今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」で、リーゼントが似合う硬派なインテリヤンキー、「弓場拓磨(ゆばたくま)」ついて紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
弓場はB級ランク戦後半になって登場するライバルキャラの一人ですが、実は設定自体は連載開始前から存在していたキャラクター。
「メインキャラが食われる」「世界設定が壊れる」といった懸念から、20巻以上も登場が見送られてきた危険な”漢”なのです。
その懸念は正しかった。世界観が違う漢、弓場について深掘りさせていただきます。
ワールドトリガー、弓場拓磨のプロフィール(声優含む)
リーゼントとメガネが特徴的なインテリヤンキー
ボジション | ガンナー(B級部隊 弓場隊隊長) |
年齢 | 19歳 |
誕生日 | 4月30日 |
身長 | 182cm |
血液型 | AB型 |
星座 | ねこ座 |
職業 | 大学生 |
好きなもの | 1対1(タイマン)、家族、友達(ダチ)、パウンドケーキ |
声優 | 檜山修之 |
弓場はB級部隊弓場隊を率いる隊長として登場します。
リーゼントとメガネが特徴的な気合の入ったヤンキー風の男で、見た目も中身もとにかく硬派。
一方で、礼儀にはとても厳しく、物事の筋はきっちりと通すしっかりした男です。
口調は荒く、一見するととても怖いですが、部下の隊員たちからは非常に慕われている様子。締めるべきところとそうでないところのバランスがしっかりしているのでしょうね。
初登場はコミック21巻ですが、実は5巻でブラックトリガー「風刃」の使い手の候補として名前だけは上がっていました(よくここまで設定を引っ張ったな)
ちなみに弓場さん、この見た目で実は高校は進学校出身。成績優秀だったようです。
とは言え、さすがに進学校でリーゼントはないということか、このリーゼントはトリオン体時限定。普段は髪を下ろしているようです。
髪を下ろすとイケメン!?
そしてその髪を下ろした普段の姿がイケメン過ぎる、と作中でその姿が初めて晒された時はファンの間で話題となりました。
ランク戦で敗北し、トリオン体から生身に換装した時が初登場だったのですが、その整った風貌に「こいつ誰だよ!?」と、話題沸騰。
敗北した瞬間に株を爆上げするという偉業を成し遂げたわけです。
ワールドトリガー、弓場拓磨の強さ
近距離戦で真価を発揮する銃で戦う攻撃手
トリオン | 7 |
攻撃 | 10 |
防御・援護 | 5 |
機動 | 7 |
技術 | 9 |
射程 | 2.5 |
指揮 | 5 |
特殊戦術 | 2 |
合計 | 47.5 |
これが弓場のパラメーターです。気になるのは、射程の「2.5」という微妙な値。
詳しくは後述しますが、弓場は中距離戦を主戦場とするガンナー(通常、ガンナーの射程は4程度が平均)でありながら、球数と射程を切り詰め、弾の「威力」と「弾速」を高めた独特の戦い方をします。
銃のタイプはリボルバーで二丁拳銃による早撃ちを得意とします。
その速度たるや、初めて主人公の空閑が弓場と戦った時は、シールドを張ることも出来ずハチの巣にされていたほど。
こうした戦闘スタイルは実はガンナーとしては異色です。
元々ガンナーは「威力」だけでなく「射程」と「弾速」にもトリオンを割り振らなければならないため、ほとんど「威力」だけにトリオンを集中できるアタッカーに比べ、攻撃力が低くなりがち。
敵を倒すことに向いていないポジションなのです。
本来のガンナーの強みとは、「離れた相手を攻撃できる点」と「攻撃を集中させやすい点」。言い換えれば、仲間が戦っている場面で離れた場所から攻撃参加できるという「連携」のしやすさにあるわけです。
その点で言うと、弓場はガンナーというより、ガンナートリガーを使って戦うアタッカーと考えた方が適当でしょう。
タイマン最強と称される早撃ちの名手(攻撃手キラー)
では何故わざわざ弓場はガンナートリガーを使っているのか?
それは、アタッカーの射程外から一方的に攻撃することが可能だからです。
弓場のリボルバーの射程は22m。
そしてアタッカーの遠隔攻撃の手段である「旋空弧月」の射程は20m。
この射程の差と弓場の早撃ちの腕が合わさると、弓場は射程外からアタッカーを一方的に攻撃することができます。まさにアタッカーキラーですね。
弓場の弟子にして現ナンバー1ガンナーの里見一馬も、弓場のことをタイマン最強とまで称しています。
ちなみにこれ、元は諏訪隊長のWショットガン戦法を参考に生まれた戦い方だそうです。
さらにこの戦法に対抗して生まれたのが、旋空弧月の射程を通常の倍以上に伸ばした生駒さんの生駒旋空ということで、技、戦法に歴史ありとも言われていますね。
ワールドトリガー、弓場拓磨の人間関係
クセの強い新旧弓場隊メンバー
現弓場隊のメンバーは、弓場とオペレーターの藤丸のの以外は、14歳の女子中学生帯島ユカリ、16歳の外岡一斗と比較的若いメンバーが揃っていますが、元はそうではありませんでした。
実はランク戦開始前に18歳の隊員、神田が大学受験のために隊を辞めており、その前にも王子、蔵内の2名が脱退して新たに王子隊を立ち上げています。
とは言え、別に彼らの仲が悪くて脱退したのかというとそんなことはなく、辞めた後も交流はあるようで関係は非常に良好。
弓場は非常に厳しいキャラクターですから、年下からは敬遠されるのでは、とも思いますが全然そんなことはありません。
特に王子はクセの強いキャラクターで昔はかなり尖っていたと聞きますから、弓場に相当しっかり教育されたはず。
その王子でさえ笑顔で交流できるのですから、弓場がいかに慕われているかということがよく分かりますね。
19歳組の長兄役
ちなみに、作中での絡みはほとんどありませんが、設定上は非常に仲のいいボーダー19歳組。
迅悠一、生駒達人のはっちゃけた二人に加え、このメンバーの中に入るとテンションが弾ける嵐山准の暴走トリオを、弓場がしっかり手綱を引き締め、抑えているそうです。
弓場がいなければツッコミ担当の柿崎は過労死しているだろうと言われ、どこにいても弓場の存在感は際立っているようです。
ランク戦は終わりましたが、今後遠征編などでの弓場の活躍に要注目です。
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