今回はヤンマガ本誌で連載中の図書館お仕事コメディ「税金で買った本」から、石平くんを慕う後輩「奥田(おくだ)」について解説します。
奥田は主人公の石平くんの中学時代の後輩。
ヤンキーですが生真面目な性格で、荒れていた中学を武力で制し平和をもたらした石平くんのことを神のごとく尊敬しています。
作中では進路に悩む高校生として登場。
本記事ではそんな奥田のプロフィールや石平くんとの過去、登場話(何話)を中心に解説してまいります。
目次
「税金で買った本」奥田のプロフィール
引用元:ずいの Twitter
基本プロフィール
奥田は主人公の石平くんの中学時代の後輩です。
外見は天パ気味の髪をツーブロックにした気合の入ったヤンキー少年。
筋の通らない人間が嫌いな真面目な性格をしていて、中学時代世話になった石平くんを神のごとく慕っています。
中学時代は今より大分問題児だった模様。
損得勘定のバランスがしっかりしていて、先輩から安く買い取った制服を後輩に高く売りつけたり、小学生にアメ配ってシケモク集めたりして小金を稼いでいたこともあるそうです(本人にとっては黒歴史)。
進路に悩むヤンキー高校生
奥田は進路に悩む高校生として登場しました。
大学に進学し図書館司書(=公務員)を目指している石平くんの噂話を聞き、自分も公務員になろうと考え、石平くんにアドバイスを求めてやってきます。
ただ公務員は問題のある人間にも平等に対応することが求められる仕事で、ナメた人間に厳しい奥田はあまり向いているとは言えません。
その為、作中では石平くんのアドバイスを受け、公務員ではなく彼のバランス感覚に優れた部分を活かした仕事を探す、ところで一旦話は決着しています。
「税金で買った本」奥田と石平くん
奥田は中学時代、石平くんに色々と世話になっており、石平くんのことを伝説の男として崇拝しています。
石平くんがどんな突拍子もないことを言っても、
「石平先輩のおっしゃること…間違いないです」
と全肯定。
石平くんもそんな奥田のことはキライではないのですが、中学時代の黒歴史を絶賛されるのは恥ずかしく、また褒められて茉莉野のように調子に乗ってしまわないか不安で、少しだけ苦手にしているようです。
ちなみに石平くんとは別の高校に通っていたこともあり、中学卒業後は石平くんとはあまり会っていなかった模様。
というか、何で尊敬する石平先輩と別の高校に行っちゃったんでしょうね?
「税金で買った本」奥田の過去
石平くんや奥田たちが通っていた中学(=浜中)は途轍もなく治安の悪い学校でした。
不良グループのイジメ、犯罪の横行、図書館でヤってるカップルがいたりとグチャグチャ。
当時その中学に通っていた人間(灰坂姉、乙田ら)は、口を揃えてその治安の悪さを語っています。
そんな地獄のような中学を一つにまとめた伝説のヤンキーこそが石平くん(+それを面白がって後ろからマネジメントしていた灰坂)。
実際、石平くんのお陰で今の浜中はかなり治安が良いそうです。
奥田は当時、そんな石平くんの姿を見ながら、その下で礼儀作法や人として大切な色んなものを学んだらしく、石平くんのことを心から尊敬しています。
「税金で買った本」奥田の登場話
奥田の初登場は159話「好きからさがすお仕事図鑑」。
進路に悩む奥田が、尊敬する石平くんのもとを訪れ進路相談をするお話です。
石平くんたちとは別の高校に通っていた奥田は、偶然再会した灰坂から、石平くんが現在「公務員」を目指して大学に通っていることを聞きます。
正確には目指しているのは「図書館司書」で、求人の多くは公務員とは言え、必ずしもそうとは限らないのですが、そこは灰坂の伝え方ですね。
奥田は尊敬する石平くんと同じ「公務員」になりたいと考え、彼のもとへアドバイスを求めてやってきます。
石平くんはそんな理由で仕事を選ぼうとする奥田に呆れ、図書館で本を使い奥田に公務員というものに対する正しい知識をレクチャーしました。
その中で一番重要なことが公務員は「ぜんぶの客に平等に対応する仕事」だということ。
人生舐めてるクズもヤバいカス野郎も平等に相手をしなくてはならない仕事ですが、奥田はそういうクズやカスが大嫌い。
はっきり公務員には向いていませんでした。
石平くんにそのことを指摘され項垂れる奥田でしたが、最終的に彼の得意分野である損得のバランス感覚を活かせる仕事を探せとアドバイスされ、それに従っていました。
しっかりキャラが立っていたので、一話きりのゲストキャラではなく、進路相談シリーズみたいな形でまた出てきて欲しいですね。



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