今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、ドラゴンに食べられたかわいい妹「ファリン・トーデン」について解説します。
ファリンは主人公のライオスの妹であり、レッドドラゴンから仲間を庇って命を落とした魔法使い。
「ダンジョン飯」という物語はファリンの救出・蘇生を一つの軸として描かれており、ライオスたちの冒険の切っ掛けとなった存在です。
作中では食べられたり復活したり、身体を乗っ取られてまた食べられたりと色んな目に遭っているファリン。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや作中での活躍を中心に解説してまいります。
「ダンジョン飯」ファリンのプロフィール
基本プロフィール(声優など)
種族 | トールマン(人間) |
年齢 | 23歳 |
誕生日 | 12月1日 |
出身地 | 北方大陸 |
家族構成 | 父、母、兄 |
体格 | 身長170cm前後、BMI 24 |
好物 | 果物、クリーム |
苦手 | とくになし |
声優 | 早見沙織 |
ファリン・トーデンは主人公ライオスの妹であり、一党の魔法使い。
物語冒頭でレッドドラゴンから仲間を庇い、ドラゴンに食べられて命を落としてしまいました。
しかしダンジョン内では蘇生が可能であり、ライオスたちがファリンを蘇生させるためにダンジョン最深部のドラゴンに再び挑むところからこの物語は始まっていきます。
外見は茶色の髪に琥珀色の目のかわいらしい雰囲気の女性。
資力が悪いため普段は目を細めて糸目で描かれていますが、美味しいものを食べて感動した時などは目を大きく見開いています。
性格は心優しい天然系。
大人しそうに見えてかなりの野生児であり、兄に似て魔物食にも興味津々です。
回復・防御・除霊術に天性の才を示す魔法使い
ファリンは所謂プリースト系の魔法の天才です。
この世界の魔法はウィザード系、プリースト系などと区別されておらず、魔法使いであれば誰でも学べば習得することは可能。
ただそれでも適性というものはあり、ファリンは魔術学校の才女と呼ばれたマルシルをしてプリースト系の魔法に関しては「本当にすごかった」と言わしめた才覚の持ち主です。
ただ理論立てて魔法を使うのは苦手で、完全な感覚派。
兄のライオスも一時期ファリンから魔法を学ぼうとしたことがあるそうですが、彼女の説明が理解できずすぐに諦めています。
「ダンジョン飯」ファリンの過去
田舎の村で生まれ育ったファリンは、幼い頃から霊術の才能を見せていました。
しかしそれ故にファリンは村で阻害され、両親も彼女を庇ってはくれません(実は影で色々動いていたのですが、分かりにくくライオスには伝わっていませんでした)。
仲の良かった兄のライオスはそんな村人と両親に反発し、軍学校に入ると言って村を出て行ってしまいました。
その一年後、ファリンはライオスの勧めで村を出て魔術学校に入学します。
田舎育ちのファリンは魔術学校では中々周囲に馴染めませんでしたが、この時唯一仲良くなったのが後に仲間となるマルシル。
その後、ファリンは軍を脱走したライオスと再会.。学校を飛び出してライオスと共に旅立ち、冒険者となりました。
「ダンジョン飯」ファリンの人間関係
ファリンと兄のライオスはとても仲の良い兄妹です。
ライオスはファリンを残して村を飛び出してしまったことをずっと悔いており、ファリンがドラゴンに食べられた際には一人でドラゴンに挑もうとするなど、とてもファリンのことを大切にしています。
マルシルはファリンの魔術学校時代の級友であり親友。
マルシルはファリンのことを妹のように大切に思っており、ファリンを蘇生する際には禁忌とされる黒魔術の使用さえ提案していました。
ファリンに好意を寄せていたのが元々ライオスたちとパーティーを組んでいたシュロー。
彼女はファリンにプロポーズさえしていましたが、急すぎるということで返事は保留となっていました。
実はこの時、ファリンはシュローに特別な感情は抱いていませんでしたが、この先プロポーズされることもないだろうから受けてもいいかもと思いつつ、やっぱり不誠実かもと悩み、このような返事をしたのだとか。
当初シュローはファリンを見捨ててパーティーを抜けたと思われていましたが、彼はライオスたちとは別行動でファリンを救おうとしていたことが判明します。
「ダンジョン飯」ファリン、ドラゴンに食べられる(死亡)
物語冒頭、第一話でファリンは仲間たちを庇って囮となり、レッドドラゴンに食べられて死亡してしまいます
しかしダンジョン内では魂が肉体から離れにくいという性質があり、肉体さえ残っていれば蘇生は可能。
また休眠期のドラゴンは消化が非常に遅く、急いでドラゴンを倒し、ファリンの肉体を取り戻せば彼女を蘇生させることができるとライオスは考えます。
ライオスはドラゴンに消化されるまえにファリンを救い出すため(という名目で魔物を食べてみたいという自分の欲望を満たすため)、魔物を食べながらダンジョンの最深部を目指すことを決断します
。
「ダンジョン飯」ファリン、骨から蘇生(復活)
ライオスたちは苦難の末にドラゴンを倒し、ファリンの肉体を取り戻します。
しかしその時、既にファリンの肉体は大半が消化され骨だけになってしまっていました。
流石に骨だけの状態では通常の手段による蘇生は叶いません。
そこでマルシルは禁忌である黒魔術を使用し、ドラゴンの肉体をファリンの肉体に流用することで、彼女を復活させることに成功しました。
復活したファリンは一見元気いっぱいで、美味しそうに魔物食を食べていたのですが……
「ダンジョン飯」ファリン、キメラ化(首)
復活したファリンでしたが、実はこの時彼女の肉体として使われたレッドドラゴンは、狂乱の魔術師と呼ばれる存在に術で支配されていました。
その影響でファリンの精神はレッドドラゴンのものに上書きされてしまい、しかも狂乱の魔術師によって、その肉体は不気味な羽の生えた魔物に首(上半身)だけファリンがくっついたキメラへと変化させられてしまいます。
その後、ファリンは狂乱の魔術師に従う形で行動。
再びライオスたちは彼女を取り戻そうと動き出します。
ライオスは、キメラと化したファリンの肉体は、その大きさに対してものを食べられるのがファリンの口しかなく、飢えているに違いないと推理。
大量のカレーライスとビールでファリンを誘き寄せ、仕留めることに成功します。
「ダンジョン飯」ファリン、最後はどうなった?
このままファリンを蘇生させてしまえば、再びレッドドラゴンに精神を支配されてしまいます。
そのためライオスたちは、キメラのレッドドラゴンの部分を人海戦術で食べ尽くし、その後ファリンの蘇生を実行。
下半身と消化器官の無い状態でのとてつもなく難度の高い蘇生で、ファリンの肉体には僅かながらドラゴンの性質が残ったものの、無事に人として復活。
その後は黄金郷の王となったライオスやマルシルらとともに、楽しい日々を過ごしたようです。
シュローからは再プロポーズもされていましたが、結局兄たちのいる黄金郷に残ることを選んだようです。
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