今回は大人気漫画「文豪ストレイドッグス」から、正義感溢れる勝気な少女「幸田 文(こうだ あや)」について解説させていただきます。
文ちゃんは元々国木田のエピソードに登場した一般人の少女。
ほんのチョイ役、もう出て来ないのかと思われていましたが、後に世界の命運に関わるある重大事件に巻き込まれ再登場します。
ある意味、作中屈指の巻き込まれ型不幸体質である文ちゃん。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや元ネタとなった文豪、作中での活躍を中心に解説してまいります。
文豪ストレイドッグス、幸田文のプロフィール
基本プロフィール(年齢、身長、誕生日、声優など)
年齢 | 不明 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
誕生日 | 9月1日 |
血液型 | 不明 |
好きなもの | 不明 |
嫌いなもの | 不明 |
声優 | 寿美菜子 |
幸田文(以下、文ちゃん)は国木田独歩のエピソードに登場した一般人の少女。
使い捨ての一発キャラかと思いきや、後に世界の命運に関わるある重大事件に巻き込まれ、再登場を果たします。
外見は前髪をヘアピンでとめた赤髪ショートカットの勝気そうな少女。
具体的な年齢は明かされていませんが、恐らく10歳前後と推察されます。
性格は勝気で正義感と行動力に溢れたチャキチャキ系。
お父さんから非常に厳しいしつけを受けてきたらしく、それに反発し「クソ親父」「素麺に爪楊枝混ぜたる」などと発言していました。
元ネタとなった文豪
文ちゃんの元ネタとなった同名の文豪は幸田文。
あの幸田露伴の娘としても知られる随筆家兼小説家です。
幸田文は露伴から非常に厳しい教育を受けて育てられたとされ、戦時中は彼の生活物資の確保のために奔走したのだとか。
この辺りの父娘の微妙な関係性は本作にも反映されているようですね。
幸田文が表舞台に立ったのは、露伴の死の直前。
露伴の近況を書いて欲しいとの依頼を受けて随筆を寄稿、それが注目を浴び、後に小説も書くようになったと言います。
ちなみに今のところ一般人として扱われていますが、もし異能に目覚めるとしたら「こんなこと」「みそつかす」「黒い裾」とかが能力名になりそうですね。
文豪ストレイドッグス、幸田文と国木田の出会い
爆弾事件解決のため国木田を振り回す
文ちゃんの初登場は原作40話、アニメ25話。
国木田の一日を描いたエピソードで登場を果たします。
手帳に書き込んだ予定通りの一日を送るべく張り切る国木田。
彼は電車に乗る直前、谷崎から聞いた無差別爆弾魔のアタッシュケースと思しきものを、男が少女に渡しているところを目撃します。
この少女こそが文ちゃん。
国木田は咄嗟に少女からアタッシュケースを奪って処理、ギリギリのところで被害者が出ることはありませんでした。
後のことは警察に任せて本来の予定に戻ろうとした国木田ですが、爆弾を渡された文ちゃんは犯人に怒り心頭。
国木田のことを脅し、二人で犯人を捜すこととなります。
ラストでは国木田にフラれる
国木田と二人で犯人を追う文ちゃん。
しかしその途中で、文ちゃんは犯人に捕まり、人質に取られてしまいます。
実は犯人の名前は桂正作といい、2年前に国木田に逮捕された男。
桂は最初から国木田をおびき出すために爆破事件を起こしていたのです。
隙をついて異能力で音響手榴弾を作り出し、桂を取り押さえる国木田。
続いて電車のレールと、文ちゃんの身体に取り付けられた爆弾を処理しようとしますが、どちらか片方しか解除できそうにありません。
国木田は数百人の命を救うためレールの爆弾を解除、その後「お前一人だけを苦しめたりしない」と爆弾を巻きつけられた文ちゃんを抱きしめ、次の瞬間二人は爆発に包まれます。
その行動を呆然と見つめる桂。
死んだかと思われた国木田と文ちゃんでしたが、爆炎の中からは無傷の二人の姿が。
実は国木田はこのルートが与謝野晶子の買い物ルートだと知っており、音響手榴弾を使って密かに彼女にSOSを送っていたのです。
そして瀕死の重傷から人を復活させる与謝野の回復能力により無事生還したという流れですね。
なお、事件終了後、文ちゃんは照れた様子で遠回しに国木田に告白していますが、文ちゃんは国木田の理想の女性の条件を満たしていなかったため、あっさりフラれています。
文豪ストレイドッグス、幸田文の再登場
空港で運悪く猟犬部隊の会話を聞き、事件に巻き込まれる
忌まわしき精神支配の異能兵器「大指令(ワンオーダー)」。
テロ組織・天人五衰のトップである福地の元に大指令が渡るのを阻止すべく、空港へ向かった武装探偵社。
その武装探偵社を捕まえるべく動く猟犬部隊。
猟犬部隊は隊長である福地がテロ組織のトップであるとは知らず、あくまで武装探偵社をテロリストとして追いかけています。
彼らがぶつかりあう危険地帯となった空港に偶然居合わせた文ちゃん。
彼女は猟犬が武装探偵社について話しているのを耳にし、超感覚を持つ条野に探偵社の関係者であると感づかれ、目を付けられてしまいます。
事件のカギとなるブラムを連れて福地から逃走
そんな中、福地は部下の条野に吸血鬼化の原因であるブラムを見せ、彼を天人五衰に勧誘。
それを断った条野は福地に敗北し吸血鬼化されてしまいますが、その前に条野は一計を案じ、一連の現場を文に目撃させていました。
誰かに目撃されたことに気づいた福地は文ちゃんを追いますが、彼女はブラムの棺の中に隠れ、福地から逃れることに成功。
そして聖剣によって福地に操られていたブラムとともに、その場から逃走を果たしたのです。
ブラムが奪われたことで吸血種に命令を下すことができなくなった福地。
しかし文ちゃんもブラムも完全に福地から逃れられたわけではなく、世界の命運を握る命がけの鬼ごっこが幕を開けることになります。
最終的に福地がブラムを操るために埋め込んだ聖剣を抜く為、自分の体重を使おうとその身を宙に投げ出した文ちゃん。
その甲斐あって、ブラムは聖剣から自由になり、文ちゃんも下にいた芥川にキャッチされて無事。
文ちゃんの勇気に感銘を受けたブラムは、彼女に騎士の誓いを立てたのです。
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