今回は原作・赤坂アカ、作画・横槍メンゴの豪華タッグがヤングジャンプで連載中の人気作【推しの子】から、ADからルビーのマネージャーに転身した苦労人「吉住 シュン(よしずみ シュン)」について解説します。
吉住シュンは第7章「中堅編」で登場したネットTVの若手AD。
パワハラDに振り回され、肉体的にも精神的にもボロボロだったところをルビーに優しくされ、コロッと取り込まれてしまった分かりやすい男です。
使い捨てのモブかと思いきや、マネージャーに転身して意外に息の長いキャラクターとなった吉住シュン。
本記事ではそんな彼のプロフィールやルビーに取り込まれる切っ掛けとなったコスプレ炎上騒動、妹の未実との関係を中心に語ってまいります。
【推しの子】吉住シュンのプロフィール
基本プロフィール
吉住シュンは第7章「中堅編」で登場したネットTV「深堀れワンチャン」のADです。
外見は激務の影響か目の下にクマのある、不健康そうなソバカス顔の青年。
自称「少し影のあるインモラルな貌」の持ち主です。
性格は気弱ではあるものの、業界に対する情熱はあり、世話焼きで面倒見の良い常識人。
あまりモテるタイプではないようで、かわいい女の子に少し優しくされると「僕の顔がタイプなのかな!?」と勘違いしてしまう親しみと悲しみに溢れた男です。
ネットTVのADからルビーのマネージャーに転身
「深堀れワンチャン」はアクアがコメンテーター、ルビーがリポーターとして出演する鏑木P担当の番組。
吉住シュンはその制作班の一つ、漆原班で働くADとして登場しました。
漆原Dは古いタイプの業界人で典型的なパワハラ系。
彼の下につくもう一人のADは休養中で、吉住シュンが実質一人で漆原Dの相手をしていました。
ADの仕事は「やれと言われた事は全部やる事」。
ロケ場所探し、ネタや取材対象のリサーチ、野次馬に頭を下げ、カメラマンの真似事、Dの手伝い、エキストラ・ロケ弁・移動手段の手配、書類コピー、コーヒー淹れ、荷物持ちなど雑用全て。
残業続きで睡眠時間は3時間。
番組予算削減のしわ寄せなどもあり、吉住シュンは心身ともにボロボロでした。
そんな中、漆原班の取材で後述するコスプレ炎上騒動が発生。
漆原班は大ピンチに陥るのですが、そこをフォローして救ってくれたのがルビーでした。
その後、どのようなやり取りがあったのかは不明ですが、吉住シュンはADを辞め、苺プロダクションにルビーのマネージャーとして転身。
AD時代に身に着けたスキルはマネージャーとしての有用らしく、B小町のプロデュースで手が回らない状態となっていた斉藤ミヤコも大分助けられていました。
126話以降はミヤコがアクアとルビーのマネージャーに復帰したため、吉住シュンはそのまま有馬かなとMEMちょのマネージャーにスライドしています。
【推しの子】吉住シュンとコスプレ炎上騒動
上司の漆原Dのミスでコスプレ取材が大炎上
吉住シュンの転機となったのは「深堀れワンチャン」で行ったコスプレイヤーへの取材。
彼は漆原Dの指示で人気アニメ「東京ブレイド」のコスプレをする女性を探して取材申し込みをすることになりました。
その際、吉住シュンは版権は大丈夫なのか気にしていましたが、漆原Dは問題ないだろうとそれを流してしまいます。
コスプレ界隈はTV取材に好意的でない人が多く、漆原Dの注文が細かいこともあって取材申し込みは難航しましたが、ルビーの助けもあり、何とか寿みなみなどコスプレをしてくれる女性を集めることに成功。
しかし取材直前になって、漆原Dの確認不足で「東京ブレイド」の版権の問題がクリアできていなかったことが判明。
コスプレイヤーに負担をかけ、急遽別の衣装を準備してもらうことになってしまいます。
しかも取材当日は、漆原Dがアダルトコス関連とか男性関係とかセクハラ質問を連発。
コスプレイヤーの一人「メイヤ」がそれにキレ、その不満をSNSに投稿したことで番組は大炎上を起こしてしまうのです。
ルビーが手を回し炎上騒動は茶番で決着
炎上騒動で漆原Dは責任を取ることになり、その下で働く吉住シュンも、漆原Dに問題があったことは勿論として、規制や慣習、しがらみだらけのTV業界に絶望を感じるようになります。
そして益々加速していく炎上騒動。
そんな中、企画書を持って吉住シュンの前に現れたのがルビーでした。
ルビーはこの炎上の発端となったメイヤを番組に呼び、東京ブレイド原作者の鮫島アビ子先生まで巻き込んだ特別企画を提案。
番組の取材の問題点を洗い出すとともに、禊として漆原Dに(汚い)自作女装コスをさせてメイヤに謝罪をさせ、茶番で番組を盛り上げつつ炎上騒動を決着させたのです。
その後、吉住シュンはルビーのマネージャーに転身していますが、TV業界よりもルビーに希望を感じた、と言うことなのでしょうかね。
【推しの子】吉住シュンと妹の未実
個人Vチューバーとして活動する妹のマネジメントを担当
吉住シュンには吉住未実というかわいい妹がいます。
詳しい年齢は不明ですが、アクアやルビーと同じ高校生世代。
引きこもりのため中学時代から学校には行っておらず、個人Vチューバーとして活動し、生計を立てています。
昔は引きこもってコスプレ配信をしてチヤホヤされるのに夢中でしたが、そんな妹を心配した吉住シュンが彼女にVチューバーとなることを勧めます。
現在ではゲーム実況をメインに、登録者数30万人となかなかの人気を誇る配信者に成長。
ただ吉住未実は電話にも出れないガチ引きこもりなので、コラボ相手との交渉などマネジメントは今でも吉住シュンが担当し、世話をしていました。
妹に「B小町」入りのフラグ
99話で吉住未実は所謂「前世バレ」によりVチューバーとして活動停止状態となってしまいます。
顔出しで配信やってた時代の動画が掘り起こされてしまったわけですが、それだけなら結構みんなバレているので、それほど気にする必要はないはず。
しかし彼女の配信内容は「誰これがムカつく」とかコンプラ的にアウトな発現とか言っちゃいけない事てんこ盛りでした。
ネット上で大炎上した彼女は活動停止もやむなしの状態に。
しかしそれを知ったルビーは、シュンに顔バレしたなら未実を「B小町」に入れてはどうかと誘います。
どうやら以前コスプレ騒動で顔を合わせた時から、ルビーは未実に目を付けていたようですね。
シュンも妹のアイドルデビューには前向きな反応。
しかもB小町は有馬かなの卒業が発表され、その後釜を確保しなければならない状況です。
将来的には兄がマネージャー、妹がアイドルとして二人三脚で活動する姿が見れるかもしれませんね。
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