今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、「黒の暴牛」の副団長ナハトの双子の弟「モルゲン・ファウスト」ついて解説します。
モルゲンは物語開始時点で既に故人となっていたキャラクター。
若き日のヤミ団長の相棒であり、ナハトが今のように悪を許さぬ人間になった切っ掛けとなった人物でもあります。
物語の最終盤で復活させられ、敵として登場することとなったモルゲン。
本記事ではそんな彼のプロフィールや強さ(魔法)、その過去や人間関係を中心に解説してまいります。
「ブラッククローバー」モルゲンのプロフィール
基本プロフィール(誕生日、身長、血液型など)
年齢 | 19歳(享年) |
誕生日 | 5月1日 |
身長 | 180cm |
血液型 | A型 |
魔法属性 | 光 |
好きなもの | 甘いもの 人の笑顔 ナハト |
出身地 | 不明(クローバー王国) |
声優 | ー |
モルゲン・ファウストは「黒の暴牛」の副団長ナハト・ファウストの双子の弟。
物語開始時点で既に故人となっていた人物です。
外見は長い黒髪をポニーテールにした細目の青年で、兄のナハトと比べ若干柔和な雰囲気を漂わせています。
性格は非の打ちどころがない善人で、その魔道士としての実力も相まって周囲から信頼されていました。
ちなみに双子のナハトとは誕生日が一日違い(ナハトは4月30日)。
名前の由来はドイツ語で「朝」、同じくドイツ語で「夜」を意味するナハトと対比構造になっています。
ヤミ団長のかつての相棒
モルゲンはかつて魔法帝となる前のユリウスが団長を務めた「灰色の幻鹿」に所属する魔法騎士。
同じく「灰色の幻鹿」に所属していたヤミの同期で、当時の彼の相棒としてよく行動を共にしていました。
当時のヤミは日ノ国出身の異邦人で周囲から浮いていましたが、モルゲンのおかげで魔法騎士団に馴染み、実績を積んでいくことができたそうです。
「ブラッククローバー」モルゲンとナハト
モルゲンの兄ナハトは、今でこそモルゲンそっくりの見た目で、悪を許さない厳格な人物として振る舞っていますが、元々は金髪で周囲の迷惑お構いなしに生きるアウトローでした。
兄弟仲は悪くなかったものの性格も見た目も正反対。
ナハトが兄ではありますが、実家であるファウスト家はしっかり者のモルゲンが継げばいいと考えていたそうです。
逆にモルゲンは兄の才能を誰より認め、共に魔法騎士として活躍したいと願っていました。
しかしモルゲンはナハトが行った魔法儀式の失敗により死亡。
自分のせいでモルゲンを死なせてしまったナハトは、真に正しい人間が二度と自分のような愚か者の犠牲になることがないよう、悪を許さぬ人間となったのです。
「ブラッククローバー」モルゲンの死亡理由(過去)
モルゲンが死亡する原因となった魔法儀式とは、悪魔学の名家ファウスト家に伝わる悪魔降臨の儀式。
実家を継ぐつもりのなかったナハトでしたが、彼は悪魔との契約に強い才能を示し、若くして四体の悪魔と契約し、両親から天才と評されていました。
そんなナハトに父は最上位悪魔ルキフグスとの契約を勧めるも、儀式は失敗。
ルキフグスは両親を殺害しナハトをも殺そうとしますが、儀式に割って入ったモルゲンが触媒となったブレスレットを破壊したことで儀式は中断され、何とかナハトは生き延びます。
しかしその反動でモルゲンは命を落としてしまいました。
「ブラッククローバー」モルゲンの強さ(光魔法)
モルゲンは兄ナハトの「影魔法」とは対照的な「光魔法」の使い手です。
光魔法は作中では他に初代魔法帝ルミエルや白夜の魔眼の頭首パトリが使用した希少な強属性。
威力もそうですがその光速移動は他の属性の追随を許しません。
更に、後述しますがモルゲンは物語最終盤にルシウスの霊魂魔法によって悪魔と融合した聖騎士として復活。
モルゲンが融合したのは、奇しくも彼の死の原因となった最上位悪魔ルキフグスであり、その魔力を手にしたモルゲンの強さは覚醒したヤミ団長すら凌ぐものでした。
単純な威力だけならヤミ団長も決して負けてはいませんでしたが、闇魔法ではモルゲンの光魔法の速度に全く対抗できず、一対一であれば確実にモルゲンが勝利していたでしょう。
「ブラッククローバー」モルゲン、敵として復活
モルゲンは最終決戦において、ルシウスの霊魂魔法により、ノエルらの母アシエらと共に聖騎士として復活させられ、クローバー王国を襲撃。
ナハトやヤミ団長と熾烈な戦いを繰り広げます。
当初はモルゲンとナハトが一対一で戦っていましたが、聖騎士となったモルゲンの力は圧倒的で、しかもモルゲンに負い目があるナハトは一方的にボロボロにされてしまいます。
しかしそこにルシウスクローンを倒したヤミ団長が合流。
迷いのあるナハトに代わってヤミ団長がモルゲンと一対一で戦いますが、覚醒したヤミ団長でさえモルゲンの速度に圧倒されて手も足も出ません。
そこに団長の妹、夜見一花が割って入り踏みとどまると、覚悟を決めたナハトが戦線に復帰。
最後は三人の合体魔法、闇×闇×影「鬼哭狂宴の夜(ワルプルギス)」を発動させ、モルゲンの光魔法を相殺。
その隙にナハトがモルゲンの胸を剣で刺し、再びモルゲンは眠りについたのでした。
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