今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、主人公ベル・クラネルの母「メーテリア」について解説します。
メーテリアは主人公の母であり、かつて神時代最恐と評された「ヘラ・ファミリア」の幹部アルフィアの双子の妹。
物語開始時点で既に故人となっており、重要人物ではありますが何かと謎の多い女性です。
才能はないもののその優しさで誰からも愛されたというメーテリア。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや人間関係、生前のエピソードを中心に解説してまいります。
「ダンまち」メーテリアのプロフィール
基本プロフィール(年齢など)
メーテリアはかつてオラリオの双璧と評された「ヘラ・ファミリア」に所属していた女性冒険者。
主人公ベル・クラネルの実母であり、ヘラ・ファミリア幹部アルフィアの双子の妹にあたります。
物語開始時点で既に故人で、もし生きていれば31歳(実際はベルが生まれて間もなく17~18歳で死亡したと思われる)。
外見は灰色の髪と蒼い瞳を持つ美しい女性で、双子だけあって容姿はアルフィアと瓜二つだったそうですが、瞳の色はアルフィアと異なり、また豊満とは言い難い細い体型をしていたそうです。
ちなみに上の画像は瞳の色以外そっくりと評された息子ベルの女装姿。
姉と異なり才能の欠片もない凡人でしたが、その優しさで誰からも愛される女性だったそうです。
ヘラ・ファミリアのアイドル?
メーテリアはゼウス・ファミリアと共に双璧と評されたヘラ・ファミリアの団員。
LV9の女帝やその女帝すら倒し得るアルフィアを筆頭に団員たちは化け物ぞろいでしたが、その中でもメーテリアは特殊な立ち位置の団員でした。
後述する通りメーテリアは姉と同じ病に侵され体が弱く、戦闘能力は皆無。
探索系ファミリアの団員としては役立たずでしたが、誰からも愛され、主神のヘラもメーテリアを延命させようと必死だったそうです。
またメーテリアは甘党で食べ物の恨みは忘れないタイプで、ヘラとアルフィアが自分のおやつを勝手に食べた際に激怒し、そのあまりの迫力にアルフィアは死を覚悟し、ヘラは屈辱に震えながら涙目になったとか。
ちなみに物語開始当初、ベルとヘスティアが拠点にしていた廃教会はメーテリアが愛した場所でしたが、作中で廃教会はアポロン・ファミリアによって破壊されています。
もしこのことがヘラに伝わればアポロンは……
「ダンまち」メーテリアの強さ(レベル)
<基本アビリティ> | |
力 | ??? |
耐久 | ??? |
器用 | ??? |
敏捷 | ??? |
魔力 | ??? |
<発展アビリティ> | |
??? | |
<魔法> | |
??? | |
<スキル> | |
??? |
メーテリアはヘラ・ファミリアの団員だったので恩恵を授かっていたはずですが、そのステータスは公開されておらず、恐らく今後も公開されることはないでしょう。
メーテリアは「才禍の怪物」と評されたアルフィアと異なり才能の一欠けらもない凡人で、しかも姉と同じ生まれつきの不治の病を抱えていて、一人では外を出歩くこともできないほど脆弱だったそうです。
なので恐らくLV1。
神の恩恵(ファルナ)によって病が改善することを期待したのでしょうが、姉のアルフィアは病がスキルとして発現してしまっていたので、メーテリアの病も同様に恩恵ではどうしようもないものだったと考えられます。
「ダンまち」メーテリアとアルフィア
メーテリアの双子の姉アルフィアは、メーテリアと異なり神経質でわがまま、神時代以降最も才能に愛された怪物。
中身は正反対の双子でしたが姉妹仲は非常に良く、周囲のもの全てを雑音と見做していたアルフィアが唯一愛していたのがメーテリアでした。
アルフィアはメーテリアがゼウス・ファミリアのサポーターと恋仲になっていたことを快く思っておらず、もしサポーターがメーテリアに手を出せば、ガチでゼウス・ファミリアもろとも殲滅するつもりだったそうです。
ちなみにメーテリアの息子ベルの名前は、アルフィアの切り札である魔法【ジェノス・アンジェラス】を使用する際に鳴り響く鐘の音が由来となっています。
「ダンまち」メーテリアとベル・クラネル
メーテリアはゼウス・ファミリアのサポーターだった男と恋仲になり、彼との間にベル・クラネルをもうけています。
ちなみにサポーターの男はゼウス・ファミリア最弱で、スケベで逃げ足しか取り柄のない醜聞だらけの男だったのだとか。
逆算するとゼウス、ヘラの両ファミリアが黒竜の討伐に失敗し壊滅した後、17歳の時にベルを産んだ計算ですね。
ただベルに母親の記憶はないことから、元々身体の弱かったメーテリアはベルを産んで間もなく死亡した模様。
メーテリアはベルをゼウスに託し、ベルはゼウスが神であることや両親のことを知らないまますくすくと成長しました。
「ダンまち」メーテリアの謎
未登場かつ物語開始前に死亡しているメーテリアにはいくつもの謎が存在します。
そもそも何故、ヘラの眷属であったメーテリアが、ヘラではなくゼウスにベルを託したのか。
また、ベルの父親であるサポーターの男はどうなったのか。
ヘラではなくゼウスに息子を託したのは、ヘラに近づけば(メーテリアに手を出した)ベルの父が殺されかねなかったからか、ヤンデレのヘラよりゼウスの方が子育てには向いていると判断したとかでしょうか。
ベルの父は何らかの理由で既に死亡していると思われますが具体的な描写はなく、特に彼が死ななければならない理由も存在しません。
また、姉のアルフィアは病の代償に凄まじい才能を有していましたが、メーテリアの病にはそうしたメリットのようなものはなし。
アルフィアのスキルには【双分運命(アルメー)】と呼ばれるものがあり、あるいはメーテリアの才能を奪ってアルフィアという怪物は誕生したのかもしれません。
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