今回は「ジャンプ+」の人気野球漫画「忘却バッテリー」から、堅物で真面目な天才バッター「国都 英一郎(こくと えいいちろう)」について解説します。
国都英一郎は主人公たちのライバルであり、東京都の甲子園常連校・帝徳高校に通う野球特待生。
1年生にして4番を任されるチームの絶対的主砲です。
中学時代に要圭と清峰葉流火に敗北し、帝徳に進学して共に甲子園を目指すことを夢見ていた国都英一郎。
本記事ではそんな彼のプロフィールや過去、作中での活躍を中心に解説してまいります。
「忘却バッテリー」国都英一郎のプロフィール
基本プロフィール(誕生日、身長、声優など)
誕生日 | 5月23日 |
身長 | 184cm |
血液型 | A型 |
所属 | 私立帝徳高校 |
出身 | 不明(東京) |
ポジション | 一塁手 |
投打 | 右投右打 |
背番号 | 3番 |
家族 | 不明 |
声優 | 大塚剛央 |
国都英一郎は東京都の名門で甲子園常連校・私立帝徳高校の絶対的主砲。
中学時代、同学年の要圭と清峰葉流火の怪物バッテリーに敗北し、彼らと共に甲子園を目指すことを熱望していた天才バッターです。
性格は良く言えば誠実で気品あふれる人格者、悪く言えば生真面目で上段の通じない堅物。
要圭が記憶喪失になったことを知らず、練習試合で再会した際には野球を軽んじるような要圭の発言に激怒し、失望した様子を見せていました。
東京都における最強バッターとして、甲子園を目指す主人公たちの前に何度も立ちふさがることになります。
1年から帝徳の4番を任された主砲
国都英一郎は入学早々に名門・帝徳高校の4番を任された天才バッターです。
その打者としての実力は最強クラスであり、作中で何度も清峰葉流火の球をスタンドに運んでいます。
中学時代から有名な選手でしたが、当時の実力は要圭と清峰葉流火には及ばず、清峰の決め球である高速スライダーを一度も投げられたことがありませんでした。
ただ、その後はたゆまぬ努力により才能を開花させ、全国に名を轟かすほどの長距離砲へと成長。
今や全力の清峰葉流火であっても打ち取れるかどうかわからない怪物です。
「忘却バッテリー」国都英一郎の過去
国都英一郎は中学時代、要圭と清峰葉流火の怪物バッテリーに敗北しています。
普通であれば、実力差に打ちのめされて野球を辞めてしまう者も多い中、彼はシンプルに二人の実力に感動。
共に東京都の名門・帝徳高校に進学し、3人で甲子園に行くと約束して欲しいと一方的に二人に申し入れたのです。
要圭の返答は、
「知らねェよ。勝手にすれば?」
という素っ気ないものでしたが、国都英一郎は本気でそれを夢見て帝徳へと進学しました。
「忘却バッテリー」国都英一郎と帝徳高校
国都英一郎は人格者で人望があり、ドン引きするぐらいチームメイトから慕われまくっています。
1年生にして「生まれながらの主将の風格」「最強」とほめそやされ、彼を馬鹿にする者には周囲は容赦しません。
一学年上のエース飛高に対しても、他のメンバーは実力はあってもメンタルがゴミで面倒くさい飛高のことをすごく雑に扱っていますが、国都は彼のことを先輩として心から慕っています。
また、監督の岩崎は当初、国都に加えて清峰、要、藤堂、千早の1年生つよつよ5人組の結成を夢見ており、逃した4人が関わるとしばしば情緒不安定になっていますが、国都の活躍により何とか正気を保っている状態です。
「忘却バッテリー」国都英一郎の活躍
清峰葉流火と要圭を気にして練習試合を組む
国都英一郎の初登場は第5話。
彼は清峰葉流火と要圭のコンビが都立高校に進学しているという噂を聞き、監督に頼んで練習試合を組んでもらいます。
ただ再会した清峰葉流火はナチュラルに、要圭は記憶喪失で国都英一郎を忘れており、気まずい空気。
しかも要圭が一発ギャグをしたことで真面目な国都は激怒してしまいます。
試合は要圭の記憶喪失の影響もあり、国都英一郎が清峰葉流火の球をホームラン。
その後、要圭が上手く捕球できなくなったこともあり、コールド負けを喫してしまいます。
試合後、国都英一郎は失望したような口ぶりをしつつも、転校してきてくれないか、共に甲子園を目指そうと二人のことを誘っていました。
1年夏の準決勝で再戦
主人公たちと国都英一郎の再戦は1年夏の東京都予選準決勝。
試合は当初、小手指有利で進んでいましたが、4回裏に国都がホームランを放ち、逆転。
その後、再び小手指が逆転したものの、小手指1点リード、9回裏無死一、二塁の場面で打席には国都英一郎。
清峰は9回投げて疲弊しており国都有利かと思われましたが、ここで清峰が球威を取り戻し、国都を見事三振に切ってとります。
ただそこで力尽きた清峰は、直後の5番バッターにサヨナラホームランを許し、帝徳が勝利。
ただ国都は二人の見事な奮闘にそれまでの非礼を謝罪し、改めて再戦を誓いました。
2年夏の準決勝で三度目の戦い
夏の甲子園では一回戦で大阪陽盟館に0-11とぼろ負けしたものの、春の甲子園ではベスト4に進出した帝徳高校。
国都は準決勝で横浜相手に連続敬遠される中、9回裏にソロホームランを放つなど全国でも確かな存在感を放っていました。
そんな国都たち帝徳と主人公たち小手指の3度目の対戦は2年夏の東京都予選準決勝。
試合終盤、エースとしての自覚を持つあまり、気負いの見える清峰からホームランを放ち、彼をノックアウトした国都。
しかしその後、要圭が智将を超えるキャッチャーとして覚醒。
ピッチャー瀧をリードし、自在に打者を翻弄する要圭に最後は三振に切って取られ、敗北を喫することとなります。
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