今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、未だ謎に包まれたボーダー最強戦力「天羽 月彦(あもう つきひこ)」について紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
天羽はボーダー本部に所属するS級隊員でブラックトリガーの使い手ということは判明していますが、その正体や背景、戦闘能力は未だ謎に包まれています。
今回は可能な限り天羽についての情報を拾い集め、その謎について考察していきたいと思います。
ワールドトリガー、天羽月彦のプロフィール(声優含む)
一見するとダウナー系の物静かな少年
ボジション | オールラウンダー(S級隊員) |
年齢 | 16歳 |
誕生日 | 12月3日 |
身長 | 165cm |
血液型 | A型 |
星座 | くじら座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | 水、ハンバーガー、チョコレート、強い相手との戦闘 |
声優 | 代永翼 |
ボーダー本部、司令の切り札として秘匿されるS級隊員、それが天羽月彦です。
作中でも何度か登場はしていますが、極めて強力なブラックトリガーの使い手と伝えられるだけで実際の戦闘シーンなどはなく、他のボーダー隊員との交友関係も不明な点が多いです。
一見するとダウナー系でボサボサ頭の少年。やや目つきに特徴はあるものの、特別目立った狂暴性などは感じられません。
強いて言うならば、好きなものに「強い相手との戦闘」とあるように、弱い相手を「つまらない」と見下す傾向が見て取れます。
今のところボーダー隊員で天羽とまともな会話シーンがあるのは同じS級隊員の迅だけ。
片桐隊の雪丸とはバトル仲間で仲が良いことが明かされていますが、それ以外の大多数の隊員とはやや距離を置いている印象があります。
家族構成については語られていない
一つ気になる点として、ボーダー隊員は公式データブックにおいて、その家族構成についても明かされていますが、天羽については何故か不明。
作中に家族が登場しているかどうかは関係がなく、基本的に登場済の隊員全ての家族構成が明かされていましたから、天羽の家族構成が伏せられているのは作者の意図的なものでしょう。
一時期ファンの間では「天羽は実はネイバーなのでは?」といった疑惑も浮上していましたが、公式TwitterのQ&Aで天羽は普通に玄界人(三門市民)であると明言され、その疑惑は否定されています。
ワールドトリガー、天羽月彦の強さ
戦闘スタイルは不明、しかし確実にA級クラスの実力者
ノーマルトリガー装備時 | ブラックトリガー装備時 | |
トリオン | 9 | 不明 |
攻撃 | 9 | 不明 |
防御・援護 | 9 | 不明 |
機動 | 7 | 不明 |
技術 | 9 | 不明 |
射程 | 5 | 不明 |
指揮 | 2 | 不明 |
特殊戦術 | 4 | 不明 |
合計 | 54 | 不明 |
これが天羽のパラメーターです。天羽はブラックトリガー装備時の能力は明かされていませんので、ここではノーマルトリガー装備時の能力についてのみ語らせていただきます。
一般的に4~6が隊員の平均値、7以上は優秀と見做されますので、天羽はノーマルトリガー装備時であっても極めてバランスの良い、優秀な能力を持っていることが見て取れます。
実際に天羽がノーマルトリガーで戦った描写はありませんが、防衛任務にはノーマルトリガーで参加することもあるそうです。
天羽はB級に上がってすぐブラックトリガーへの適性が判明したためチームを組んだ経験はないものの、防衛任務の経験があるのでチーム戦ができない訳ではなさそうですね。
サイドエフェクト
高いトリオン能力を持つ者は、時折サイドエフェクトと呼ばれる特殊能力を保有していますが、天羽も例に漏れずサイドエフェクトを保有しています。
サイドエフェクト:相手の強さを色で識別できる。
単純なトリオン量だけでなく、技量や強さの方向性(パワー型、テクニック型など)についても識別可能。
おそらく共感覚を突き詰めたタイプのサイドエフェクトなのでしょうね。
ガロプラ戦では、敵やトリオン兵の強さを見抜いて味方の支援に回っていました。
一見すると地味ですが、敵の強さを見抜けるというのはかなり使い勝手が良さそうですよね。
問題はそれがどこまで見抜けるのか。
修のようにトリオンも技術も低いけれど戦術で戦うタイプの人間の力量は見抜けないような気がしますので、将来的にその隙をついたジャイアントキリングとかがあると面白そうですね(何故か天羽と戦うことが前提ですけど)。
ワールドトリガー、天羽月彦の謎
ブラックトリガーの能力
まず天羽のブラックトリガーについて、現在判明している情報を列挙していきましょう。
・単純な戦闘能力では「風刃」装備時の迅をも上回る。
・戦闘時の姿は、市民に目撃されると不味いほど人間離れしている。
・大規模侵攻編で、担当した区域を更地にしてしまっていた。
ブラックトリガーの中でも特に強力で、破壊力に優れた広域殲滅型の能力を持っていることがうかがえます。
こんな能力だと周りとの連携も難しいでしょうから、余計に一般隊員との接点が制限されているのかな?
ブラックトリガーは旧ボーダー隊員・梅咲鉄弥
さて、ここで気になってくるのはこのブラックトリガーの入手経路です。
ブラックトリガーとは、優れたトリオンの使い手が、その命と引き換えに作り出すもの。
このブラックトリガーについては、天羽の正体と共にファンの間で様々な考察がなされていました。
結論から言えば、彼の持つブラックトリガーは旧ボーダー隊員・梅咲鉄弥(うめさきてつや)が残したモノ。
旧ボーダーは5年前に同盟国アリステラを救援するための戦争で多くの犠牲を出しており、その際に数名の隊員がブラックトリガー化したことが明かされていました。
恐らく梅咲鉄弥はその一人なのでしょう(他のブラックトリガーは今どうなっているんだという疑問も湧いてきますが、その疑問は一先ず置いておくことにします)。
名字も違いますし、特に天羽と繋がりがあるわけではなく、たまたま天羽がブラックトリガーに適合しただけ、という可能性が高そうです。
空閑遊真を瀕死にした謎のブラックトリガー使いの正体は天羽?
さて、謎のブラックトリガーを持つ天羽ですが、謎のブラックトリガー使いというワードで思い出すのは主人公の空閑遊真を瀕死にしたというブラックトリガー使い。
3年前に遊真を瀕死にしたブラックトリガー使いの詳細な描写はありませんが、回想ではやや人間離れした姿をしていることが見て取れます。
根付さんが天羽が戦う姿が「人間離れしている」と評していたことから、一部のファンはこのブラックトリガー使いは天羽なのでは、と疑っていました。
しかし天羽がボーダーに入隊したのは3年前。
普通の三門市民だった天羽が、入隊直後にいきなりブラックトリガーを授かって、すぐさま遊真のいたネイバーに向かったというのは、少し無理があります。
あくまでこの説は、公式Twitterで「天羽ネイバー説」が否定される前だからこそ成立したファンの妄想ということでしょうね。
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