今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか（以下「ダンまち」）」から、ティオネの前世とされる女性「エルミナ」について解説します。
エルミナは喜劇「アルゴノゥト」や「ナイツ・オブ・フィアナ」に登場したキャラクターの一人。
アマゾネス最強の暗殺者にして戦士であり、占い師オルナの姉を名乗り彼女を守護しています。
「ナイツ・オブ・フィアナ」ではフィン（ディム）に懸想し猛アタックするヒロインとして奮闘。
本記事ではそんなエルミナのプロフィールや強さ、人間関係を中心に解説してまいります。
「ダンまち」エルミナのプロフィール
基本プロフィール（声優など）
エルミナはおよそ三千年前の古代を舞台とした英雄譚「アルゴノゥト」、「ナイツ・オブ・フィアナ」に登場するメインキャラクターの一人です。
種族はアマゾネスで、外見は褐色肌に長い黒髪の美女。
冷徹で感情の見えにくい暗殺者ですが、物語が進むにつれて徐々に感情表現が豊かに、はっちゃけていくようになります。
ラクリオス王国に仕える占い師オルナの姉を名乗っていましたが、オルナとの血の繋がりは存在しません（詳細は後述）。
声優は髙橋ミナミさんが担当。
オルナを守護するアマゾネスの暗殺者
エルミナはオルナを守護することを第一の目的としており、当初そこにオルナ自身の意思は介在していませんでした。
そのため「アルゴノゥト」ではオルナの意に反してラクリオス王の命に従い、アルゴノゥトたちの敵として立ちふさがることに。
暗殺者と呼ばれてはいますが正面から戦っても強く、屈指の難敵としてアルゴノゥトたちを苦しめています。
最終的にはオルナとも和解し、その後の物語である「ナイツ・オブ・フィアナ」では「争姫」と呼ばれ魔物との戦いの先陣を切っていました。
なお「ナイツ・オブ・フィアナ」登場時は「アルゴノゥト」から２０年が経過していますが、見た目には一切変化がありません。
「ダンまち」エルミナの強さ
エルミナは元々闘国テルスキュラ出身で、「戦王（ウィーガ）」と呼ばれた史上最強のアマゾネス。
エルミナというのはこの呼び名のヒューマン側の発音です。
テルスキュラでは強さこそが絶対の正義とされていましたが、エルミナはそのテルスキュラでも受け入れられないほどに強く、女王に国を追放されてしまいました。
暗殺者と呼ばれてはいますが正面から戦っても強く（というかほぼ正面から戦っている）、その実力は英雄とされるガルムスやユーリを凌ぐほど。
武器は短剣二刀流ですが、闘争本能の塊でステゴロも得意としています。
「ダンまち」エルミナとオルナ
エルミナは占い師オルナの姉を名乗っていますが、前述した通り両者の間に血の繋がりはありません。
元々エルミナには他に実の妹が存在していましたが、その妹はテルスキュラの儀式、アマゾネス同士の殺し合いの中でエルミナ自身が手にかけ既に故人となっています。
この過去はエルミナの心に深いトラウマを残すこととなり、後に出会ったオルナにその妹の姿を重ね合わせてしまいました。
以降、エルミナはオルナの意思を無視して一方的に姉を名乗り、ラクリオス王の命に従いオルナを守護するため手段を選ばず暗躍するようになります。
「アルゴノゥト」終盤ではその過去をリュールゥに暴露され、オルナに諭されたことで戦意喪失。
その後、エルミナはオルナでなければコントロールできず、何をするか分からないという理由でオルナの用心棒に任命されることに。
当初オルナから疎まれていたエルミナでしたが、最終的に二人は和解し、オルナから「姉さん」と呼ばれていました。
「ダンまち」エルミナとフィン（ディム）
エルミナは「ナイツ・オブ・フィアナ」に第二部のラストから第三部にも登場しています。
時は「アルゴノゥト」の物語から２０年後。
人類の魔物への反攻作戦、大穴攻略へ参戦を要請するため、小人族の英雄フィン（ディム）の下を訪れたエルミナ。
しかしフィンは復讐を成し遂げすっかり抜け殻のようになっており、その要請に応じようとはしません。
戦い生きる意思がないのなら死ねとフィンに襲い掛かったエルミナでしたが、フィンは咄嗟に反撃し彼女を打ち負かしてしまいます。
強い雄に惹かれるアマゾネスの性で、初めて自分を負かしたフィンに恋をしてしまったエルミナはフィンに猛アタック。
作中ではエルミナがフィンを襲い、フィンが逃げ回るというやり取りが延々繰り返されています。
ただ最終的にフィンは大穴攻略作戦に参加し、バロールと相打ちに。
エルミナの恋は悲恋として幕を下ろすこととなります。
「ダンまち」エルミナとティオネ（前世）
エルミナはティオネの前世であることが示唆されています。
またオルナはティオネの双子の妹・ティオナの前世とされており、血の繋がりの無かった二人は来世で本物の姉妹になっています。
また、ロキ・ファミリア団長でティオネが懸想するフィンは、言うまでもなくフィン（ディム）の生まれ変わり。
悲恋で幕を下ろしたエルミナの恋は来世でも続いているようです。
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