今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、オペレータ―が隊長を務める異色の部隊「草壁隊」について解説します。
草壁隊は現A級4位に位置するボーダーの精鋭部隊。
作中では緑川以外のメンバーが県外にスカウト旅に出ていたため、永らく本編未登場となっていました。
登場当初はオペレータ―兼隊長の草壁が何と女子中学生ということでも話題になっていましたね。
本記事ではこれまでに判明している草壁隊の情報(過去、エンブレムなど)、メンバーとその強さを中心に解説してまいります。
ワールドトリガー「草壁隊」の概要
オペレータ―が隊長を務める異色のA級4位部隊
草壁隊はオペレーターが隊長を務めるボーダーでも異色の部隊であり、A級4位に位置する精鋭。
作中では緑川以外のメンバーが片桐隊と共に県外にスカウト活動に出ていたため永らく未登場となっていましたが、205話(コミックス23巻のラスト)でようやくフルメンバーがお目見えしました。
隊長の草壁早紀は15歳と部隊の中では比較的年少で(緑川14歳、他3名は17歳)、性格もキツメですが、隊員たちには慕われておりメンバーの中は良好。
ただ、体育会系で年功序列を重んじる佐伯竜司からは、時折草壁に対し微妙な確執を感じさせる発言が漏れ出ています。
隊服・エンブレム(コカトリス?)の特徴
草壁隊の隊服は黒を基調とし、ところどころモスグリーンのアクセントが加えられたジャージタイプ。
動きやすさを重視しているのか、他の部隊よりややぴっちりしている印象があります。
また草壁隊のエンブレムに描かれているのは、竜の頭を持ち、炎のようなもの(毒?)を吐く鳥。
デザインの意味などは不明ですが、ファンの間ではコカトリス(一般的には鶏の頭に竜の翼、蛇の尾を持つ怪鳥で、視線と吐息に猛毒を持つ)なのでは、との説が有力です。
頭が竜なのは、コカトリスの原型そのままだとただの鶏っぽく見えてしまうので、デザイン性を重視したのかもしれませんね。
コカトリスはその毒で対象を石化してしまうとも言われており、相手の動きを止めるといった意味があるのかもしれません(詳しくは後述するものの、草壁隊は機動力を重視した戦術を用いる部隊)。
部隊結成の経緯(過去・佐伯隊)
草壁隊の部隊結成経緯は不明です。
ただ、佐伯は佐伯隊を率いる隊長(恐らく里見と宇野もそのメンバー)だったことが明かされており、現草壁隊は佐伯隊が転じたもの。
草壁が新たに部隊を作ってそこに佐伯隊を取り込んだのか、それとも佐伯隊のオペレータ―となって隊長の座を奪い取ったのかは不明ですが、草壁隊となったことでランク戦での順位は爆上がりしたそうです。
そのことに佐伯は複雑な感情を抱いているそうですが……
ワールドトリガー「草壁隊」のメンバー
草壁早紀(隊長・オペレータ―)
ボーダーで唯一オペレータ―兼隊長を務める才女・草壁早紀。
ファンブック(BBF)では先行して名前とオペレータ―兼隊長という事実のみが明かされており、ファンの多くは女子大生ぐらいのお姉さんをイメージしていましたが、実物はまさかの女子中学生。
木虎の同期で入隊時はガンナー。
しかし戦闘員としては木虎に勝てないと諦めオペレータ―に転向し、見事リベンジを果たしています(木虎の所属する嵐山隊はA級5位で草壁隊の一つ下)。
諏訪さんの元弟子だったり、サイドエフェクト持ちとの噂が流れていたり、色々属性過多で今後の展開に期待がかかります。
緑川駿
ボーダー入隊直後の対近界民戦闘訓練で4秒という当時の最短記録を叩きだした緑川駿。
かつて迅悠一に命を救われ、彼に憧れてボーダーに入隊したことから、A級3バカの一角「迅バカ」とも呼ばれています。
軽量ブレードトリガー「スコーピオン」とジャンプ台を生み出す「グラスホッパー」を駆使するスピードアタッカーで、その機動力はボーダートップ。
得意技はグラスホッパーを相手の周りに多数展開して縦横無尽に飛び回りながら攻撃する「乱反射(ピンボール)」です。
里見一馬
一見するとあまり強そうには見えませんが、実はボーダーNo.1ガンナーであり草壁隊のエース。
No.1シューター二宮さんの信者を自認しており、師匠である弓場さんの技術を使って二宮さんの戦闘スタイルを真似しているのだとか。
No.1であっても全く偉ぶることなく、日々色んな人に感謝しているできた男。
というか、本人は自分がNo.1であることに気づいてすらいないそうです。
佐伯竜司
元佐伯隊隊長にしてオールラウンダー・佐伯竜司。
幼少期から体育会系社会に適合し過ぎた結果、先輩が大好きになってしまったワンコ系男子であり、日々先輩のいい所を発見しては勝手に尊敬の念を新たにしているそうです。
一方、部隊内ではぶっきらぼうな態度を取り、隊長の草壁に噛みつくような発言が目立っています。
今後どこかで二人の確執みたいなものが描かれたら面白そうですが……
宇野隼人
寡黙なサイドエフェクト持ちスナイパー・宇野隼人。
「精密身体操作」のサイドエフェクトを持ち、走りながら狙撃を成功させるという中々ヤバいスキルの持ち主です。
無口で一見するとまともそうに見えますが、佐鳥のツインスナイプを再現しようと試みたり(サイドエフェクトをもってしても再現できなかった)、そのトリガー構成から凸砂疑惑が持ち上がったり、中々にヤバい男。
ワールドトリガー「草壁隊」の強さ(戦術)
機動力を活かし守りの薄い部分を突くことを得意とする部隊
草壁隊はアタッカー、ガンナー、スナイパー、オールラウンダーと全距離に対応した万能部隊。
詳しい戦い方は不明ですが、機動力を活かして敵の守りの薄い部分を突くことを得意とする部隊、と言われています。
B級だと王子隊が似た戦い方を得意としていますね。
ただ王子隊のように全員がまとまって動くタイプの部隊かというと、それは少し疑問。
オールラウンダーである佐伯は物理的な壁を作り出す「エスクード」を装備しており、トリガー構成をみれば「足止め」が得意なタイプ。
佐伯が戦場に楔を打ち込み、動きやすくなった他のメンバーが敵を狩っていくという戦い方なのではないのか、と予想しています(王子隊と違って個人技で敵を倒せるメンバーが揃ってますし)。
オペレータ―兼隊長・草壁早紀の実力とは(サイドエフェクト持ち?)
オペレータ―である草壁早紀が隊長を務める以上、彼女が指揮官として高い能力を持っていることは疑いありません。
そうでなければわざわざ彼女が隊長である意味がありませんからね。
メンバーの高い機動力を活かし、的確に弱い部分を突く……それは確かに良い戦術指揮ですが、ただそれだけで隊長になれるかというと少し疑問です。
というか、ちょっと指揮が上手いぐらいで体育会系の年功序列を愛する佐伯が隊長を譲るとは思えないんですよね。
また、草壁が頭脳明晰であることは間違いなさそうですが、A級オペレータ―陣を見ると、月見蓮や真木理佐など、草壁と同等以上の戦術指揮能力を持っていそうな者はいます。
となると、草壁は頭脳+α、サイドエフェクト持ちオペレータ―なのではないかと予想しているのですが……
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