今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、ボーダー唯一の戦闘員1名部隊「漆間隊」について解説します。
漆間隊はB級ランク戦終了時点でB級14位(中位)に位置する部隊。
ランク戦では主人公たち玉狛第二と対戦する機会がなく、遠征選抜試験編でようやく作中に登場しました。
その強さや部隊が結成された経緯など、何かと謎の多い漆間隊。
本記事では漆間隊のこれまでに判明している部隊の概要やメンバー情報、強さ(戦術)を中心に解説してまいります。
ワールドトリガー「漆間隊」の概要
戦闘員1名、オペレーター1名の最小部隊
漆間隊は遠征選抜試験編から登場したB級中位部隊。
戦闘員は隊長1名のみ、オペレーターと合わせて2名という、ボーダーでは最少の人員で構成された部隊です。
B級ランク戦開始時点では9位でしたが、今期最終順位は14位。
他の隊員たちとの絡みもほとんどなく、周囲からは隊長が守銭奴で協調性が低く、防衛任務では横から獲物をかっさらっていく部隊という印象を持たれているようです。
初登場時には上層部に対する金銭交渉や、オペレーターが隊長に振り回されている様子から、ファンの間では「DV隊長」などと面白おかしく噂されたことも。
しかし漆間隊長のオペレーター六田さんに対する気遣いが判明するにつれ、すわ隠れスパダリ系かと、今ワールドトリガーで最も熱いカップリングの一つとなっています。
部隊結成の経緯(過去)
漆間隊の結成経緯など過去については未だ謎に満ちています。
ボーダーには様々な戦術をとる部隊がありますが、それでも戦闘員1名部隊が不利であることは疑いようがありません。
当初ファンの間では、今期ランク戦で漆間隊が9位から14位に順位を落としていることから、元々他に隊員が所属していたけれど、アフトクラトルの大規模侵攻が原因で除隊してしまったのでは、といった説もまことしやかに語られていました。
しかし後述する漆間隊長の単独隠密行動は堂に入っており、またオペレーター六田の並列処理のパラメーターが「3」と判明している隊員の中で最も低いことから、現在では漆間隊は当初から六田の処理能力に合わせて戦闘員1名体制だったという説が有力となっています。
また守銭奴である漆間が敢えてメリットの薄い六田と組んでいることから、二人の個人的な関係に注目が集まっています。
ワールドトリガー「漆間隊」のメンバー
漆間亘(隊長)
DV守銭奴かスパダリか、どっちなんだよと話題の漆間隊長。
身長はやや低めですが、烏丸と同じもっさり系のイケメン。
性格さえ普通なら恐らく無茶苦茶モテていただろう男(いや、実はそれでもモテてるのかもしれませんが、データは無し)。
周囲とあまり絡まず、性格が悪いと敬遠されていますが、その能力に関してはA級の風間さんも認めるほどです。
遠征選抜試験ではズバズバものを言っていますが、何だかんだ女性の志岐には親切で、遊真や虎太郎との仲も良好。
遠征選抜試験はA級隊員にモニタリングされていますから、終了時には周囲からの評価も上がっているのではという気がしますね(初日はマイナス評価でしたが)。
六田梨香(オペレーター)
おっとりドジっ子系お姉さん、六田梨香。
気弱な性格で、普段は大抵焦った様子で顔に汗を浮かべています。
同時に複数のことをこなすのが苦手なタイプで、よく一つのことに集中しては他のことが見えなくなり、周囲を心配させています。
初登場時は漆間に振り回されている印象でしたが、本人曰く「漆間くんがそうした振る舞いをしているのは私のため」。
性格的にも能力的にもどうしてボーダーに入ったのか疑問の残るキャラクターであり、その入隊経緯に注目が集まっています。
ワールドトリガー「漆間隊」の強さ(戦術)
単独隠密行動に特化
漆間隊の戦闘員は漆間隊長1名のみ。
彼のトリガー構成は「バッグワーム(対レーダーステルス)」「カメレオン(光学迷彩)」「サイレンサー(攻撃時の音や光を消す?)」「ダミービーコン」と隠密行動に特化しており、基本的には隠密行動に徹し、奇襲や漁夫の利を狙うタイプの戦い方と推察されます。
攻撃手段は突撃銃型のアステロイド(通常弾)を使うガンナー。
メテオラ(炸裂弾)も装備していますから、置き弾トラップなども使用するのかもしれません。
戦闘員1人部隊で自分が倒されたら終わりにも関わらず、B級中位を維持している実力は本物。
課題があるとすれば、大型トリオン兵相手の火力不足でしょうか。
オペレーター・六田の強みはどこ?
作中での戦闘描写のない漆間隊ですが、気になるのはオペレーター六田の存在。
彼女は並列処理のパラメーターが「3」と判明しているオペレーターの中で最も低く(次点が染井の「5」)、それ故に漆間隊は戦闘員1名部隊とならざるを得ないのだと推察されています。
漆間は何らかの理由で六田を支えているという形ですね。
しかしただどんくさくて取り柄の無い人間が正規部隊のオペレーターになれるのか、また葦原先生がそういう人間を出すかと言うと、少し疑問符が付きます。
六田は並列処理が苦手な分、漆間一人のオペに集中することで高い成果を挙げられるとか、何か強みがあるのではないかな、と個人的に予想しています。
コメント