今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から、今回は稲荷崎高校のピンチサーバー「理石 平介(りせき へいすけ)」について解説します。
理石平介は強豪・稲荷崎高校の1年生ベンチメンバー。
作中ではピンチサーバーとして出場したものの、日和って入れるだけサーブを打ってしまい、応援団から大ブーイングを受けた選手です。
しかしただ後悔して終わりではなく、きちんと成長の機会も与えられていました。
本記事ではそんな理石平介のプロフィールや人間関係、作中での活躍を中心に解説してまいります。
「ハイキュー‼」理石平介のプロフィール
基本プロフィール(身長、誕生日、声優など)
所属 | 稲荷崎高校高校1年4組 → VC神奈川(Vリーグ Division1) |
ポジション | ウイングスパイカー → アウトサイドヒッター |
誕生日 | 3月13日 |
身長 | 185.2cm → 188.4cm |
体重 | 71.5kg → 78.5kg |
最高到達点 | 不明 |
好物 | テリヤキピザ |
最近の悩み | 試合に出るチャンスはあるだろうか…!? → 2段トスがイメージ通りできない |
声優 | 福西勝也 |
理石平介はIH準優勝の強豪・稲荷崎高校の1年生ベンチメンバーです。
外見はツンツン頭と長めのもみあげが特徴の純朴そうな少年。
性格は真面目でやや考えすぎる傾向があります。
中学時代は万年ベンチ(ただし強豪校の)で、一度だけ出た試合もサーブミス一発で終わってしまったのだとか。
そのため作中では折角試合に出してもらえたものの、失敗を恐れるあまり入れるだけサーブを打ってしまい、味方応援団から大ブーイングを浴びせられていました。
確かな技術を持つピンチサーバー
パワー | 4 |
バネ | 3 |
スタミナ | 3 |
頭脳 | 2 |
テクニック | 2 |
スピード | 3 |
※最低1~最大5の5段階評価
<Vリーグ後の追加データ>
サーブ | 9 |
レセプション | 7 |
ディグ | 6 |
セッティング | 4 |
スパイク | 8 |
ブロック | 7 |
※最低1~最大10の10段階評価
理石平介のポジションはウイングスパイカー。
作中ではピンチサーバーとしてしか出場しておらずスパイカーとしては未知数ですが、本来の彼は強烈なジャンプサーブを操る確かな技術の持ち主です。
烏野でいう山口のポジションですが、チーム内でまだあそこまでは重宝されておらず、経験を積まされている段階。
ただ強豪稲荷崎で1年生ながら起用されているだけあって、その技術と潜在能力はかなりのものです。
高3時にはベストサーバー賞を獲得し、後にVリーグ入りするほどの実力者へと成長しています。
「ハイキュー‼」理石平介と稲荷崎高校
理石平介は稲荷崎高校という全国屈指の強豪校に所属しているものの自分に自信がなく、試合に出れるのか、失敗したら二度とチャンスが与えられないのではないかといつもびくびくしています。
ただ周囲の反応を見る限り、チーム内での理石に対する評価は低くなく、将来性のある選手として大切に育てられている模様。
彼が日和って入れるだけサーブをした際も、叱咤はしても本気で怒ったり彼を見放すようなメンバーはいませんでした。
メンバーとの絡みはほとんどなく、北さん、後は角名や銀島と一言二言言葉を交わした程度。
宮侑・宮治の双子とは全く絡みがなく、別格の存在として神聖視しているフシがあります。
「ハイキュー‼」理石平介の入れるだけサーブ(何話)
理石平介の有名なシーンと言えば原作272話。
彼は烏野と対戦した春高2回戦、第2セットでピンチサーバーとして出場しています。
第1セットは烏野が先取したものの第2セットは稲荷崎が圧倒。
優位な状況なので思い切って打って行けばよかったのですが、理石はミスを恐れるあまり緩い入れるだけサーブを打ってしまいます。
当然、そのサーブはあっさりとカットされ、烏野の得点に。
稲荷崎の応援団から理石に強烈な大ブーイング(選手への喝)が響き渡ります。
ベンチに戻った理石には北さんから厳しい一言。
「稲荷崎(ウチ)に入れるだけのサーブなんか要らんねん」
「優勢だろうが 劣勢だろうが」
「ハイキュー‼」理石平介の成長(名言)
入れるだけサーブで苦い思いをした理石でしたが、彼には第3セット(原作280話)で再びチャンスが与えられます。
セッターとして献身的な宮侑の態度に、
「…あんな風にバレーをやる人と一緒のチームに居って 俺はなんちゅう中途半端やったんや」
と第2セットでの自分のプレーを悔やむ理石。
そんな彼を黒須監督は、
「日本一にもなってへん俺らが 去年を 昨日を守って明日何になれる? 何か一つでいい 今日挑戦しいや」
とコートに送り出します。
覚悟を決めた理石は第2セットがウソのような素晴らしいジャンプサーブでいきなりサービスエース。
二本目も田中のレーシーブを崩し、尾白アランの得点に繋げます。
三本目は澤村にキレイに拾われ特典とはなりませんでしたが、理石は試合中に大きな成長を見せてくれました。
「ハイキュー‼」理石平介のその後(進路)
理石平介は物語を通じて大きく成長した男です。
作者から「メンタル筋肉痛を重ねてメンタルマッチョになる男。」と評された言葉の通り、高校3年時にはベストサーバー賞を受賞。
その後は大学に進学し、大学4年時には音駒の山本も所属しているVC神奈川(Vリーグ Division1)に入団しプロ入りしています。
入れるだけサーブで大ブーイングを浴びていた男がプロ……飛躍と成長の度合いでは間違いなく作中トップクラスと言えるでしょう。
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