今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、物語前半のボスモンスター「レッドドラゴン(炎竜)」について解説します。
レッドドラゴンはファンタジーでは定番の最強格の魔物。
この「ダンジョン飯」では第一話で主人公のライオス一行がレッドドラゴンに敗北し、ファリンがレッドドラゴンに食べられてしまったところから物語が始まります。
そして苦労してレッドドラゴンを倒した後も物語は続き……
本記事ではレッドドラゴンの生態やレッドドラゴン戦の概要、倒した後の展開(料理など)を中心に解説してまいります。
「ダンジョン飯」レッドドラゴンとは?
物語前半のボスモンスター
レッドドラゴンはこの「ダンジョン飯」のおける物語前半のボスモンスター。
第一話冒頭でライオス一行はこのレッドドラゴンに敗北。
身を挺したファリンの魔法により辛うじて全滅は免れたものの、ファリンはレッドドラゴンに食べられて死亡してしまいます。
この世界の迷宮では、死亡してもある程度肉体が無事なら魔法による蘇生が可能。
ライオス、マルシル、チルチャックの三人はファリンが消化される前にレッドドラゴンを倒すべく、偶々出合ったセンシと共に再び迷宮に潜ることになりました。
レッドドラゴンの生態
レッドドラゴンは生物の頂点たる竜の一種。
大きさは鼻先から尾までで概ね19~25m。
本来の生息域は迷宮地下6階以降ですが、作中ではある事情により地下5階に出没しています。
体内に溜めた燃料に”タンギング”と呼ばれる舌打ちで着火し、炎を吐くことができます。
鋼のような鱗に覆われ、生半可な武器や魔法では傷つけることは不可能。
首の下にある”逆鱗”が唯一の急所ですが、仕留め損なうと正に”逆鱗に触れた”状態となってしまいます。
ちなみに翼はなく、空を飛ぶことはできません。
「ダンジョン飯」レッドドラゴン戦
苦難の末、迷宮地下5階でレッドドラゴンを発見したライオスたちでしたが、シュローやナマリを含めたベストメンバーでも敗北した強敵に、真っ向から挑んでは勝ち目がありません。
地形を利用し罠をはるも、その圧倒的なパワーでことごとく打ち破られ、ライオスたちは大ピンチ。
しかも強敵を前に怯えたケン助は逃げ出し、ライオスは一時武器なしの状態に。
それでもチルチャックが投げたセンシの包丁で左目が潰され、ギリギリで体勢を立て直したライオスは、マルシルの魔法を利用してレッドドラゴンの左の死角にダイブ。
レッドドラゴンに片足を食われながらも逆鱗を貫き、何とかレッドドラゴンを撃破することに成功しました。
「ダンジョン飯」レッドドラゴンの料理
レッドドラゴンを倒し、骨だけになっていたファリンをドラゴンの血肉を使って蘇生させることに成功したライオスたち(詳細は後述)。
彼らは当然、レッドドラゴンを料理し食しています。
センシに関してはレッドドラゴンを調理するために同行していたので、これこそがメインイベントです。
食べる部位の多いレッドドラゴン料理は全部で三品。
胴体の肉はオーソドックスにローストドラゴン、尻尾の肉はテールスープの具、腿肉はドラゴンボンレスハム。
またレッドドラゴンの燃料を使ってピザパンも焼いていました。
「ダンジョン飯」レッドドラゴンの正体
眠らず動き回っていたり、魔力の薄い地下5階を徘徊していたり、作中で通常の魔物では考えにくい行動を取っていたレッドドラゴン。
その正体は迷宮の支配者・狂乱の魔術師シスルの命令を受けて動く直属の使い魔でした。
レッドドラゴンは狂乱の魔術師から姿を消した黄金郷の王デルガルを探すように命令を受けて、このような異常行動に出ていました。
レッドドラゴンは狂乱の魔術師と魔術的に繋がっており、レッドドラゴンが倒されればその情報は狂乱の魔術師にも伝わってしまいます。
そのためレッドドラゴンを倒すということは、狂乱の魔術師を呼び込むこととど同義であり……
「ダンジョン飯」レッドドラゴンとファリン
レッドドラゴンの燃料袋の中から、消化された骨の状態で発見されたファリンは、マルシルの古代魔術により、レッドドラゴンの血肉を材料に蘇生されます。
しかしレッドドラゴンは狂乱の魔術師の支配下にあり、その血肉を使って蘇生したファリンは皮肉にも狂乱の魔術師に支配されてしまうことに。
操られた(=レッドドラゴンの意識に肉体を支配された)ファリンは残っていたレッドドラゴンの肉体と融合させられ、新たに翼もはやされたキメラ・ファリゴンへと変貌。
狂乱の魔術師の使い魔として操られるファリンを取り戻すため、ライオスたちは改めて迷宮の主・狂乱の魔術師シスルを倒すべく、迷宮の最深部を目指して冒険を再開します。
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