「ダンジョン飯」ヤアド~デルガル王の孫、人形に閉じ込められた経緯と肉体の喪失、最後(その後)はメリニの宰相に~

 今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、黄金郷の住人にして国王デルガルの孫「ヤアド」について解説します。

 ヤアドは幼い見た目ながら、狂乱の魔術師がかけた不老不死の呪いにより千年以上生きている古代の住人。

 作中では人形に封じられたり身体を失ったりしながらも、ライオスが狂乱の魔術師を倒し黄金郷を救う手助けをします。

 最終的に悪食王ライオスのもとでメリニの宰相となったヤアド。

 本記事ではそんな彼のプロフィールや人間関係、作中での活躍とその後を中心に解説してまいります。

「ダンジョン飯」ヤアドのプロフィール

基本プロフィール(年齢、誕生日など)

種族トールマン
年齢約1000歳
誕生日11月2日
出身地黄金の迷宮
家族構成父、母
体格身長150cm前後、BMI 19
好物とくになし
苦手とくになし
声優村瀬歩

 ヤアド・メリニはダンジョン飯の舞台であるダンジョン、その元となった古代王国・黄金郷メリニの住人。

 黄金郷を統治していた国王デルガル・メリニの孫にあたります。

 外見は成人前の幼い少年のような姿をしていますが、これは後述する不老不死の呪いによるもので実年齢は1000歳以上。

 同じく不老不死の呪いをかけられた王国の住人たちと共に黄金の迷宮内で暮らしています。

 物腰穏やかで聡明な人物であり、作中では王国に伝えられた「翼持つ剣を持つものが狂乱の魔術師を倒しこの国の新しい王となる」という予言を信じ、翼持つ剣(=ケン助)を持つライオスにメリニの秘密を伝え、その冒険を支援していました。

不老不死の呪い

 ヤアドたち黄金郷の住人は、王国の存続を望む狂乱の魔術師シスルにより不老不死の呪いをかけられ、迷宮内に閉じ込められています。

 不老不死というと便利に聞こえますが、黄金郷の住人たちは食事をとらずとも生きていけるため食欲がなく、子供を作る必要もないため(恐らく)性欲もないと、人として色んなものが欠けた状態。

 ヤアドたちのように地上での生活を経験していない者はともかく、そうした環境に慣れなかったほとんどの親世代は地上を目指し、肉体を失ったそうです。

 ちなみにヤアドの父は彼が物心つく前に狂乱の魔術師に肉体を魂から抜かれていたため、ヤアドに父の記憶はありません。


「ダンジョン飯」ヤアド、人形に魂を封じられる

 ヤアドは黄金郷が解放されることを望み、その為に狂乱の魔術師に隠れて密かに行動を続けていました。

 祖父のデルガル王の魂を父(既に狂乱の魔術師に魂を抜かれた抜け殻)の肉体に入れて地上に送り出したり、ライオスたちに予言を伝えてその存在を狂乱の魔術師から隠したりと奮闘。

 ただ色々とやり過ぎてしまったのか、ライオスたちと別れた後、狂乱の魔術師に魂を肉体から抜かれ、小さな人形の中に移されてしまいました。

「ダンジョン飯」ヤアドとイヅツミ

 人形に魂を封じられたヤアドはイヅツミに拾われ、何故かイヅツミに気に入られます。

 イヅツミはヤアドをツレと呼び、一緒に自分を獣人にした黒魔術師を倒す旅に出るんだと大張り切り。

 どうも、ヤアドが狂乱の魔術師に「魂を人形に混ぜられた(ちょっと違う)」ということでシンパシーを感じたようです。

 その為か、ヤアドがその後人形から祖父デルガルの肉体に魂を移してからは、人形だった時と比べて態度がそっけなくなっています。


「ダンジョン飯」ヤアドとデルガル

にゃがりこ (@nyanyan30804909) on X
RT @edgeofinsanity4: #ダンジョン飯 故あってデルガルの肉体に入ってしまったヤアドが目覚めたシスルの前でデルガルの振りをするシーンが切なすぎるよな…この一連の流れたったの4ページくらいしかないのにめっちゃ泣いてしまったよ… …

 ヤアドは92話で迷宮を脱出する際、本来の肉体にがれきが直撃し、肉体が死亡してしまいます。

 その時、ヤアドの魂は人形に封じられており、魂が離れた状態での死亡だったので蘇生することもできません。

 ヤアドは仕方なく、近くにあった祖父デルガルの肉体(魂は既に無い)に乗り移りました。

 少年の肉体から老人の肉体へと散々な変化ですが、ヤアドの実年齢は1000歳以上ですから、むしろやっと魂が相応しい肉体を得た印象ですね。

 以下は、参考までにデルガルのプロフィールです。

種族トールマン
年齢不明
誕生日12月5日
出身地東方大陸・メリニ
家族構成妻、息子
体格身長175cm前後、BMI 25
好物鹿肉
苦手セロリのスープ
声優志村知幸

「ダンジョン飯」ヤアドの最後(その後)

 本編終了後、ヤアドは黄金郷メリニの王となったライオスの宰相となり、マルシルカブルーらと共にライオスを温かくも厳しく支えています。

 何せ実年齢約1000歳、エルフ(寿命400歳)やドワーフ(寿命200歳)、ノーム(寿命240歳)と長命種と比べてもぶっちぎりで長生きなので、対外的な交渉ではとても頼りにされていました。

 既にヤアドの不老不死の呪いは解けていますが、迷宮の力の残滓で辛うじて生き延びている状態。

 本人は「明日にも僕は塵になるかもしれない」が口癖ですが、周囲は当分は元気だろうと噂しています。

【まとめ】「ダンジョン飯」キャラクター一覧



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