者の一人。
顔面至上主義の鏑木Pの紹介というだけあってイケメンです。
作中では本人の性格とは真逆の気弱な剣士「匁(もんめ)」を好演していました。
【推しの子】鴨志田朔夜は2.5次元経験豊富
鴨志田朔夜は「東京ブレイド」出演陣の中で唯一2.5次元舞台を中心に活動している役者です。
そのノウハウと技量は高く、鏑木Pから紹介を受けた舞台Pの雷田も「良い役者」だと高く評価していました。
鴨志田の原作リスペクト・再現は2.5次元界隈でも水準が高く、2次元のキャラを現実へ持ち上げるノウハウの塊。
2.5次元の経験が少ない「東京ブレイド」出演陣にとって手本としてこれ以上のものはありません。
劇団ララライを中心とした出演陣はすぐに彼から学べるものは多いと気づき、乾いたスポンジのように2.5次元の作法を吸収していきました。
あまり目立ちませんが、実はこの舞台に物凄く貢献していた役者だったわけです。
【推しの子】鴨志田朔夜は女好き
鴨志田朔夜は典型的な女好きの軟派野郎。
原作53話ではルビーに付き添って舞台稽古の見学に来た寿みなみをナンパしています。
寿みなみの事務所の先輩(女性)にも友達(?)が多いらしく、折角だから今度みんなで一緒に遊ぼうと初対面でガツガツ連絡先を聞こうとしていました。
ちなみにこの時ルビーはアクアの友人を名乗る役者と連絡先を交換しており(鴨志田かどうかは不明)、ルビーからそのことを聞かされた有馬とMEMちょは、
「女の連絡先をガツガツ聞いている2.5役者は大抵エグい!」
「そいつは高確率でヤリ◯ンだよぉ!」
と連絡先をブロックさせていました。
【推しの子】鴨志田朔夜VS鳴嶋メルト
「ロクに演技も出来ねー奴が俺にプロ語るとか笑う」
鴨志田と鳴嶋メルトの最初の衝突は、鴨志田が寿みなみをナンパした際のこと。
寿みなみがアクアの妹の友人と知っていたメルトは、トラブったら仕事に支障がでるかもしれないとそれを妨害。
俺たちはプロなんだから仕事に支障が出るかもしれない相手はまずいだろ、と嗜めるメルトに対し鴨志田は、
「プロて」
「ロクに演技も出来ねー奴が」
「俺にプロ語るとか笑う」
モデルの片手間で役者をして、一番下手で、作品の質を落としているのはお前だ。
実力ねぇ奴がイキって説教かましてくんな。
メルトの言葉を鼻で笑い、去っていきました。
メルト自身も自分の未熟さを痛感していたため、何も反論できずにいましたね。
舞台上でもライバル役として対決(キザミVS匁)
2.5次元舞台上でも鴨志田は「匁(もんめ)」、メルトは「キザミ」というライバル剣士を演じ、対決することになります。
メルトも稽古を積んで頑張ってはいたものの、鴨志田との演技力の差は明らか。
観客もそれを感じ取り、相対する鴨志田はメルトに合わせてレベルを下げるべきか悩み、ストレスをためていました。
しかしメルトは敢えて自分の未熟さを逆手にとり、稽古期間の大部分を1分間の見せ場に集中。
ギャップによって観客の心を刺し、ライバル役である鴨志田を呑む好演を見せることになります。
してやられた形の鴨志田でしたが、
「やるじゃんか」
「ゲネん時と全然ちげーな!」
と素直にメルトを賞賛。
メルトに対しては下手な演技に付き合わされることを嫌がっていただけで、演技さえできるのなら何も文句はない、ということなのでしょうね。
実に役者というかプロらしい考え方。
メルトも彼に認められて何だかんだ嬉しそうでしたね。
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