今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、陽気で気さくなNo.1ガンナー(銃手)「里見 一馬(さとみ かずま)」ついて紹介します。
里見一馬はB級ランク戦最終戦の直前に、修に対戦相手の二宮・弓場の戦法を分かりやすく解説してくれたキャラクター。
単なるメガネの解説キャラかと思いきや、実はNo.1ガンナー(銃手)だったという驚きの正体も判明しています。
本記事では、二宮さん信者を自認する弓場さんの弟子、里見一馬というと男のすごさについて考察していきたいと思います。
ワールドトリガー、里見一馬のプロフィール(声優含む)
A級4位草壁隊に所属する気さくで陽気なNo.1ガンナー(銃手)兼エース
ボジション | ガンナー(A級4位部隊 草壁隊所属) |
年齢 | 17歳 |
誕生日 | 8月22日 |
身長 | 178cm |
血液型 | B型 |
星座 | ぺんぎん座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | 運動、チームメイト、二宮さん、カキフライ |
声優 | 森久保祥太郎 |
里見一馬はA級4位部隊草壁隊に所属するガンナー。
草壁隊は永らく県外にスカウト旅に出ていたため、本編に登場したのはコミックス21巻(180話)とかなり後半になってからです。
外見はメガネをかけた面長の人の良さそうな少年で、中身も見た目通り非常に気さくで陽気。
チームメイトで後輩の緑川駿のことをとてもかわいがっており、他の草壁隊の隊員との仲も非常に良好なようです。
B級ランク戦最終戦を前に対戦相手の情報収集を行う三雲修と空閑遊真に対し、メガネキャラらしく二宮と弓場の戦法を分かりやすく解説してくれました。
ちなみに解説の直後、迅悠一によって里見がNo.1ガンナーであることが明かされますが、里見自身は自分の順位を把握していません。
二宮さん信者を自認する弓場さんの弟子
里見一馬が解説役として登場した理由は、彼が自他共に認める二宮さん信者であり、弓場さんの弟子だからです(というか好きなもの「二宮さん」って)。
恐らく二宮さんと弓場さんの戦法について里見以上に詳しい隊員はおらず(下手したら本人たちより詳しいのでは?)、その強さと特徴について非常に分かりやすく解説してくれました。
ちなみに里見は二宮さんと弓場さんを「1対1(タイマン)最強」と評しており(最強が2人以上いる時点でおかしいのですが)、2人に対して敬意と憧れを抱いていることを隠そうとしていません。
それもそのはず、里見一馬は二宮さんの戦法を弓場さんの技術で真似した特殊な戦い方をするガンナーなのです(詳細は後述)。
ワールドトリガー、里見一馬の強さ
二宮さんの戦法を弓場さんの技術で真似するNo.1ガンナー(銃手)
トリオン | 不明 |
攻撃 | 不明 |
防御・援護 | 不明 |
機動 | 不明 |
技術 | 不明 |
射程 | 不明 |
指揮 | 不明 |
特殊戦術 | 不明 |
合計 | 不明 |
現時点では里見一馬のパラメーターは公表されていません。
里見について判明している情報は「No.1ガンナー(銃手)」「トリガー構成」「二宮さんの戦法を弓場さんの技術で真似た」ということだけ。
里見のトリガー構成は、メインに突撃銃(アサルトライフル)型のアステロイド(通常弾)とハウンド(誘導弾)、サブに拳銃(ハンドガン)型のアステロイド(通常弾)をセットしたものです(他はシールドとバッグワーム)。
ここから推察するに、彼の基本的な戦い方は中距離では突撃銃で敵を牽制してシールドを削り、距離が詰まればサブの拳銃(弓場と同様に「射程」と「弾数」を切り詰めた代わりに「威力」と「弾速」を高めていると予想される)で両攻撃(フルアタック)を仕掛けるというものなのでしょう。
里見が真似した二宮さんの戦法は、細かく分割した「数」重視の弾と、大きく分割した「威力」重視の弾、この二つで緩急をつけてフルアタックするというもの。
敵がシールドを広げれば大きな弾でかち割り、シールドを集中すれば細かい弾ですり潰すという、シンプルではありますが、一度はまると抜け出せない強力な戦い方となっています。
機動力を重視する草壁隊所属だからこそ、1対1(タイマン)の強さが活きる?
この戦い方は1対1(タイマン)では強力無比で、里見がこれを武器にNo.1ガンナーに上り詰めたことは想像に難くありません。
しかしこの戦い方はあくまで両攻撃(フルアタック)。
防御のためのシールドをはることができなくなりますから、個人ランク戦のような1対1(タイマン)の戦いならまだしも、敵味方が入り乱れるチーム戦では味方のサポート無しにはそうそう使用することはできません。
となると里見が強いのはあくまで1対1(タイマン)限定なのか、とも思えますが、里見が所属する草壁隊は機動力を重視した戦術を駆使する部隊。
これはつまり、機動力を駆使して1対1の状況(あるいはより有利な状況)を的確に作り出すことができる部隊だということではないでしょうか。
隊長・草壁早紀の戦術次第で、里見はチーム戦においても強力な駒となりそうですが、果たして……
ちなみに、里見一馬は陸上部で4継(100m✖4リレー)の選手だったということですから、機動力・連携ともに高水準であることが予想されます。
ワールドトリガー、里見一馬はここがすごい
No.1でも驕らず親切、分かりやすく二宮・弓場の戦法を解説
里見一馬はNo.1ガンナー、A級4位部隊のエリート隊員という肩書を持ちながら、全く驕ることなく親切に主人公たちに接しています。
最初はどんな謙虚な人でも、高い評価を得ると自然と態度が変わってくるものですから、そうした他人の評価に左右されない人はそうそういるものじゃありません(そもそも自分がNo.1だということを把握していないというのもありますが)。
二宮や弓場の解説をする際も言葉の端々から2人への敬意がにじみ出ていて、解説そのものも非常に丁寧で分かりやすかったです。
また解説の中で元弓場隊の神田について触れている場面もありましたが、神田に関してもその戦術的な強さを高く評価していました。
他人にきちんと敬意を払えるからこそ、その強みを正しく見抜き、自分にそれを取り入れることができる。それこそが里見の強みの一つなのだと思います。
自分の得手不得手を正確に把握し、出来ることを磨き上げて戦い方を確立
元々里見はガンナー(銃手)ではなく、二宮と同じシューター(射手)を志していたようです。
しかし里見はシュータースタイルに向いておらず、上手く弾丸をコントロールできなかったため、動作がシンプルなガンナースタイルを選びました。
(ガンナーとシューターの違い、それぞれの強みについてはこちらの記事をご覧ください)
二宮さん信者を自認する里見としては、できれば二宮と同じポジションにつきたかっただろうことは想像に難くありません。
しかし里見は自分の向き不向きを正確に把握し、自分なりのやり方で二宮のスタイルを模倣するまでに至りました。
言葉にすれば簡単ですが、こうした冷静な取捨選択がサラリとできるあたりに、里見一馬、ひいてはボーダー隊員たちのすごさがあるような気がしますね。
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