「呪術廻戦」シャルル・ベルナール~ボケ・ツッコミの切れ味鋭い漫画家(ただしデビュー前)泳者、その術式と秤との戦い~

 今回は言わずと知れた大人気漫画「呪術廻戦」から、死滅回遊に参加する漫画家(志望)の青年「シャルル・ベルナール」について解説していきます。

 シャルルは羂索によって後天的に術式に目覚め、東京第2結界で秤と激突した泳者です。

 術式そのものは素晴らしかったものの、本人のスペックが追いついておらず、実力的にはそれほどでも無かったシャルル。

 しかし彼はバトル以上に漫画家らしい数々の迷言で読者を沸かせてくれました。

 本気ではそんなシャルルのプロフィールや術式、作中で披露された迷語録を中心に語ってまいります。

「呪術廻戦」シャルル・ベルナールのプロフィール

 シャルル・ベルナールは死滅回遊編で登場した泳者の一人で、羂索によって後天的に術式に目覚めた呪術師です。

 見た目は外国人らしく彫の深い顔立ちの青年。

 両親はフランス人ですが、シャルル自身は生まれも育ちも日本で非常に流暢に日本語を操ります。

 根っからの漫画好きで漫画家志望。

 会話のあちこちに(かなり古い)漫画のネタを挟んできます。

 性格はオタクというより勘違い系アーティスト。

 ナルシストかつ自信家ですが、漫画のクオリティは低く、作風も独自路線を突っ走り過ぎて読み手を置き去りにするタイプです。

 初登場のシーンでは自信満々に集英社に持ち込んだ漫画を編集者に(至極真っ当に)酷評され、逆切れして編集者の指を折っていました。

 当然ですが商業誌デビューはおろか受賞経験すらない新人未満。

 作中では死滅回遊により漫画業界が大ダメージを負い、現実に呪術というフィクションが降りてきてしまったことで漫画に対するモチベーションを失い絶望。

 東京第2結界を放浪していたところ、秤金次と遭遇し、彼に性根を叩き直されることになります。


「呪術廻戦」シャルル・ベルナールの強さ(術式)

 シャルルは相手の未来を視る術式の持ち主です。

術式:G戦杖(ジーせんじょう)
術式の本体は穂先がGペンの形状をした杖(槍?)。
ペン先に対象の血(インク)を貯めることで、対象の身体に漫画のコマが浮かび上がり、そこに対象の未来が描かれるようになる。
血(インク)の量に応じて見通せる未来が変わる。

 一突きした程度の血(インク)の量だと、約1秒先の未来を見通せます。

 非常に凄い能力ではあるのですが、相手の身体に浮かんだコマを直接見て未来を確認しなければならないという欠点もあります。

 シャルル自身のスペックが伴っていれば良かったのですが、覚醒型の泳者らしく能力に実力が追い付いておらず、作中では死角から攻撃され簡単に攻略されていました。

 ちなみに杖(槍?)は普通に武器としても使えます。

 秤からは「漫画家がペンで人を傷つけていいのか?」とツッコまれていましたが、シャルルは、

「大空翼も蹴りで神田の頭を砕いた!」

 と意に介していませんでした(頭に見えますが、実際に大空翼が砕いたのは肩だそうです。それでもどうかと思いますが)。

「呪術廻戦」シャルル・ベルナールVS秤金次

 東京第2結界で遭遇したシャルルと秤金次。

 特に戦うモチベーションを持っていなかったシャルルでしたが、ポイントを集めなければならない秤がシャルルを挑発して戦いが始まります(シャルルも戦う理由をくれと、それを望んでいました)。

「オマエの漫画なんざ」
「頼まれたって読まねぇよ」
「根暗が感染(うつ)る」

 戦いの序盤はシャルルが一方的に攻撃し、秤は余裕の表情で様子見。

 シャルルはG戦杖を発動させ、秤の未来を視て戦いを優位に進めようとします。

 しかし秤はG戦杖による未来視をあっさり攻略し、シャルルを圧倒。

 そのまま戦っていても余裕で勝てたでしょうが、シャルルのようなタイプは徹底的に折っておかないとまた他人を攻撃すると判断した秤は領域展開「坐殺博徒」を発動しました。

 秤の「坐殺博徒」はパチンコ(CR私鉄純愛列車)の演出を具象化し、大当たりを引ければボーナス(大当たり中の莫大な呪力)を得られるというもの。

 大当たりを引かれたら終わりとシャルルはその前に秤を倒そうと奮闘しますが、秤は豪運によりあっさり大当たりを引き当ててしまいました。

 

 大当たり引いた秤に敗北したシャルル。

 彼は秤に見逃され、デビュー前の新人風情が一丁前に悩むな、殺された気になって描きまくれとボコられ、立ち直っていました。

 その後、どうやら秤と行動を共にしていたようで、乙骨宿儺との決戦でコピーしたシャルルの術式を使用していました。


「呪術廻戦」シャルル・ベルナールの名言(迷言)

 それでは最後に、読者を沸かせたシャルルの迷語録を紹介させていただきます。

『宇宙飛行士になるのが夢でした』
『でも、どうやらそれは自分の』
『道ではないみたいなので』
『頭の中で宇宙に行こうと』
『思います』

「んだよ、それ?」(秤)

「私のお気に入り著者近影」
「星野桂氏の詩だ」

 「著者コメントは詩じゃねぇだろ」という秤のツッコミが全てを物語っていますね。

 そして戦いの最中、シャルルを徹底的に折るべきだと判断した秤は領域を展開。

 その効果により、シャルルの脳内に強制的に領域のルール、パチンコ「CR私鉄純愛列車」の情報が流れ込みます。

「私の脳にゴミのような」
「情報を流すんじゃなぁい!」

 突如始まったパチンコの解説に戸惑う読者の思いを代弁するかのようなキレッキレのツッコミ。

 ボケだけじゃなくツッコミもできるマルチプレイヤーだったんですね。

 「CR私鉄純愛列車」の大当たり確率は1/239。

 当たる前に倒してしまえばいいと猛攻をしかけるシャルルでしたが、激熱演出に焦り、冷静さを保てません。

『未来に集中できない!』

 向かいのホームにいる夢がこの終電に乗って帰らずに再び姿を表わせば、大当たり確定の激熱リーチ。

「帰れ!」
「帰ってくれ夢!」
「帰れ!」
「帰ってぇ!」

 パチンコのハズレを望んで興奮する人って中々レアですよね。

 終電が去った後、向かいのホームに夢の姿はなく、外れたかと思い油断したシャルル。

 しかし次の瞬間、復活演出(?)で夢がこちらのホームに現れ大当たり。

 確変を引いた秤にシャルルは撃破されました。

「呪術廻戦」シャルル・ベルナールの最後(その後)

 最終決戦後、無事生存していたシャルルは無事新人漫画家としてデビュー。

 秤に折られて自分の立ち位置を自覚した彼は幾分謙虚になり、かつて自分が指を折った編集者と組んで雑誌に載せる読み切りを手掛けていました。

【まとめ】「呪術廻戦」キャラクター考察wiki



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