「チェンソーマン」地獄の悪魔~特異な能力と強さ、作中ではかませ犬感全開だけど(弱い)?~

 今回はその強烈すぎるストーリーとキャラクターで話題を攫った傑作漫画「チェンソーマン」より、悪魔の中でも極めて特殊な存在「地獄の悪魔」について解説します。

 チェンソーマン世界における地獄とは悪魔達の故郷。

 そして地獄の悪魔とは「地獄に住む悪魔」ではなく、「地獄」の名を冠し、地獄とこの世を自由に行き来する力を持った悪魔のことを指します。

 非常に強力な悪魔で、第一部では極めて重要な役割を果たすのですが、何故か微妙なイメージ(下っ端感)が拭えない地獄の悪魔。

 本記事ではその能力や強さ、作中での活躍を中心に解説してまいります。

「チェンソーマン」地獄の悪魔とは

「地獄」の名を冠するビッグネーム

 地獄の悪魔は「地獄」の名を冠する悪魔。

 このチェンソーマン世界において「地獄」とは悪魔達の故郷を指す言葉で、通常の悪魔達は死んで転生することで二つの世界を行き来しています。

 しかし地獄の悪魔はその例外。
 地獄とこの世を自由に行き来する能力を有しています(詳細は後述)。

 外見は炎を纏った半人半馬の怪物。

 能力発動の際には巨大な6本指が現れるのですが、あるいはこちらが地獄の悪魔の本体なのかもしれません。

自我や知性は感じられず、作中では舞台装置的な役割を果たす

 作中において悪魔の多くは人語を解し、一定の自我や知性を有していましたが、地獄の悪魔からはそうしたものが一切感じ取れませんでした。

 その行動は、あくまで人間(デビルハンター)との契約に応じて、機械的に役割を果たしているだけ、といった印象です。

 世界観を壊しかねないバランスブレイカー的な能力の持ち主ですから、敢えて自我のない舞台装置的な存在として作られたのかもしれませんね。

 もし地獄の悪魔が悪意を持って地獄から強力な悪魔(闇の悪魔みたいな超越者)をこの世に送り込むようなことがあれば、この世が終わってしまうでしょうし。


「チェンソーマン」地獄の悪魔の強さ(能力)

地獄とこの世を行き来する特異な能力

 地獄の悪魔は地獄とこの世を自在に行き来する能力を持っています。

 通常、悪魔は地獄で死ねばこの世に転生し、この世で死ねば地獄に転生するのですが、地獄の悪魔はこの理を無視し、生きたまま悪魔や人間を地獄に落とし、あるいは地獄からこの世に連れてくることが可能です。

 能力発動の際には虚空にドアが開き、そこから巨大な6本指の手が伸びて対象を地獄(あるいはこの世)に連れて行きます。

 非常に強力な力ですが、それ故に力を借り受けるための契約の代償は重く、作中では一度の発動のために複数人の命を必要としていました。

戦闘能力は最強格には及ばない(弱い?)

 地獄の悪魔は戦闘能力も相当なものと思われます。

 推定なのは戦った相手が悪すぎてその力を測れなかったから。

 「地獄」といういかにもなビッグネームや、作中で岸辺マキマへの切り札として地獄の悪魔を使用したことを考えると、少なくとも弱くはないはずです。

 しかし、作中ではチェンソーマン(完全体)に瞬殺されており、最強格の悪魔(超越者、四騎士など)には明らかに劣っている様子。

 また、その名を冠した「地獄」は概念そのものがあやふやですし、「死後の世界」と捉えれば純粋な恐怖の対象というわけでもありません。

 その名が恐れられているほど力を増すという悪魔の法則からすると、戦闘能力そのものは「それなり」止まり、ということなのでしょう。


「チェンソーマン」地獄の悪魔の登場シーン

(初登場)サンタクロースと契約してデンジたちを地獄に落とす

 地獄の悪魔の初登場は63話です。

 世界中の刺客から心臓を狙われ、デパート内に逃げ込んでいたデンジたち。

 刺客の一人、サンタクロースは弟子のトーリカを使ってデンジを捉えると、契約していた地獄の悪魔にデンジを含むデパート内の生物全てを地獄へ落とすよう願います。

 次の瞬間、天から巨大な腕が伸び、一瞬で10人以上の人間(一部人外)が地獄へ運ばれて行きました。

 この時、サンタクロースはそれまでサンタクロース本人と思われていた老人の心臓と、3人の子供の命を契約の代償として捧げています。

 その後、デンジたちは闇の悪魔に襲われ絶体絶命のピンチに陥りますが、蜘蛛の悪魔が地獄にマキマを召喚。

 マキマがトーリカを操り、地獄の悪魔の力で全員を現世に帰還させ、窮地を脱していました(トーリカは代償に自分の全てを捧げる)。

(再登場)公安と契約しマキマを襲撃

 その後、地獄の悪魔は何と公安の契約悪魔として再登場を果たします。

 再登場は83話。

 支配の悪魔としての本性を露にしたマキマに対し、岸辺率いる公安の特殊部隊が襲撃を仕掛けます。

 そして対マキマの切り札として岸辺が準備していたのが地獄の悪魔。

 地獄の悪魔は6人の公安職員の命と引き換えに、その姿をこの世に現します。

「地獄の悪魔よ」
「マキマを殺して」
「地獄に落とせ」

 総理大臣との契約でその死が適当な日本国民の死へと変換されてしまい、事実上の不死となっているマキマですが、地獄へ落とされれば自力では(多分)帰ってこれません(※)。

(※)蜘蛛の悪魔が生きていれば、抜け道はありそう。

 しかしマキマのピンチに駆けつけたのは、デンジの意識を失ったチェンソーマンでした。

 対峙する地獄の悪魔とチェンソーマン。

 次の瞬間、地獄の悪魔はチェンソーマンによってバラバラに切り裂かれてしまっていました。

 公安職員が血を与えたことで辛うじて息を吹き返し、チェンソーマンを地獄に落とす地獄の悪魔。

 しかしチェンソーマンは地獄で悪魔達を蹂躙し、地獄の悪魔が作った地獄とこの世のドアを切り裂いてこの世へと帰還したのでした。

 地獄の悪魔がどうなったかは不明ですが、恐らく描写からするとチェンソーマンを地獄に落とした後、力尽きたのではないかと思われます。

 とは言え、死んだのだとしても、地獄の悪魔はすぐに転生しているはず。

 地獄とこの世を自在に行き来できる地獄の悪魔にとって、死はほとんど意味のないものでしょうから、またすぐ再登場するかもしれません。

【まとめ】「チェンソーマン」キャラクター一覧



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