今回は「ジャンプ+」で連載中の恋と希望のダークファンタジー「エクソシストを堕とせない」より、嫉妬の魔王「リバイアサン」について解説します。
リバイアサンは、主人公の神父たちと敵対する悪魔の王の一人、七つの大罪”嫉妬”の魔王。
あまりに強く強大な力を持って生まれたが故に、「友達を作りたい」と願い、普段は小さな女の子の姿をとっている孤独な魔王です。
魔王ではありますが主人公たちに好意的なロリママキャラ。
本記事ではそんなリバイアサンのプロフィール(元ネタ)や強さ、登場話を中心に解説してまいります。
目次
リバイアサンのプロフィール
リバイアサンは地獄の支配者の一人で七つの大罪『嫉妬』の魔王です。
間違えられやすいですが、この作品での名前は「リヴァイアサン」ではなく「リバイアサン」。
普段は幼い少女の姿をしていますが、その真の姿は巨大な鯨のような海獣です。
海に生きる獣たちの「母」であり、自らを「ママ」と呼んでいます。
あまりに強大な力を持つが故に誰とも対等な関係を築けずにいた孤独な魔王。
普段幼い少女の姿をとっているのは、そうすれば周囲に受け入れてもらえると思ったからです。
作中では自分と同じ「神」の祝福を受けた神父くんなら友達になれるのではと、正体を隠して彼の前に現れます。
リバイアサンの元ネタ(伝承)
リバイアサンの元ネタは、旧約聖書に登場する海の怪物で「リヴァイアサン」「レイアタン」と呼ばれています。
旧約聖書ではベヒモスと共に神が作った生き物で、神の御業がいかに優れているかを示すためにその存在が語られています。
一般的には鯨、魚、蛇、竜などの姿で描かれることが多く、神を除いて傷つけることも屈服させることもできない無敵の怪物。
唯一、神にだけは従属的な獣とも、終末後に神が用意した食物であるとも語られています。
なお、七つの大罪の中で唯一、堕天使ではない魔王です。
リバイアサンの強さ
リバイアサンは七つの魔王の中でも上位の実力を持つ魔王です。
圧倒的な巨体と膂力、生命力を持ち、特にその表皮は神父くんの攻撃でさえ弾くほどに強靭。
その口はゲヘナへと通じる入口となっています。
純粋な実力ではサタンとほぼ互角か、それ以上。
作中でサタンと戦った際には悪魔にとっての天敵である「ミカエルの剣」のレプリカをサタンが持っていたため破れていますが、その不利な状況でサタンをギリギリまで追い詰めていました。
リバイアサンの人間関係(イムリ・アスモデウス)
リバイアサンが悪魔の中で仲が良いのはリリンである愛月イムリと、魔王であるアスモデウス。
リバイアサンはヒロインである愛月イムリの育ての母親であり、彼女に自分のことを「ママ」と呼ばせています。
曰く「生むのは慣れっこだけど育てたのは初めて」。
イムリへの愛情はとても深く、実の子供である海の眷属に対するもの以上。
イムリにチャームされているのではとの疑惑もありましたが、それはリヴァイアサン自身が否定しています。
またアスモデウスとは、同じ女魔王同士ということもあってか仲が良く、「アスモデちゃん」「レヴィ」という愛称で呼び合う仲。
他の魔王とは、特別仲が悪いというわけではないですが親しくもありません。
リバイアサンの活躍(登場話)
嫉妬編(第10話~)
リバイアサンは強欲編のラストである第9話。
神父くんとの戦いに敗れたマモンを、ママのかわいいシャチちゃんに意地悪した罰と言って叩き潰すヤバイ幼女として登場しています。
その後、第10話~17話で描かれたのが彼女のメインエピソードである嫉妬編。
神父くんたちがイムリ、レア、バーバラとバカンスに出かけたところ、「家族から逃げて客船に乗り込み、その客船が『タコさん』にぶつかって沈み、浜に流れ着いた密航者」として彼らの前に登場。
神父くんと友達になるためにやってきたリバイアサンはしばし彼らと楽しい日々を過ごしますが、やがて彼女の正体が魔王であることが発覚。
泣きながら戦うリバイアサンに対し、神父くんは「オレはお前なんて怖くない」と自分が彼女と対等の存在であることを宣言。
戦うことで孤独が癒されたリバイアサンは神父くんに敗北したものの、満足してゲヘナへと帰っていきました。
神父やイムリに協力
第16話で神父くんに敗れた際「君がこの先ピンチになったら一回だけ助けてあげます」と発言し再登場を匂わせていたリバイアサン。
その後彼女はサタンの策謀でイムリが犠牲になったことに怒り、サタンと対決(86話)。
「ミカエルの剣」のレプリカを持つに僅差で敗れていますが、その後、神父くんとルシファーの決戦に、マモンや多くの悪魔たちを連れて援軍として参戦しています(95話)。
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