ワールドトリガー「王子隊」~あだ名とアイコンで話題の走れる個性派部隊、そのメンバーと強さ、隊服や作戦室など~

 今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、あだ名とアイコンで話題の個性派部隊「王子隊」について解説します。

 王子隊はB級ランク戦ラウンド6で登場した主人公たちのライバル部隊。

 B級上位グループに属し、戦術と機動力に長けた実力派部隊なのですが、それ以上に王子隊長の強烈なキャラクターとあだ名センス、そしてオペレータ―羽矢さん作のアイコンでファンの話題を攫っていきました。

 本記事では王子隊のメンバーとその強さ(戦術)、部隊の概要(隊服、作戦室、過去)を中心に、そのコアな魅力を深掘りしてまいります。

ワールドトリガー「王子隊」の概要

あだ名とアイコンで話題を攫った個性派部隊

 王子隊はB級ランク戦ラウンド6で主人公たち玉狛第二と対戦したB級上位部隊。

 同じくラウンド6で対戦した生駒隊と共に、安定してB級上位グループにいる強敵として登場しました(ランク戦開始時B級5位)。

 とはいえ王子隊をファンの間で有名にしたのは、その強さや戦術より、ランク戦前のミーティングで使用されていた「あだ名」と「アイコン」。

 「オッサム=三雲修」「アマトリチャーナ=雨取千佳」をはじめとしたあだ名はファンの間でも広く用いられており、またそのアイコンは生駒隊・水上敏志を一躍有名にした「うそつきブロッコリー」の由来にもなっています。

 頭の良い優等生が揃っていますが、それぞれ少し(?)ズレているところが特徴ですね。

 作中で使用されているあだ名の一覧を見たい方はこちら「王子一彰の解説記事」、アイコンを確認したい方は「橘高羽矢の解説記事」をご覧ください。

隊服・作戦室(隊室)の特徴

 王子隊の隊服は黒を基調とした詰襟で、全員が白い手袋を着用しています。

 オペレータ―の橘高(隠れオタ)がデザインしたもので、蔵内隊員が冷静にリテイクしなければもっと中二感溢れるデザインになっていたと言われています。

 作戦室はボーダーでは比較的珍しい、無駄なものが少ないちゃんとした作戦室。

 入ってすぐのところに広いミーティングルームがあり、その奥にベイルアウト部屋とオペレータールームが設置されています。

 私物としてあるのは本棚(ためになる本がぎっしり+ちょっと漫画)と蔵内が趣味で撮った写真、あとは王子の趣味のチェス盤ぐらい。

 ちなみに王子の影響で他のメンバーもチェスを始め、現在は勝敗表をつけて本格的に勝負しているそうです。

部隊結成の経緯(過去)

 王子隊は、元々弓場隊に所属していた王子と蔵内が独立して結成された部隊です。

 独立の詳しい経緯は明らかとなっていませんが、戦闘員4名中2名が同時に脱退するとか、弓場隊にとってはかなりの痛手だったでしょうね。

 オペレータ―の橘高は弓場隊オペレーターの藤丸ののの友人で、恐らくは彼女の紹介で王子隊のオペレータ―となったのでしょう。

 最年少の樫尾が王子隊に加わったタイミングは不明です。


ワールドトリガー「王子隊」のメンバー

王子一彰(隊長)

 生まれついての王子、王子一彰隊長。

 見た目は爽やかなイケメンですが、独特のセンスを持つ変人で、同い年や後輩に奇妙なあだ名をつけることで一躍有名となりました。

 非常に頭脳明晰ですが、進学校ではなく普通校に通っており、これについては葦原先生より、王子は昔はもっと尖っていたのでそれが原因で落とされたのでは、と語られています。

 つまり昔は(面接官とか)年上にもあだ名をつけていた……?

 効率よりも面白さを優先するタイプで、遠征選抜試験ではその分析力の高さでファンからの評価を高めています。

蔵内和紀

 王子隊の理論派シューター蔵内和紀

 進学校・六頴館高等学校で生徒会長を務める秀才で、トリガーやトリオンの仕組みにも精通しています。

 ランク戦そのものより、ランク戦解説の見事さで評価を上げた珍しいキャラクターですね。

 冷静そうに見えて涙もろいらしく、葦原先生は早くから卒業式を心配されていました。

 ちなみに非常に成績優秀ですが、高校卒業後はトリオンの研究をするため地元の三門大学に進学予定です。

樫尾由多嘉

 太眉生真面目系中学生アタッカー・樫尾由多嘉

 こちらも進学校・六頴館中学で生徒会長を務める秀才で、見た目通り非常に生真面目で実直な性格をしています。

 ボーダーに入るまでは挫折したことのない結構な才能系男子だったようですが、入隊後同い年で同期の木虎にボコボコに打ちのめされた木虎被害者の会1号。

 しかしその後も歪むことなく、日夜ボーダーで自己研鑽に励んでします。

 いい子ではあるものの、やや天然(でもいい子)。

橘高羽矢(オペレータ―)

 王子隊の敏腕アイコンデザイナー・橘高羽矢

 19歳と王子隊では一番年上のお姉さんで、その美貌からかなりモテているようですが、基本リアルの男には興味のないガチの隠れオタ。

 漫画家志望で、王子の依頼を受けて王子隊がミーティングで使用するアイコンを製作しています。

 落ち着いているように見えて、隊服のデザインなど迸る情熱を隠し切れない割と危険なCカップ。


ワールドトリガー「王子隊」の強さ(戦術)

機動力を重視した走れる頭脳派部隊

 王子隊はアタッカーの王子と樫尾、シューターの蔵内からなる戦闘員3名編成の部隊です。

 王子と樫尾はアタッカーではありますが、シュータートリガーのハウンド(誘導弾)を装備しており、オールラウンダーに近いトリガーセットですね。

 特徴は3人全員が高い機動力を持った走れる部隊であること。

 基本的には3人揃って行動し、機動力を駆使して敵の弱い部分を突く戦術を得意としています。

 また隊長である王子の戦術能力、分析力は高く、敵の狙いや動きを素早く看破することにも長けています。

 一方で、他のB級上位部隊と比較すると突出した能力を持つ隊員がおらず、個人技の凡庸さが足を引っ張る形となっています。

B級ランク戦では高い戦術能力を見せるが……

 王子隊が本編に登場したB級ランク戦ラウンド6は玉狛第二と生駒隊との三つ巴。

 MAP選択権があった王子隊は、極端な戦術を得意とする玉狛第二を意識し、自分たちの消耗を避けるためノーマルな市街地Aを選択します。

 そしてまずは厄介な上に弱い三雲を狙おうとしますが、そこを三雲に上手くかわされ、生駒隊と潰し合いに。

 そんな中でも着実に獲れる駒をとって得点していきますが、最後は個人技の差が出て全滅。

 イコさんが生き残り生存点2点を獲得したものの、ポイントでは玉狛第二が勝利するという結果になりました(王子隊3点、玉狛第二4点、生駒隊3点)。

 

 また、具体的な戦いの内容は不明ですが、ラウンド8では影浦隊東隊と対戦。

 奥寺と小荒井がこの試合からシュータートリガーを装備してきたことに不意を突かれ、敗北してしまいます。

 それでも最終的な点差は僅差となっており、王子隊の対応力の高さがうかがえますね(王子隊3点、東隊4点、影浦隊3点)。

【まとめ】ワールドトリガーキャラクター考察wiki



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