「ブラッククローバー」バネッサ・エノテーカ~最強の魔法「運命の赤い糸(猫)」、魔女王やヤミとの過去など~

 今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、酔いどれ魔女「バネッサ・エノテーカ」について解説します。

 バネッサは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士。

 素面(しらふ)の時は頼りになるお姉さんキャラですが、普段は酔っぱらってくだを巻いてばかりの残念な美人です。

 魔女の国始まって以来の天才で、作中では運命を操る最強の魔法「運命の赤い糸」を習得し、仲間たちの危機を何度も救っています。

 本記事ではバネッサのプロフィールや強さ(魔法)、その過去(魔女王・ヤミ団長)を中心に解説してまいります。

「ブラッククローバー」バネッサのプロフィール

基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)

年齢24歳(初登場時)
誕生日5月16日
身長170cm
血液型O型
魔法属性
好きなものお酒、チーズ等のおつまみ
出身地魔女の森
声優水樹奈々

 バネッサ・エノテーカは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士。

 外見はピンク色の髪を持つ長身の美女で、羞恥心が薄いのかアジトの中をいつも下着姿で闊歩しています。

 とんでもない酒乱で、登場当初は「名家を追放された酒好き魔女」と紹介されていました(実際には違ったわけですが)。

 特別酒に強い訳ではなく、普段は酔い潰れて使い物にならない残念な美人。

 名字の「エノテーカ」はイタリア語で「ワインを取り扱う店」を意味します。

「黒の暴牛」の良きお姉さん役

 バネッサは「黒の暴牛」の団員たちにとって良きお姉さん役です。

 普段は酔っぱらって頼りになりませんが、素面の時は仲間想いで面倒見が良いバネッサ。

 バネッサにとって「黒の暴牛」とは家族そのもの、彼らとの絆を何より大切にしています。

 エルフ化したラックが暴走した時には、マグナとともに命がけでそれを食い止めていましたし、アニメ版ではロイヤルナイツ選抜試験に向かうフィンラルの髪をセットしてあげたことも。

 また、魔力の制御が苦手なノエルや人見知りなグレイを気にかけている描写もありましたね。

 そしてアスタの腕が呪いで元に戻らなくなった時には、その治療法のため、二度とそこから出られないことを覚悟して故郷である魔女の森に戻ったことも。


「ブラッククローバー」バネッサの過去(魔女王・ヤミ)

魔女王に予知された魔女の国始まって以来の天才

 初登場で「名家を追放された酒好き魔女」と紹介されていたバネッサですが、実は彼女は魔女王が支配する魔女の森を自ら出奔してきた過去の持ち主です。

 魔女はみな、魔女の森で生まれ、そこで一生を過ごすことが掟で定められています。

 特にバネッサは魔女王の占いにより魔女の国始まって以来の天才であることが示され、いずれ運命を操る力を持つ存在として特に厳しく管理されていました。

 生まれながら巨大な籠の中に幽閉され、他の魔女たちのように森の中を出歩くことさえ許されなかったバネッサ。

 彼女は魔女王から、運命を操る力に目覚めるまではそこから出さないと言われていましたが、いつまでたってもそんな力に目覚める気配はありません。

 いつしかバネッサは外に出ることを諦め、籠の中で一生を終える事こそが自分の運命だと思うようになっていました。

ヤミ団長に救われ、外の世界へと飛び出す

 そんなある日、バネッサが囚われた籠を破って一人の男が現れます。

 それは武者修行中だった若き日のヤミ団長で、彼は魔女の森に迷い込み、魔女王にぶっ飛ばされて偶然バネッサの前に現れました。

 バネッサの事情を聞いたヤミ団長は、そこに大穴が空いたので今なら出られるとバネッサに告げます。

 しかしバネッサは「女王からは逃げられない」「私はココにいなければならない運命」だとその言葉を否定。

「あーハイハイ、運命さんね」
「オレそいつ嫌いなんだわ」
「誰が言う事きくか」
「ブッ潰してでも」
「好きにさせてもらうぜ」

 ヤミ団長の言葉に目を見開き、問いかけるバネッサ。

「わたしはどうしたらー……」

「知らん」
「自分で選べ」

 その言葉に従い、バネッサはヤミ団長の背を追って外の世界に飛び出します。

 そしてそこで「黒の暴牛」という本当の家族を手に入れるのでした。

 ちなみに、当然のようにバネッサはヤミ団長に想いを寄せています。


「ブラッククローバー」バネッサの魔法(運命の赤い糸)

繊細な魔力コントロールを持つ「糸魔法」の使い手

 バネッサは「糸魔法」の使い手です。

 文字通り「糸」を生み出して自在に操る魔法で、攻撃力は低いもののサポートに向いており、作中では敵を縛り上げたり仲間を引っ張って機動力を向上させたりと、様々な使い方がされています。

 膨大な数の糸をコントロールするためには極めて繊細な魔力コントロールが必要ですが、バネッサはこれを見事に使いこなしていました。

 幼い頃、幽閉されて魔法しかできることがなかった影響でしょうかね?

 過去編では糸で器用に人形を作り、一人遊びをしている様子も描かれていました。

覚醒した最強魔法「運命の赤い糸」(猫の名前)

 糸魔法の真価はかつて魔女王の占いで示された「運命を操る力」。

 バネッサのその力は原作99話、仲間たちの危機を前に目覚めます。

運命の赤い糸
運命の赤い糸で出来た猫を生み出す魔法。
猫に触れた者の運命を術者にとって有利な方向に変えることができる。
猫そのものは無害故に不可避、倒すこともできない。
なお、この魔法の対象となるのは絆を繋いだ家族のみ。
猫の名前はルージュ。

 要するに、猫が触れた味方に「絶対回避」を付与する能力ですね。

 これを突破する方法はなく、防御と言う意味では作中最強。

 ただし攻撃力は無いため単独では敵を倒すことができず、当然ですがバネッサの魔力が切れるまで攻撃を繰り返されるとアウトです。

 一応、「黒の暴牛」にはチャーミーという食事によって味方の魔力を増やすことができる理不尽な魔法の使い手がいるため、彼女とのコンボであればほぼ無敵。

 ただしその代償としてバネッサのスタイルに深刻なダメージが及ぶ恐れが……いや、その前に食い過ぎてぶっ倒れるか。



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