今回は「ジャンプ+」の人気野球漫画「忘却バッテリー」から、名門帝徳の俊足リードオフマン「小里 偲歩(こざと しのぶ)」について解説します。
小里偲歩は主人公たちの一学年上のライバルキャラの一人で、東京都の名門・帝徳高校の一番ショート。
決して華々しいスタープレーヤーというわけではないものの、物語の要所で着実に見せ場を作る縁の下の力持ち的存在です。
作中ではマイペース千石さんとのコンビも人気。
本記事ではそんな小里偲歩のプロフィールや人間関係、作中での活躍を中心に解説してまいります。
「忘却バッテリー」小里偲歩のプロフィール
基本プロフィール(誕生日、身長、声優など)
誕生日 | 6月23日 |
身長 | 170cm |
血液型 | A型 |
所属 | 私立帝徳高校 |
出身 | 不明 |
ポジション | 遊撃手 |
投打 | 右投左打 |
背番号 | 6番 |
家族 | 不明 |
声優 | ー |
小里偲歩は主人公の要圭や清峰葉流火らの一学年上のライバルキャラで、東京都の名門・私立帝徳高校のショートのレギュラーです。
外見は鋭い三白眼が特徴のいかにも気が短そうな少年。
実際に性格はとてもキレやすく、負けん気が強いこともあってか作中ではいつも怒ってばかり。
意外と繊細かつ冷静で、自己評価は低めという複雑な性格をしています。
好物は無糖炭酸水。
俊足の一番遊撃手
小里偲歩は帝徳の一番を打つ遊撃手のレギュラー。
千早と同レベルの俊足と走塁技術を誇るリードオフマンで、対戦相手にとっては塁に出すと厄介な存在です。
ミート力に加えて観察眼が鋭く、狙い球を絞ることもうまいため出塁率も高水準。
投手の僅かな隙も見逃さず次の塁を狙う盗塁技術は、バッテリーに変化球を投げにくくするなど相手を誘導することもできます。
本人は自分を、世間に”個人名”を認知されるような花形プレーヤーではなく、あくまで帝徳のレギュラー、高校野球止まりのプロには行けない選手と評価していますが、そうした劣等感を負けん気に変えて戦っていました。
「忘却バッテリー」小里偲歩と帝徳
陽ノ本当に誘われて帝徳に
小里偲歩は同学年で帝徳の二枚看板の一人とされる陽ノ本当に誘われ、彼と一緒にプレーしたくて帝徳に入学したプレーヤーの一人。
彼らの学年には千石さん、久我、益村と、小里と同じような連中がたくさん入り、粒ぞろいの世代となっています。
ただし実際に入学してみると、帝徳のエースは陽ノ本ではなく飛高翔太。
それ自体は岩崎監督が実力を見て判断したことなので不満があるわけではないようですが、卑屈で奇行が目立つ飛高とは相性が悪く、すぐにキレてしまって会話が続きません。
キレやすいせいか日常パートは少なめ
小里偲歩はキレやすくて会話が続かないためか日常パートでの登場シーンは少なめ。
花形プレーヤーではないということもありますが、よく似たポジションの千石さんが日常シーンでしっかり出番があることを考えると、やはりキャラクター的な問題と思われます。
帝徳式氷鬼など愉快なイベントにも不参加でしたし、国都のお悩み相談イベントに絡むこともなし。
試合中にしっかり深掘りされてはいますが、もう少し日常パートがあっても良かったなと思うキャラクターの一人です。
「忘却バッテリー」小里偲歩と千石さん
小里偲歩は二番二塁手の千石さんとセットで扱われることが多いです。
コミックス17巻の表紙でも二人一緒に描かれていましたね。
試合では高い出塁率と俊足を誇る小里が塁に出て、千石さんがチャンスを広げる名コンビ。
小里の走塁技術と判断に千石さんは絶大な信頼を置いています。
野球以外のシーンでは、マイペースで静かにボケる千石さんに、小里がキレ散らかしながら突っ込んでいる印象です。
「忘却バッテリー」小里偲歩の活躍
小里偲歩ら帝徳は一年目の夏、東京都予選準決勝で主人公たち小手指高校と対戦。
小里は二打席目に内野安打で出塁からの盗塁、千石さんのヒットでホームインとサラリと帝徳の初得点を挙げています。
あっさり得点しすぎていて目立っていませんが、しっかり役割をこなしていた印象ですね。
小手指に勝利した後、決勝の氷川戦では1点ビハインドの9回裏、ライナー性の当たりで一死二、三塁の逆転のランナーに。
相手のエラーの隙をついて本塁を落とし、帝徳の逆転勝利に導いていました。
二年目の夏、準決勝で小手指と二度目の対戦。
小里は序盤から清峰のスライダーをヒットにするなど安打を重ねてチャンスメイク。
地味に三安打の大活躍をしていました。
ただ同点で迎えた試合終盤の8回では、運よく塁には出たものの、覚醒した要圭による盗塁阻止でチャンスを潰してしまうことに。
アウトになった後は気持ちを切り替え仲間に声援を送っていましたが、要圭のリードと千早、藤堂の逆転打の前に帝徳は敗れ去ってしまいました。
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