今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、かわいい薬師「ナァーザ・エリスイス」について解説します。
ナァーザは零細医療系ファミリア「ミアハ・ファミリア」の団長を務める犬人(シアンスロープ)の女性冒険者。
過去のトラウマによりダンジョンに潜ることができなくなっており、作中では主に薬師として活動しています。
本記事ではナァーザのプロフィールや能力(レベル)、その過去と主神ミアハとの関係を中心に解説してまいります。
「ダンまち」ナァーザのプロフィール
基本プロフィール(年齢・二つ名・声優など)
ナァーザ・エリスイスは零細医療系ファミリア「ミアハ・ファミリア」の団長を務める女性冒険者です。
種族は犬人(シアンスロープ)で年齢は18歳。
見た目は垂れた犬耳とややクセのある茶髪が特徴のダウナー系美少女。
普段はローテンションでほとんど感情を表に出すことはありませんが、主神のミアハや借金(対ディアンケヒト・ファミリア)が絡むと感情を露にすることがあります(詳しくは後述)。
過去にモンスターに右腕を食べられ現在は義手。
その時のことがトラウマとなってダンジョンに潜ることが出来なくなっており、現在は薬師として生計を立てています。
神々から与えられた二つ名は「医神の忠犬(ミーヤル・ハウンド)」。
声優は葉山いくみさんが担当しています。
借金まみれの「ミアハ・ファミリア」団長
ナァーザが団長を務める「ミアハ・ファミリア」は物語開始当初、団員がナァーザ一人しかいない超零細ファミリアでした。
過去には中堅ファミリアとしてそこそこ有名だったようですが、右腕を失ったナァーザを救うためミアハが「ディアンケヒト・ファミリア」に多額の借金をしてしまったことでファミリアは没落。
団員たちはナァーザを残して去ってしまい、ファミリアは借金返済もままならない状態となってしまいます。
お人好しのミアハは何かにつけてポーションをおまけしていたことも、ファミリアの経営を悪化させていました。
困窮したナァーザはベルに材料費をケチった粗悪品ポーションを売りつけるなどして何とか利益をだそうとしていましたが、リリによって品質偽装が露見。
ミアハに激怒され、ナァーザはベル、そしてヘスティアにそのことを謝罪します。
その後、ベルたちの協力により新薬「デュアル・ポーション」を開発、交流のあったヘスティア・ファミリアの躍進・人気によって客足も増え、ファミリアは徐々に息を吹き返していくことに。
現在は元「アポロン・ファミリア」のダフネとカサンドラも加入し、ナァーザは借金返済のため彼女らをこき使っています。
「ダンまち」ナァーザの能力(レベル・魔法)
トラウマによりモンスターと戦えないが派閥大戦を経てLV3にランクアップ
ナァーザは登場当初LV2でしたが派閥大戦を経てLV3にランクアップを果たしています。
以下は、判明しているLV2時点のステータスです。
<基本アビリティ> | |
力 | G218 |
耐久 | G204 |
器用 | G293 |
敏捷 | F339 |
魔力 | I187 |
<発展アビリティ> | |
【調合:I】 | |
<魔法> | |
【ダルウ・ダオル】 | ・異常魔法。 ・義手から放出した漆黒の粒子が敵のステータスを低下させる。 ・詠唱式:影が行く。闇が降る。腕亡き我が身は凋落の冠。悪しき蟲、巣食われる肉、陵辱(おか)されし心。銀を苛む、蠢動の羽音。 |
<スキル> | |
なし |
犬人らしく「器用」と「敏捷」が高めとなっていますね。
彼女のメインウェポンは弓で、その狙撃の腕は右腕が義手となった今でも健在。
作中ではアポロン・ファミリアの襲撃を受けたベルを狙撃で援護していました。
LV3ともなればオラリオでも実力者とみなされる水準ですが、ナァーザは過去のトラウマによりモンスターと戦うことができないという欠点を抱えています。
ただモンスターに対しても、モンスターの息吹が感じられない超遠距離からであれば辛うじて狙撃を行うことはできるそうです。
敵にステータス低下をもたらすデバフ魔法も保有しており、援護役としては中々優秀ですね。
デュアル・ポーションなどを作り出した凄腕薬師
ナァーザは【調合】の発展アビリティを持っており、薬師としても非常に優秀。
【調合】は薬剤の品質を向上させ、ポーションなど魔法に近い効果を持つアイテムを作成できるようになるアビリティです。
作中では体力と精神力を同時に回復させる「二属性回復薬(デュアル・ポーション)」や、その上位にあたる「高等二属性回復薬(ハイ・デュアル・ポーション)」などを開発し、ベルたちを助けていました。
またリリが使っている、モンスターを寄せ付けなくする悪臭を放つ「強臭袋(モルブル)」を開発したのもナァーザ。
特に「強臭袋(モルブル)」はベルたちが中層に進出した際など彼らの危機を何度も救っています。
当初はベルたちに迷惑もかけていたナァーザですが、その薬師としての腕で何度もベルたちを救っていたのです。
「ダンまち」ナァーザの過去(義手・トラウマ)
ナァーザが腕を失ったのは6年前。
実際には腕を失うだけでなく、モンスターの群れによって全身に大やけどを負わされ、体中を食い荒らされるという凄惨な状況だったそうです。
トラウマにならない方がおかしいですね。
その後ナァーザは救助され、ミアハの献身的な治療により一命をとりとめたものの、骨まで失った右腕だけは復元することができなかったそうです。
それを不憫に思ったミアハは医療系ファミリア最大手である「ディアンケヒト・ファミリア」に莫大な借金を背負い、ナァーザに特注の義手「銀の腕(アガートラム)」を与えることに。
ナァーザは生身と変わらぬ義手を手に入れたものの、しかし背負った借金があまりに莫大だったため、他の団員たちはミアハを見限ってファミリアを去っていきました。
ミアハの行動は高潔ではあったでしょうが、ナァーザ一人のためにファミリア全体に重い負担を負わせたわけで、出て行った団員たちを薄情と責めるのは難しいでしょうね。
その分、余計にナァーザはミアハから離れがたくなっているわけですが……
ちなみにナァーザがいつから冒険者をやっているかは不明ですが、腕を失ってダンジョンに潜れなくなったのが6年前、ランクアップに6年かかったという発言からすると、12年前、彼女が6歳の時には既に冒険者だったということに。
オラリオの冒険者事情は中々ブラックですねぇ。
「ダンまち」ナァーザとミアハ
ナァーザは主神であるミアハに好意を抱いています。
ミアハは美形揃いの神々の中でもトップクラスのイケメンで、誰もが認める神格者。
その上、ナァーザにとってみれば自分のために多大な借金を背負ってまで義手を与えてくれた恩人ですから、惚れない方があり得ないですよね。
お人好しで財布のひもが緩いミアハと、締まり屋でがめつい所があるナァーザは非常に良いコンビです。
当然のことながら、ミアハを目の敵にしているディアンケヒトとそのファミリアとの関係はとても険悪。
特にディアンケヒト・ファミリアの団長で、ミアハに好意を寄せているフシがあるアミッド・テアサナーレのことはあらゆる意味で目の敵にしています。
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